ブックアドバイザー木村綾子の日々の徒然

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2022年08月14日
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さてさて、上醍醐の清瀧宮の出会いから、ここに関係のあると思われる清瀧宮に出会い、お参りさせて頂きましたお社もいよいよ結びとなりました。
それが奥宮神社。

車はお隣?にある岩間寺に駐車しました。
岩間寺の本殿だけ先にお参りをして、職員の方に道を尋ねたとこ、本殿向かって左側の道を真っすぐ……と教えて頂き、その通りに歩くと……。



げげっ、いきなり山道!
お隣さんなら参道も整備されているんとちゃうん???と思いながら山道を歩くのでした。
軽く登山。
こんなことになるのだったら、それ用の靴をはいてくるんだったと、それだけが後悔。
しかし、道の半分くらいのところに差し掛かった時、斜め右上からがさごそとした音が……。

子鹿でしたーー。
厳島や奈良公園以外で野生の子鹿を目にするのは初めましてでした。
そのくらいの山道です……ということだけを強調しておきます。

が、山道を10分ほどで抜けると奥宮神社の敷地内でした。



鳥居をくぐると展望台があり、琵琶湖まで見えます。



狛犬さん、マスクをしています。
妙にまっちしていました。

岩間寺の隣にあるもにも関わらず、他に参拝者はいませんでした。
芳名帳が本殿内にあったのですが、私で本日2人のようでした。

こちらは約約50年前に創建された比較的浅い神社です。

そして鳥居をくぐった時、後ろから車があがってくる音が!
車が止まったところで、御朱印を頂得けるか作業着を着た人に尋ねたところ、「OK」というお返事。
しかも、このお方が宮司さんでした。
参道が草ぼうぼうなので、刈っていたとのこと。
ネット情報だと事前に電話しないと宮司さんは常駐していないので、もらえないことの方が多いということだったので、実は前日に電話をしたのです。

御朱印は無理だろうと思っていたのですが、このタイミング!
いやーーー、持ってる!

西&東の御朱印も頂くことができました。

宮司さんのお話によると、奥宮神社が創建された50年前は車が全く通すことができない道だったため、初代宮司さんが私財を投げ打って、車が通れるようにしたとか。

西&東笠取のことも伺ったところ、この両お社は江戸時代に本殿は作られたものだが、もともと室町時代位から信仰があった場所ということでした。
汗だくだくでお忙しそうでしたので、これ以上の質問ができませんでしたが、どなたか、このお社に行かれた時、この続きのような質問を宮司さんに投げかけてください。

そうそう、お隣の岩間寺は滋賀県のお寺。そしてそこから徒歩10分の奥宮神社は京都府のお寺。
ということで、県境はどこかということを尋ねましたところ、

このこの道の真ん中―と教えてくれました。
その道とは



この道路のこと。
中心線を引いて右側が京都府、左側が滋賀県なのだそうです。

それにしても宮司さんにはもっといろいろと3社及び上醍醐とのつながりをお伺いしたかったなかー。
ちょっとそれだけが心残り。

しかし、御朱印が頂け、もう有頂天!
岩間寺に戻る山道の足取りが軽かったこと。

岩間寺の職員の肩にも「無事にたどり着くことができたか?」と言われ、御朱印まで頂けたことを報告することとなりました(笑)。

さて、明日は岩間寺とそれ以上に次いで詣でになってしまった石山寺のことを報告しようと思います。


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最終更新日  2022年08月14日 07時00分10秒
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Re:寺社巡り/『奥宮神社など』。(08/14)  
奥宮神社神主こと、久野です さん
3社巡りありがとうございました☺️何となく、検索をかけたらこのブログに辿り着きましたので、コメントさせていただきますね。ご参拝ありがとうございました。東西の清瀧宮を陰陽で表現されていましたね☺️その通りです。上醍醐領地の修行場だったため、上醍醐から岩間寺、石山寺を繋ぐ、修験道となっていたため、神仏習合の遥拝所の役目を持っていました。京都側の西笠取を、京都のお武家さんたちが住み、滋賀側の東笠取は近江の国(滋賀県)から入って来たとされています。
奥宮神社は、東笠取の清瀧宮の奥の宮として、創建されました。昔は、東笠取清瀧宮の神輿を、奥宮神社がある地へあげて、母国の近江の国を守ってほしいと願いを込め、年に1回山頂での祭儀があったそうです。ですが、修験道の道のみで苦しい道のりだったそうです。戦時中から神輿をあげる事ができなくなり、戦時中戦後と神輿巡行はだんだんと、距離を縮め山に上がることはなくなりました。
現在では時代とともに風化し神輿さえ無くなっています。
そこで、約60年前に奥宮神社の開祖になる久野初太郎の元に、龍神様が表れ、「清滝の大神様を塔の峰山頂に移し、祭儀をおこなうように」そして「京の都、近江の国を守護すべし」と伝えた事により、久野初太郎は、私財を投げ売って山頂を開拓し、奥の宮とした訳です。冒頭にも書きましたが、もともと上醍醐領地の山行を、おこなう場として、奥宮神社のある山は、旧霊山として信仰を集め、多くの修行僧や、山伏の方々が修行をされていた事になります。その道が滋賀県側の第1鳥居から山頂第2鳥居までの激坂とされています。現在では「試練の坂道」と云われています。そして、平安時代まで奥宮神社本殿がある山頂に、琵琶湖を横断する人々を監視する監視塔があり、狼煙をあげて、上醍醐寺→伏見→京都中心部へ伝えたとされています。そこから、山の名を塔の峰と言われるようになりました。
奥宮神社は、創建じたいは浅いですが、歴史的生地に建てられた御社になります。
また、写真に写っていますが、奥宮神社の御本殿外側に御鎮座されている龍の像が、奥宮神社の始まりになる龍神様として、お祀りしています。
大神様をご案内し、今ではご参拝いただいた方々を、案内し今後を導く龍として、「導きの龍」と名前がつきました。導きの龍は、伊勢神宮を仰ぎ天照大御神様を見ています。年末年始の時期だけ日の出が龍の目線よりあがって来て、龍を照らし龍と太陽が一致する時、龍が内側から輝きを放ちます。天候と自転の位置関係から生まれる奇跡の金色の龍が数分間だけ現れます。その姿は、本当に素晴らしく神々しいですよ。ただし、その金色の龍を見るためには、真っ暗の夜道を進まないとならない過酷な試練を乗り越えた者しか見れませんが、その龍を見るため、毎年年始に参拝者の方々も御来光のタイミングでご参拝下さいます。
3社巡拝することで、意味のある参拝になるわけですね。
なので、上醍醐寺から順番に参拝された推測は大正解です☺️⛩️ (2024年01月09日 22時30分32秒)

Re[1]:寺社巡り/『奥宮神社など』。(08/14)  
幻の民  さん
奥宮神社神主こと、久野ですさんへ

今頃メッセージに気が付きました。
遅くなって申し訳ありません。
こんなに丁寧に奥宮神社及びそれにまつわる修験の話を記して頂きありがとうございます。
奥宮神社をはじめ、両清瀧宮、上醍醐をこの時に参拝した時点では修験のことなど全く関心も持っておらず、ただ「気になる」というだけでお参りさせてもらったのですが、この年の年末に「役行者」というワードに引っ掛かり、そこからがっつり「役行者」を中心とする修験の世界にはまってしまい、現在に至っております。
久野様からのメッセージを逆に早くに受け取っていたら、おそらく内容がちんぷんかんぷんだったかも知れないのですが、このタイミングで頂けたこととても驚いています。
そして、ありがとうございます。

この年末以降、寒いので遠出はせずに何度か上醍醐を登拝し、解禁となった奥之院にも参拝させてもらっています。
今気になっているのが、奥之院及び行場の上方向にある「本宮の峰」。
名前からして何か意味合いがあるのではないか、磐座がそこに鎮座しているのではないかと思い、一度本宮の峰の登拝にチャレンジしたのですが、途中で道が途絶えてしまい断念しています。
現在、ここへの道を再調査中で、もう一度再登拝しようとしているところです。

上醍醐から奥宮神社へ至る歴史とその参詣道。もう一度ゆっくりとお参りさせて頂きます。

本当にメッセージありがとうございました! (2024年01月18日 20時39分13秒)

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奥宮神社神主こと、久野です@ Re:寺社巡り/『奥宮神社など』。(08/14) 3社巡りありがとうございました☺️何となく…

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