ひこ星ネットワーク

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March 11, 2005
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カテゴリ: 生き方を学ぶ:本
『葉隠』は、300年前の江戸時代中期、佐賀藩の第2藩主、鍋島光茂公に仕えた武士、山本常朝の談話を、後輩に当る田代陣基という者がまとめたものである。武士道のみならず、自己啓発や意思決定の指針、人間関係、リーダーシップなどで現代にも通じるテーマが盛り込まれている。

「武士道というは死ぬことと見付けたり」
葉隠の中で一番有名な文言。武士道の本質は死にあると言いながら、すぐに死ねとは言っていない。死を日頃から意識して覚悟を決めた人こそが充実した人生を獲得できるという逆説を読み取らなければならないと書かれている。

自分探しに迷うより、現在をひたむきに生きてみる。
今の自分は本当の自分ではない、と誰もが一度は考える。別の人生があるかのような錯覚をしている人は多い。そもそも本当の自分だの、別の人生だのは幻想に過ぎない。そういう口当たりの優しい情緒的な言葉を使っている限り、自己実現などありえない。実在するのは現在の自分だけであり、今生きている人生だけである。

古人の言葉に「七息思案」というものがある。わずか七息の間に判断せよということらしいが、現実を見据えた実践的な教えであると書かれている。忙しいから後で考えようとする人は致命的な欠陥だとか。

現代にも通じる教えが盛りだくさんの本でした。


葉隠について詳しく知りたい方は、下記のサイトがおすすめです。多少個人的な考えが入っていますが、論文として書かれたものですので参考になります。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Kaede/3086/hagakure.html




『葉隠』は、ただ“武士の美学”を追求した書ではなく、人生と仕事の極意を教える“虎の巻”だ!この“鍋島論語”こそ、人間関係・仕事・自分自身…を磨く恰好の指南書―着実に、そして優しく生きるための「処世のツボどころ」がわかる。


1章 迷いなく生きるための指針―誓いを立てる/2章 腹を据えて現実と向き合う覚悟―「今」を生きる/3章 逆境は心身を強くする好機―気を高める/4章 他者を受け入れ、自らを貫く―心を通わす/5章 成功は相手の手柄、失敗は自己の責任―人を育てる/6章 人を動かす「誠心誠意」の実践―作法を尊ぶ


 著者: 本田有明  出版社:河出書房新社 本体価格:1,500円 (税込:1,575円)



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Last updated  March 11, 2005 05:39:27 AM
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