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第80回フィギュアスケート全日本選手権その3

・浅田選手、村上選手、鈴木(明)選手のSPを比較してみました。浅田選手TES 33.80PCS 31.60村上選手TES 35.92PCS　29.64鈴木選手TES 28.56PCS 31.04TESだけだと、村上選手がTopの35.923T+3Tが良く、基礎点8.20+GOE1.54=9.743回転+3回転は、質の良いジャンプを2本降りるため、成功すると自ずと、流れ、高さや回転の速さが好評価されます。また、見栄えも美しく、力強いジャンプになります。3Fも単発で5.30+0.98=6.28得点源になっています。鈴木選手も3T+3T狙いでしたが、うまくいかず、7点くらいふいにしています。決まっていると、Totalで65点を超えてくる構成でした。また、LzはEdgeErrorを取られますが、5点は根性で積み上げする勢いです。全体的な曲との調和もよく、最後のレイバックスピンはスピードもあり、観客を沸かせる良いプログラムだと思います。浅田選手は、3回転は2本にし、コンビネーションと2Aで組み立てるプログラムです。3+3が無い分、プログラムやElementsの完成度で勝負する構成です。SlSt3はGOEの高い評価を受けています。いつからステップシーケンスに入っているかわからない繋ぎの美しいステップです。2A⇒3Aにすると、基礎点だけで、3.30⇒8.50になり一気に3+3の大技分を補いに行けます。