ヘルパー奮闘日誌

ヘルパー奮闘日誌

2007年06月02日
XML
カテゴリ: 私はヘルパーさん


 もう一人のヘルパーには、毎回購入してもらっていたようだ。

 私というヘルパーに慣れてきたからなのか、「コロッケ」 「から揚げ」 「トンカツ」と口にするようになってきたのだ。

 たまには食べたくなるんだろうな~、と思い、美味しそうな野菜コロッケを探すのだが、野菜なんかではなく、もっと、どっしりと、肉たっぷりコロッケ?がご所望のよう。



















 と、お太りになっていった。


 半年も経つと、あっという間に10キロ近く体重が増加していたらしい。 

 独りで家事をこなしていた時は、それなりに動いていたのだろう。
 スーパーまでだって、歩けば結構な運動量になる。
 坂道だらけだし。

 洗濯に掃除に、全てを独りでやっていたのが、急に何もしなくなったのだ。
 上げ膳据え膳の毎日が続き、動かない ( 何と言っても、本人が自分自身は身体が弱い人間だと思いこんで動かないのだ )
 楽しみといったら、食べる事くらいしか無くなってしまったのだろう。


 そしてヘルパーが調理のため台所に居る間に、ちょこちょこと菓子類をつまみ、テレビを見ながらゴロゴロと寝っころがっている。
 ( 調理の味付けとかで確認しようと覗きに行くと、口が動いているか、横になっていたから )

 それだけ体重が増えれば、医師も驚く。 

 私はしょっちゅう顔を合わせていたから、「あれあれ、ちょっと太ったかな?」 だったのだが、一ヶ月に一度しか顔を合わさない医師にしたら、そりゃびっくりしたであろう。

 診察の度に顔が大きくなり、お腹周りが大きくなっているのだから。

            ↑

 とっても失礼な書き方なんだけど、本当にそんな感じだったんです。





 そして、そうなってくると、今度は医師が日常生活と食生活について尋ねてくる。 
 んでもって、私達のせいにされてしまうのだ。


 以前にもどこかで書いたと思うが、利用者さんが「これが食べたい!」と言えば、それを買う、または調理するしかない。


 おばあちゃまは、医師にかなりきつく言われたようだ。


 「あと10キロ痩せなさいって。38キロだと思っていたんだけどね~」 


 ・・・・・・え?
 今、いったい、何キロなんだろうか・・・・?





 50キロ越していたらしい。私は小柄だが、その私よりも、もっともっと小柄なおばあちゃま。

 ウエストのホックが届かなくなり、パンツのゴムを引っ掛けて止めていた。
 全ての服が着れなくなっていた。


 医師の注意もあってからか、揚げ物は週に一回。おかずの量も減らす事になった。

 ある程度の年齢になると、体重を減らすのは大変だと思う。
 なかなか脂肪は取れてくれない。

 健康なのに動かない。
 動けば少しは違うのになあ・・・・・。

 そして散歩をプランに加える事になった。 

 30分程、町内をぐるぐる歩く。坂道だらけなので、これはきつい。

 散歩しながら話をすればいいのだから、おばあちゃまは最初は張り切っていたのだが、だんだん嫌になってきたのだろう。

 「今日はふらつくから」 

 「今日は朝から頭が痛いから」

 「天気が怪しいから」


 色んな理由をつけては、ついには玄関から出る事をしなくなった。


 相変わらずゴロゴロとしている。 











 不思議だったのは・・・・・・買い物リストに菓子類が入っていた事は一度も無かった。
 他のヘルパーさんも、買ったことは無いと言っていた。
 それなのに、いつもいつも、どこかしらから菓子類を引っ張り出し、口にしていたのだ。
 ゴミを見ても食べている事は分かった。
 娘さんがたまに買ってくる事はあると思うのだが、そんなに頻繁に来ない。
 一月に一度くらいだ。

 はたして、その菓子は・・・・誰が買って来ていたのだろうか??









 おばあちゃまのような気がしないでもない。











 そして、今度はまた、何だか違う事を口にするようになった。










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年06月11日 22時12分27秒
[私はヘルパーさん] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: