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2017.04.12
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カテゴリ: デザスター映画
0739 TSUNAMI ツナミ

『0739 TSUNAMI ツナミ』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・監督・脚本 ユン・ジェギュン
            『マイ・ボス マイ・ヒーロー』
・CG・視覚効果 ハンス・ウーリック
             『スターウォーズ』シリーズ

【キャスト】
・マンシク……ソル・ギョング(東地宏樹)
・ヨニ…………ハ・ジウォン(若原美紀)
・キム…………パク・ジュンフン(てらそままさき)
・ユジン………オム・ジョンファ(岡村明美)

・ヒミ…………カン・イェウォン(木下紗華)
・ドンチュン…キム・イングォン(小森創介)

『0739 TSUNAMI ツナミ』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】
・型  番  PDG 120448
・製作年度  2009年
・製 作 国  韓国
・原  題  海雲台
・そ の 他  片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用
・発 売 元  パラマウント ジャパン株式会社
       CJ Entertainment Japan

・収  録  本編 107分
・サ イ ズ  16: 9 LB スコープサイズ
・音  声  1.オリジナル (韓国語) 5.1chサラウンド
       2.日本語吹替 5.1chサラウンド
・字  幕  1.日本語字幕

・字幕翻訳  根本理恵
・吹替翻訳  久保直子
・吹替演出  小山 悟
・吹替監修  大森一樹
       川北紘一
・日本初公開 2010. 9.25.
・映像特典  未公開シーン(本編の流れに沿った視聴も可能)

【ジャケット】
・オモテ面:高さ100m、時速800km
      アジア最大の“メガ津波”が
      すべてをのみつくす!!
・ウラ面 :空前絶後のメガ津波が人類に襲いかかる、
      驚愕のデザスター・パニック超大作!

巨大な津波が、車が連なる橋を覆うように迫って来る。逃げる主人公の2人。
オーソドックスなレイアウトだ。ハ・ジウォンの動きが、いい感じだ。臨場感がある。ただ、どこか間が抜けており、それを隠すように大袈裟なコピーが被さっている。(当時使われたポスターよりも、少し画像が左に傾けているのは、迫力を出すためだろうが、失敗だな)
ウラ面も同様で、ビーチに迫る画像がスペースの半分を占めているが、迫力はイマイチ。本編からの取り込み画像ではないので、適当な画像を探して来て合成したのだろう。やっぱり、失敗だなぁ。(溜息)

『0739 TSUNAMI ツナミ』ディスク
※ディスク

【感  想】
「過剰な設定+過剰な演技+ありきたりな映像=説得力皆無」

震災以来、この手の作品は意識的に避けて来た。数年経った今も抵抗感がある。
様々な理由で避難所生活を送っている方々が現在もいらっしゃるし、処理できない瓦礫の山が朝日にきらめいているのを見ると、胸が締めつけられる思いがする。復興の進捗を数値化するのは難しいが、まだまだ時間がかかりそうなことは容易に察しがつく。
――と言うことは、まだまだ私たちに出来ることがある、ということだろう。特別復興税が25年も続くのだから推して知るべし。頑張らないと……。

本作品は、韓国製のデザスター映画。巨大な津波がリゾート地を襲う様子がクライマックスになっている。
従って、前段は登場人物の人間模様が描かれる。いわゆる“グランドホテル”形式だが、これが長い。(汗) 事態の悪化とともに人間関係が収斂して行くなら良いのだが、おおよそ締まりがない。
ひとつ一つのエピソードは面白い。けれど、全体の一部としてみると統一感に欠ける。何だか違う作品のキャラクタを登場させたような感じだ。

『大空港』にしろ『タワーリング・インフェルノ』にしろ、様々な立場や環境の登場人物がエピソードを綴り、それらを丹念に織って一枚の作品に仕上げている。そこには並々ならぬスキルとセンスが必要だ。残念なことに本作品には、それがない。

主人公は、食堂を営む若いヨニと、それを支えるマンシク。2人は幼馴染みだが、マンシクは、漁船の事故で彼女の父親を見殺しにしてしまった(?)ことを悔いている。そんなひけめから何かと援助するが、自分の思いを告げられずにいる。
後は……、判らない。(笑) 他に親子や恋人が登場するが、どうも人間関係がハッキリしない。誰と誰が兄弟で、誰が誰の叔父さんなんだ? 友人を妬む男が何で生き残るんだ? ――おかげでフラストレーションばかりがたまった。これなら字幕をオフにして観た方がマシだったかも知れない。

韓国映画は、無駄に挑戦的な表現をするが、本作品もまたそうだった。数百メートルの津波が海岸沿いの街を襲う。そのため、ツッコミどころ満載の作品になってしまった。
電柱にしがみついて津波をやり過ごすとか、エレベーターが何故か水没するとか……。
危機を演出するためにムリヤリ状況を作り出したようで、説得力は皆無。感動を誘いたかったのだろうが、誠実さとか真面目さを欠いてはダメでしょ。

『マキシマム・ボルケーノ』を観て、津波が、地震や火山活動によって引き起こされる事実を改めて思い知らされた。何かしら原因があるのだ。それを明確に描くことが、エンターテイメントとしてのリアリティだ。本作品は、その部分がゴッソリ抜け落ちており、突然現れた巨大な隕石が地球と衝突するくらい幼稚だった。

ヨニ役を演じたのは、ハ・ジウォン。『友引忌』や『ボイス』を思い出すが、出演する作品で大きく印象が異なる。『第7鉱区』とも違っていた。面白い女優さんだが、演技過剰がタマにキズ。
本作品に韓国映画の傾向が顕著に現れているなら、彼女は韓国映画の女優さんの基本モデルかも知れない。

総じて、幼稚な出来映えの作品だった。オススメ致しません!





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Last updated  2017.04.12 08:04:27
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