【小説】罪 第16話


僕、伊藤竣(21)大学生
友達と花見をする事になり、陣地を取り、みんなで
ワイワイ騒いでいた。

途中、気持ち悪くなりトイレへ…
嘔吐してて…そのままトイレで眠ってしまっていた
ふと目が覚め、みんなの所へ戻ると、すでに帰っておらず
周りで飲んでいた人たちもいない状態だった。
時計を見ると2時を回っており、この時間ならなぁと
思ったら、また気持ち悪さが出てきて、さっきまでいた
トイレへと向かった。
トイレで嘔吐していると外から、何かもめている声が聞こえてくる
「…(誰かもめているなぁ)」と只今嘔吐中。
一段落すると外からは、もめている声が聞こえなくなっていた
「あれ?仲直りでもしたのかなぁ」
再び嘔吐中……嘔吐中……嘔吐中

僕はスッキリし、駅まで向かいタクシーで家に帰った。

翌日、二日酔い状態で寝ていたら、友達から電話がかかってきた
内容は…
「伊藤…」
「どうしたの朝っぱらから…」
「何言ってるんだよ!!もう昼だよ!!」
「もう…そんな時間なの?」
「そ、そんなことより、知っているか?」
「何が?」
「き、昨日俺達が花見していた所で殺人があったんだよ!!」
と、友達から聞かされた時、昨日の夜の事を思い出していた
「…それでさ」
「……」
「おい」
「…」
「おいって」
「ん?どうした?」
「人の話を聞いてるか?」
「あ、ごめん…それで…」
「これからさ、その現場に行って見ようかと思うんだけど」と言ってくる
僕も心の中の半分は行って見たいという興味感はあるが、恐さも感じる。
それは、もし行って、友達がここってお前が吐いていた所だろなんて
言って、犯人に聞かれたら…殺されるかもしれないと徐々に恐怖感が増し
友達にはどこで殺人があったか…聞かせてくれということで、友達は
納得し、電話を切った。

夜…友達から電話がかかってきた
「ど、どうだった」と先に僕から聞いた
すると的中した。
「お前さぁ~昨日トイレにいただろ…」
「あ、ああ…」
「何時に帰ったんだ?」
「に…い、1時ぐらいかな、あんまり憶えてないんだけど」
「そ、そうか…たまたま警察の話を聞いたんだけど
昨夜というか2時から4時ぐらいに死亡推定とか言っていたんだ」
「そ、そうなんだ…」
「お前…聞いたり見たりしてないよな」
「あ、うん…多分…よく憶えてないんだ」
「ま、それならいいんだけど…まあそういう事だから」
「あ、うん…ありがとな」
「じゃあ…明日学校で」
「おう」と電話を切る。

…やっぱりだ。あの時、もめた後殺されたんだ
だから…静かになったんだ。これならつじつまが合う。
ど、どうしよう…やっぱりこういう時は警察に言った方が
いいんだろうか?でも…実際見たわけじゃないし…と考えていたら
朝になり…学校へ向かった。
学校では、その殺人の事で盛り上がっており…
逆に恐さが増してきていた。

この時から…殺されてしまうんじゃないかという恐怖感で
何か音が聞こえるとビクビクし辺りを見渡すようになった。


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