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少し前になってしまうが、浅草橋のビストロ「ラ・シブレット」をはじめて訪問。シェフは四谷の名店「北島亭」出身とのこと。店内はカウンターとテーブル1席で、狭い店ではあるが圧迫感はそれほどない。客層は地元の常連客中心といった感じで、この日もほぼ満席状態でした。黒板に書かれたメニューは美味しそうなものがたくさん。前菜は800~1500円くらい。メインが2000円台といった感じ。注文したのは、白レバーのソテーサラダ仕立て、新子のマリネ、焼ハマグリ、ニュージーランド産の牛肉厚切りステーキ、子羊のローストなど。岩牡蠣がランチで品切れとなっていたのは残念だったが、替わりに注文した巨大な焼ハマグリもなかなかでした。白レバーのソテーのサラダ仕立ては、本当に鳥のレバーかと目を疑うようなサイズのものがたっぷりと出てくる。火の通し方も絶妙でこれはかなり旨い。新子のマリネは、期待はずれ。コハダサイズのものが出てくるし味もいまいち、鮨屋の新子をイメージしていると肩透かしをくうこと間違いなし。メインは超ビッグサイズだ。牛は少し堅いのが気になったが、まあ許容の範囲内。骨付きの塊で焼かれた羊は火の通し方も素晴らしく非常に満足できるレベル。こんな感じで、料理は新子を除いて満足できる内容だったのだが、ワインリストはかなり貧弱だ。この価格帯のビストロなら3000円~5000円くらいの安旨ワインを数種類そろえて欲しいものだが、頼んだカベルネのワインはかなり期待はずれ。他にたいした選択肢もなさそうなので、帰り際に持ち込みできるかどうか確認したことろ、不可とのこと。このリストで持ち込み不可と言われると、ワインを楽しみながら食事したい客にとっては、この店の魅力は半減だ。リストを充実させるか、持ち込み可にならない限り夜の再訪なないだろう。でも、1000円のランチは充実しているようなので、行く価値ありそう。夜は持ち込みもできる浅草の「オマージュ」や蔵前の「モンペリエ」あたりへ行ったほうが、美味しいワインにもありつけるので満足度は高い。
2006/09/22
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新橋の焼き鳥「鳥敬」を訪問。実はこちらに来るのは2回目なのだが、そもそも1回目は何の知識もなくまったくの飛び込み。会社からの帰りとんかつの燕楽でヒレカツでも食べようかと寄ってみると珍しく満席。あきらめて燕楽の前の道を新橋駅方向に向かって歩いていると何度か通りがかって気になっていた焼き鳥屋の前へ。中を覗いてみると客はカウンターに一組しかいない。ちょっと心配ではあったが、店構えからして大失敗はないだろうと思い突入。焼き鳥は10本(3000円弱)、6本のコースにお好みで追加するスタイル。これらに食事のついたコースもある。10本コース(食事なし)をオーダー。最初のささみを食べた時点で、先程の心配は完全に消えうせた。焼き加減、塩気減もちょうど良いし、何よりもその都度すり下ろした本山葵をのせている姿勢が気に入った。その他、手羽先、ねぎ巻き、もも肉なども非常においしい。店主は無口で黙々と仕事をこなす職人タイプ。それでも去年の5月くらいに西新橋の店から独立したらしいことは聞き出せた。2回目の訪問時に常連さんらしき方との会話を聞いているとどうも西新橋の「鳥助」から独立したようだ。調べてみるとスタイルも似ているので間違いないだろう。ただ、鳥助は人気店らしいが、こちらは場所が少し奥まっているせいか、夜の客足はこころもとない(ランチはこんでるようですが)。ふらっと入れて嬉しいんだけど、つぶれては困るので、もう少しはやってくれるといいのですが。なんだか応援したくなるお店でした。
2006/03/30
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最近のお気に入り「もつ焼きわかば」を訪問。お金をかけずに旨いものを食べ、お酒も楽しみたいときに頭に浮かぶのはここか「わくい亭」。実はこの2店はすぐ近くにある。三目通りと春日通りの交差点を上野方向に少し行けばわくい亭、千葉方向に行き最初の角を左折すると「わかば」がある。この2軒をはしごする健啖家もいるらしいが、まあ関取並みの食欲がないと無理でしょう。わかばの売りはその名のとおりもつ焼き。特にシロとカシラのニンニクダレは絶品である。ほんとやばいです。このたれ旨すぎ。モツ煮込みや刺身系(レバ、ハツ、ガツ)も相当旨い。酒も焼酎では富乃宝山や佐藤の黒などが格安でおいてある。チューハイ系ももちろん格安で330円。わくい亭同様下町の良心みたいな店です。
2006/03/25
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銀座のイタリアン「メッツァノッテ・イルピノーロ」をはじめて訪問。場所は4丁目の交差点の日産から勝鬨橋方向に100メートルくらい進んだビルの地下。隣はかの有名なSONOKOビル。デザインはジョエル・ロブションを手がけたかの森田恭通氏とのことで、なるほどそれっぽい感じになってはいるものの、HPで見るより安っぽい感じは否めない。お料理はワインバー的な利用も多いせいか、全般的にしっかりとした味付け。パスタではホタルイカの赤ワインソースが濃厚なお味で、頼んだオーストラリアのフルボディの赤ワインとの相性もぴったり。茹で加減も調度いい感じでなかなか旨い。その他の料理も、特に前菜は酒のつまみっぽいものが多いが、そこそこおいしい。深夜3時までやっていることや、4000~7000円で気の利いたワイン(イタリア、オーストラリア、チリなど)がそろっていることから、使い勝手は良さそうだが、是非とも再訪したいとまでいかないのも確か。
2006/03/23
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池尻にあった和食店「ひで」が西麻布に移転し一昨年オープン。今回が初めての訪問。いわゆる純粋な和食ではないものの、かなり旨い。鳥刺し、馬刺し、金目鯛の刺身、焼き魚など5000円のコースということ抜きにしてもなかなかいける。特筆すべきは最後の豚しゃぶ。黒豚とやんばる島豚の2種類が出されたが、やんばる島豚が特に絶品。肉自体の旨味がしっかりと感じられる。〆は雑炊かラーメンということで、ラーメンを選択したが、これもおいしい。焼酎の品揃えもよく、ワインは種類こそ少ないものの、手ごろで質の高いものが厳選されている。看板もない分かりにくい場所にもかかわらず満席でしたが、これだけのコストパフォーマンスなら当然かも。料理の単品や焼酎には値段が書いていないので、これは改善したほうがいいとは思いますが、ワインの値段から考えると、支払い時にびっくりするようなことはないだろうと思います。
2006/02/15
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銀座のカジュアルイタリアン「ドナステラ・クッチーナ・オオサコ」を初めて訪問。初めてといっても大迫シェフの料理は西麻布にあったリストランテDa quiで何度かいただいている。Da quiのときは数年前の「東京最高のレストラン」で味がないとさんざんにかかれていたけど、今回のお店はかなりしっかり目の味付けです。カジュアルになった分思い切って塩が振れるのか、牡蠣のパスタの塩の使い方なんて、西麻布時代を知っているだけに驚きでした。前菜の白トリュフ風味のチーズをソースに使った鳥のせせりと茸のソテーは、白トリュフの香り濃厚なチーズのソースで眩暈がしそうな素晴らしい一品。メインの鹿は、肉質・塩の振り方ともいまいち。やはりイタリアンのメイン今回も不発。隣のテーブルの豚のソテーはおいしそうだったから、そっちにすればよかったかも。でも前菜・パスタは本当においしくてとても満足しました。ワインは好みを聞かれ用意された2本くらいの中から選ばせるスタイルでしたが、個人的にこのスタイルはどうも好きになれません。西麻布のヴィーノ・デッラ・パーチェなどもこのスタイルですが、ある程度ワインの知識がある場合、選ぶ楽しみが随分と少なくなってしまう。店側にとっては、在庫に偏りができなくて効率がいいのかもしれないが、何故かイタリアンに多いこのスタイル(フレンチはビストロでもリストがあるケースがほとんどなのに)私には少しストレスがたまります。しかもこのスタイルの店は値段が明示されないのも、どうも気分が悪い(もちろん聞けば教えてくれますが連れの前でなかなか聞きにくいケースもありますから)。せっかくいい店なので、簡単なリストでもいいから作ってくれることを期待します。
2005/12/23
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和牛料理さんだ赤坂店を初めて訪問。料理は6500円のお任せコースのみ。和牛料理といっても出てくるのは、ほとんどすべて臓物系で、ロースだのカルビだのは一切ありません。この日いただいいたものを思い出せる範囲で書くと、アキレス腱のポン酢和え、タンの団子、大動脈、子宮、男性自身、女性自身、ハツ、ミノ、膵臓、ハラミ刺し、レバ刺し、ほほ肉の煮込み、タンしゃぶなど。焼肉と違い少しずつ色んな部位を色んな調理法でいただけるので、食べていて飽きがこないし、胃ももたれない。値段もリーゾナブルだし、接客もいいし、大満足の夜でした。
2005/12/15
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西麻布の日赤病院下を少し奥に入ったところにある和楽惣を初めて訪問。人数が多かったこともあり個室を利用した。店主は「茶寮つくし」や「たらふくまんま」にいたらしい。隠れ家風和食はたいてい失敗するのだが、こちらは結構おいしい。もちろん高級食材や洗練された味ではないものの、値段を考えると不満はない。夜遅くまで営業しているようなので、使い勝手もいいと思います。個室は8人まで入れるようなので、忘年会などには使えるでしょう。
2005/11/15
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JR鶯谷駅近くにある焼肉屋。某サイトで絶賛されていたので訪問してみたが、ちょっと期待はずれでした。特上ランプ、特上ロース、ハラミ(1組に1皿限定)、特上ロース刺し、レバ刺し、肉スープなどを頂きましたが、普通においしいレベルがランプとロースで、ハラミは限定という割には豊洲の大喜などにはるかに及ばないし、レバ刺しにいたってはその量の少なさも含めて唖然、亀戸ホルモンや業平のまるいのレバ刺しとは比べ物にもなりません。そして懐にやさしいはずの会計も決して大食いではない2人で12000円くらい。1人4000円くらいで済んでいる人はどんな頼み方してるんでしょう?家から徒歩圏内にあればたまに行くかもしれませんが、恐らく再訪はないでしょう。我が家の徒歩圏内にある亀戸ホルモンの方がバリューがあるし、わざわざ行くなら豊洲の大喜や正泰苑(町屋、芝大門、銀座)のほうが満足度は高いように思います。
2005/06/17
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大江戸線の蔵前駅そばにあるビストロ。まさにパリのビストロそのものって感じの雰囲気。料理も本場サイズで、前菜2品、メイン1品の3800円のコースを選択しましたが、普通の人は前菜1品、メイン1品の2800円のコースで十分でしょう。私も最後のほうはかなりきつかったです。お味の方は、ビストロらしくしっかりとした味付けで非常に満足できましたが、牛ほほ肉の赤ワイン煮のソースがやや甘かったのと、デザートのモンブランが?だったのが少し残念でした。ワインは無農薬・有機栽培にこだわっているようであまり知っている生産者のものはありませんでしたが、価格帯も3000円から5000円くらいの南仏系が豊富にあります。コストパフォーマンスに優れた良心的なお店だと思います。
2004/11/19
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人形町の和食。ふぐと旬の料理が味わえるが、私はもっぱら旬の料理を目的に利用している。(ふぐは十番の小やなぎと決めているので。)この日は、単品で注文。刺身の盛り合わせ(平目、ミル貝、車えび)、甘鯛の塩焼き、生牡蠣(的矢)、香箱蟹、牡蠣の炊き込み御飯などいただく。8000円~15000円でお任せコースもあるが、量がかなり多いので、最近は単品で注文することが多い。味は京料理とは違いやや濃い目の味付けの江戸料理だが、素材は吟味されていて満足度は高い。決してサービスが悪いわけではないのに、サービス料を取らない姿勢も高く評価したい。この界隈で和食というときには是非お薦めしたい一軒です。
2004/11/15
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都営線小川町からすぐの、有名な蕎麦屋神田まつやの2件隣にあるイタリアン。トラットリアと名乗っているように、かなりカジュアルな店である。値段が手ごろでなかなかおいしいので、時々ワインを持ち込んで利用させてもらっている。料理はなんといってもアクアパッツァが旨い。実際に何種類かの魚を見せて選ばせてくれる。昔はこればかり頼んでいたが、さすがに飽きてしまい最近は注文していない。パスタも結構おいしいがややあたり外れがあるかも。この日は、パンチェッタのトマトソースと鮭のクリームソースをいただいたが、特に印象には残らなかった。次回に期待。初めていかれる方は是非アクアパッツァを試してください。これは安定しておいしいと思います。
2004/11/13
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今まで飲んでおいしかったデイリーワインを紹介します。イル・ラ・フォルジュ(ラングドック)1000円くらいですが、かなり満足できます。赤はメルロー、カベルネ、シラーどれもオススメ。白もヴィオニエはなかなかいけます。シャトー・ペスキエ(ローヌ)これも1000円くらい。パーカーが90点以上をつける年もあります。品種はグルナッシュとシラー。バランスが非常にいいです。コート・デュ・ローヌ/E・ギガル(ローヌ)1200円くらい。これはかなりメジャーですが、安定しておいしいですね。ギガルのワインは安いものから高いものまでどれを飲んでも満足できます。(コート・ロティのムーリンヌ97とトゥルク96、97は衝撃でした。)アッシジ・ロッソ/スポルトレッティ(イタリア)1600円くらい。品種はメルロー・サンジョベーゼ。少しデイリーには高いかもしれませんが、価格以上の満足感が得られると思います。上級キュベのヴィラ・フィデリアも最高です。(5000円位)2000円台のワインは、また別の機会に紹介します。
2004/11/08
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ルーマニア大使館近くのワインバー。以前日記で書いた白金のモレスク同様こちらも看板がない。ただ、完全取材拒否というわけでもなさそうでBRIOのワイン特集のときには紹介されてました。モレスクより高めの値段設定だが、料理はこちらのほうがおいしいと思う。メインの肉料理などメニューに値段が書いてないものがあり不安にさせられるが、6000円、8000円などの値段の決まったコースもあるようです。注文したのは、生ハム(衝撃の旨さ)、フォアグラのソテー(絶品)、ゴルゴンゾーラのペンネ、蝦夷鹿のロースト。こちらの凄さはなんといってもワインの安さ。60年代、70年代、80年代の最高の保存状態のワインが酒屋価格以下で飲むことができます。ちなみにラトゥールの81年が24500円でした。夜遅くまでやっているので、2次会で生ハムなどをつまみながら、オールド・ヴィンテージを楽しむなんて使い方もいいのではないかと思います。
2004/11/02
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銀座の和食。ご主人は青柳の出身だそうです。青柳は依然伺ったときの印象があまりよくなかったので、実は少し心配だったのですが、こちらは非常に素晴らしいお店でした。遅い時間だったこともあり単品で注文しましたが、菊菜といくらのお浸し、お造りの鮪、鯛、マツタケのカマス巻き、鮑のから揚げなどどれも非常に満足できるものでした。お酒も日本酒、焼酎、ワインとバランスよく置いてあり、ご主人の銘柄選びのセンスが感じられるものでした。たまたま、常連さんのためにあけた「黒龍 二左衛門」を味見させてもらえたのは非常にラッキーでした。うち山、あさみなど銀座の和食もいろいろ試しましたが、値段は少し高いですが、こちらが頭一つ抜けてると思います。ランチをやらず、かわりに深夜まで営業しているところも個人的には○です。
2004/10/18
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白金の隠れ家的ワインバー。看板もなく、マスコミ取材拒否のため雑誌で見かけることもない。料理はフランス料理中心だが、パスタなども日によってはメニューにのるようです。前菜2品にメインに山鳩をいただいたが、すべて満足できるもの。ワインは料理に合わせてグラスでいただいた。値段も理解の範囲内だし、夜遅くまでやっているし使い勝手はよさそう。業界人が多いと聞いてましたが、この日はそれらしき人もおらず、店の雰囲気も悪くなかったです。料理のメニューが豊富で食べたいのに頼めなかったものもたくさんあるので、ぜひ再訪してみたい。
2004/10/07
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銀座の高級家庭料理屋。細い路地の奥のわかりにくい場所にあるが満席でした。お造りから順番に壁に貼られたメニューを見ながら注文していくシステムで、高級食材からかぼちゃの煮物などごく普通の家庭料理まで選択肢はそれなりに広い。料理はどれもそこそこおいしいが、お値段が結構することを考えると通う気にはなれない。いくら銀座とはいえ、飲んで食べて一人1万円にはおさまってほしいところです。ちなみにヤンキースの松井選手がこちらの常連のようで、この日も店内地区シリーズの話題で持ちきりでした。
2004/10/06
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1年ぶり位の訪問。相変わらずメニューの数は少ないものの、はやりすたりとは無縁のシンプルなお皿の数々は健在でした。赤ピーマンのムース、セップ茸のソテー、フォアグラのキャベツ包み、のどくろの赤ワインソース、フランス産野生の小鴨のロースト。すべて素晴らしい。小手先ばかり料理、雰囲気重視のレストランが蔓延しているなか、こちらのようなレストランは非常に貴重な存在ではないでしょうか。こちらのシェフが書かれた「調理場という戦場」という本も一読の価値ありです。
2004/09/21
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神田須田町にあるとんかつ屋。最寄り駅は小川町か淡路町。いつものように特ロース定食を注文。これがめちゃくちゃ旨いので、ここでは他のものを頼んだことがない。他の客を見ていると大かつ丼も人気のよう。こちらのロースはなんと行っても脂身の旨さ、これに尽きる。値段は2100円と安くはないが、ヒレよりロースが好きという方には機会があればぜひ食べてもらいたいです。
2004/09/13
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総武線の平井にあるフレンチ。2度目の登場だが、今回はランチについて。こちらのランチは非常にコストパフォーマンスが高い。メインの肉か魚の別くらいしか選べないものの、夜のコースと同じ質とボリュームでアミューズ+前菜+メイン+デザート+コーヒーで2500円。ただし、選択肢が少ないので好き嫌いの多い人は厳しいかもしれない(さすがに変更すると追加料金がかかる)のでご注意を。
2004/09/12
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久しぶりに神泉小笹へ伺う。台風の影響が心配されたが、杞憂でした。普段どおりの極上のネタがそろっており、こちらの仕入れの底力を痛感。つまみでいただいたのは、軽く炙った車海老、しめ鯖、蒸しあがったばかりの巨大な鮑の酒蒸し、いくらの小丼など。鯖は身が美しいピンク色をしており、上品な脂が素晴らしい。もう少し脂が強くなれば、定番の棒寿司にするとのこと。鮑は禁漁中のはずが、とんでもない巨大なものがなぜかある。蒸しあがりに煮汁をかけていただいたのは今回がはじめてだが、これがまたとんでもなく旨い。握りは、こはだが素晴らしかった。愛知産の新子が程よく大きくなり、一枚でちょうど一貫握れる程度の大きさに。個人的にはこの大きさが一番旨いと思う。こちらのこはだのしめ方は非常にやわらかいので、しっかりしめたのがお好みの方には物足りないかも知れない。ちなみに私の一番好きなしめ方はこちらの兄弟子の桜新町喜与しのもの。こちらとしみづの中間くらいの絶妙のバランスのしめ方である。ただ、家からも会社からも遠くてなかなか行けないのが残念。
2004/09/09
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マスコミには登場しない六本木の旧防衛庁の近くにある寿司屋。dancyu4月号の一食入魂のコーナーに名前を伏せて世界一の寿司屋として掲載されていたが、世界一の寿司屋はさすがに過大評価ではないかと思います。つまみは種類も多く、なかなかうまいが、握りは特別うまいとは思えません。ただ、食にうるさい方がよくこちらを誉めておられるので、なにかあるのかと今回も含め何度か伺いましたが、ここに通うほどの魅力は今回も見つけることができませんでした。同じ金額使うなら、しみづか新橋鶴八に2回行くなあ。
2004/09/03
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7月に溜池近くにオープンしたバブリーなレストラン。ゼックスを手がけるワイズテーブルの経営。シェフはカーディナスの長坂氏。料理はグランメゾン級の値段からすると、物足りない。とくにデザート。(素材はいいものを使っていましたが)。ワインの値段も高めで1万半ばがもっとも安いレンジ。翌日何気なくテレビを見ていると、この店のオープンまでのドキュメンタリーをやっていたのでご覧になった方も多いと思います。これから雑誌などにどんどん出るんでしょうから、しばらく話題にはなると思いますが、2年後はどうなってるんでしょうかねえ?
2004/08/27
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よく行く寿司屋ベスト3(神泉小笹、しみづ、き寿司)のなかでは最近一番ご無沙汰していたので、久しぶりに訪問。最初からお茶で握ってもらう。新子×2、鯖×2、かすご、ひらまさ、子いか、白いか、とり貝、煮いか、いくらの小丼、あなご×2、かんぴょう巻で1万円+α。なぜかここは酒を飲んでつまむと妙に高いときがあるが、お茶で握ってもらうとコスパもまずまず。鯖といくらはこの日が初日で、ともに大好きなネタだけにラッキ-でした。しかし、こんな時期に結構立派なとり貝があるなんて。今年は豊漁ときいてはいたが、鯖ととり貝を同じ日に食べるとはびっくり。安定した仕事に大満足でした。
2004/08/23
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関西に本店がある鉄板焼。エキサイト社長のブログで絶賛されていたので訪問してみた。料理は、期待が大きすぎたのか、特にお好み焼き、名物そばめし、ねぎ焼きなど粉もの系は普通。牛肉のコロコロ焼きやホルモン焼きもおいしいとは思うが、感動とまではいかない(そもそも鉄板焼で感動したこと自体ないが)。ただ、お酒は種類は少ないが、焼酎、日本酒、ワインとも気の利いたものがおいてあり、日本酒は大阪池田の呉春や福島の飛露喜、ワインもボトルで4000~5000円でニューワールド系のなかなかしっかりしたものがおいてある。接客も結構いいので、機会があればまたきてもいいかなと思わせるものはあるかも。
2004/08/21
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ヴィーノ・ヒラタから独立された鈴木シェフのイタリアン。料理は概ね出身のヒラタの流れを汲む素材の良さが前面にでたシンプルなもの。前菜、パスタを何品かづついただく。冷製トマトのカッペリーニや生うにのパスタは本家のヒラタの方が私の好み。特にうにのパスタはチーズの味が前面に出すぎていて、ちょっと重かった。値段的にはヴィーノよりはクチーナ・ヒラタに近い値段であることや、ワインの品揃えがいまいちなことから、個人的にはヴィーノに軍配を上げたい。クチーナもいいけどちょっと高すぎ。
2004/08/17
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総武線の平井にあるフレンチレストラン。家が近いこともあり、月1回くらいは伺っている。メニューにやや変化が乏しいものの、リーゾナブルな値段でボリュームのあるしっかりとしたフレンチをいただくことができる。この日はメインにいただいた子牛の腎臓のローストが秀逸でした。シェフはジビエ料理が得意なので、お好きな方は、その季節にはぜひ一度訪問されることをオススメします。
2004/08/14
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ランチで利用。こちらに伺うときは、いつもお茶でいきなり握ってもらう。この日は、こはだ、あじ、さば、しまあじ、たこ、いか、はまぐり、あなご。すべて二貫ずつ、計16貫。こはだは大きいのと2枚づけの新子が一貫ずつ。いかも一貫は子いか。これだけいただいて7350円。いつもながら満足度高し。
2004/08/09
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両国の江戸東京博物館の脇に、埼玉の吉川から移転してきた有名店。家が近いこともあり、時々休日のお昼に利用している。この日は、ホヤと鯛の塩辛をあえたものととうもろこしのかき揚げが絶品。特にとうもろこしの甘味には恐れいりました。お酒は飛露喜の特別純米をいただく。蕎麦はほたて天せいろ。こちらの天ぷらは何を食べても素材が吟味されており、非常においしい。値段がやや高いのと接客がいまいちなのは大きなマイナスだが、近くにあってこれだけおいしいと時々ふと足が向いてしまいます。値段と接客に寛容なら、試してみる価値はあると思います。小学生以下入店不可のよう。
2004/08/08
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今月2回目の訪問。いつものように最初から握ってもらう。いただいたものを順に。新子、あじ、かれい、しまあじ、あおりいか、とり貝、たこ、あわび、えび、うに、いくら、あなご2貫、たまご、うにといかの巻物。新子は愛知産はまだだけど、普通のこはだでいいのがないので使い始めたらしい。とろけるあなごはいつもにもまして格別おいしい。たこもいつもの甲殻類の香りですばらしい。冷酒2合ほどいただいて、ひとり1万円也。極めてまっとう。
2004/07/29
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浅草の老舗とんかつ屋。こちらの店もJCオカザワ氏の著書で「すぎ田」同様べた褒めである。お昼時に訪れるが、テーブル席は8割方埋まっている。年齢層はやや高いのは場所柄か。私は初めての店で必ずロースかつ定食を注文する。出てきたロースかつは「すぎ田」とは違い脂身の多いタイプ。肉がやや薄めではあるが脂の甘みが堪能できる分ロースかつとしては、「すぎ田」よりこちらに軍配が上がる。でも、やっぱり今回も「勝漫」をこえるロースかつにはめぐり合えませんでした。「勝漫」が土曜の夜か日曜日も営業してくれれば言うことないんだけど。。。
2004/07/25
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元アピシウスのソムリエ仲田氏が独立して始めた銀座のフレンチ。悪口集で有名な友里氏が自身のサイトでけなしている以外、概ねいい評判。実際に行った率直な感想は、いいお店ですねここは。友里氏がやり玉にあげていたソムリエールも、確かにとっつきにくい面はあるものの、コミュニケーションをしているうちに、それが彼女の個性で、こういうのも全然ありかなと思えました。まあ、接客業は第一印象も大事ですから、愛想がいいにこしたことはないかもしれませんが。お料理のほうは、素材の良さが感じられ、どのお皿も満足がいくものでしたが、欲を言えば一皿くらいはもう少し濃厚なお皿があってもいいかなとは思いました。ワインもグラスでお皿に合わせて選んでいただきましたが、すべて満足いくものでしたし、明細で確認したところ値段も極めて妥当なものでした。決して安い店ではないですが、たまに贅沢しておいしい料理とワインを楽しみたいときにはお勧めできるレストランと言えるでしょう。
2004/07/24
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京都に本店がある京料理の東京店。内幸町にほど近いビルの地下にある。個室は結構客が入っているものの、カウンターは我々のみ。やはりビジネスユースが多いのであろう。やたらと誉める知り合いがいたので、訪問してみたが、やや中途半端な印象であった。少し東京の味付けを意識した濃い目の京料理といった感じで、京料理としては、赤坂の「と村」の繊細さには遠く及ばず、和食としても人形町の「吉星」に値段的にも素材的にも軍配が上がろう。特にお造りの鮪が同じ価格帯の吉星の鮪と比べると余りにも貧弱。奮発して「と村」に行くか、同じ価格帯なら「吉星」がオススメである。
2004/07/21
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浅草のはずれにあるとんかつ屋。JCオカザワ氏の「浅草を食べる」で絶賛されていたので訪問してみる。きわめて清潔な店内。ロースかつにライスを注文する。ロースかつは比較的脂が少ないので、ロースの醍醐味に欠ける気がするが、この辺は好みの問題か。お米がたまらなくおいしく、お店のこだわりが感じられた。個人的には脂のおいしさが堪能できる勝漫の特ロースが一押し。
2004/07/18
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浅草の老舗ロシア料理店。ボルシチやテイクアウトのピロシキがある以外は、フレンチか洋食のようなメニュー。料理はパンチはないものの、はずれがなくおいしい。ワインの値段も良心的なほう。ただ、もう一度行きたいと強く思えないのも事実。いい店なんだけど。。。
2004/07/17
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久しぶりに神泉小笹。新子を三枚ずけ、二枚ずけといただく。愛知産の極上品。巷にあるのは今は九州産のみで、愛知産はほかにはまずないらしい。そういえば先週浅草の寿司屋で食べたのはやはり九州産と言っていた。雲丹、ミル貝もいつものとおりの極上品。ひ願の冷酒をさんざんいただき、今日も大満足。
2004/07/16
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