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昨日、この番組で紹介された「小野恵子」さんのサクセス物語には、同性として目を見張るものがあった。
アメリカ人と結婚した彼女は、住み始めたニューヨークで、 これといったビジネス案もないのに「何かしたい」と会社を立ち上げ、安い事務所を借りて、「何でもいいから仕事を下さい」とビラを配った。
当然、そんな彼女に仕事が入るわけはなく、あるブティックでバイヤーとして働き始めるのだが、そこで毛皮の値段を知ったことが、のちに毛皮のバイヤーとして年商何億という成功を収めるきっかけとなるのだ。
彼女の周りで起こる一つ一つの事が、すべて成功に向けて繋がっている様が面白かった。
でもこれは彼女に限らず、生きているすべての人に共通して言える事なのではないかとも思った。
物事に偶然はなく、必然であるということだ。
それを見逃さずに全部自分のチャンスに置き換えていくと、彼女のように成功を掴めるのかもしれない。
彼女と、彼女を取り巻く人々に関して私が主観的に思った事がいくつかある。
まずは、最初の夫となったアメリカ人だ。
彼女が家事そっちのけで暗中模索していたとき、「君は家事もしないで、いったい何をしてるんだ」と憤慨して、彼女を家から追い出した。
なんて心が小さい男だと思った。
女だから家の事をしてればいいなんて、本当にナンセンスである。
何か金銭的に迷惑をかけているなら仕方ないが、頑張っている妻に対し、「君の好きなようにやってごらん」の一言が言えないものか。
この前夫みたいな奴は、自分も大成しないと思う。
私の大嫌いなタイプだ。
もう一つは、ニューヨークの毛皮の会社に乗り込み、日本で毛皮を売りたいから、毛皮を貸してくれと申し出た時の彼女の背景について、少し首をひねる事があった。
スラム街にある倉庫に毛皮を見に行ってみろと言われ、実際にその日の夜に見に行った度胸を買われ、契約が成立した話には、見習うべき点が多々あった。
しかし、この時には既に離婚していて日本に戻って無一文だったはずだ。
資金がないから毛皮を「借り」、売れた分だけ払い、残った商品は返却という条件だったのだ。
それなのに、ビジネスをひらめき単身ニューヨークに飛んだり、貸してもらった毛皮を展示販売するために、高級ホテルのスイートルームを3日間借り切ったりするなどの資金繰りはどうしたのだろうと疑問に思った。
バブル絶頂の時だったから、容易くお金を借りる事が出来たのだろうか。
それとも、離婚して慰謝料を多少なりもらっていたのだろうか。
このあたりは、今の世の中、ただのひらめきだけで動けるほど甘くはないだろうから、マネをしたくてもなかなか出来ることではないと思った。
しかしだ。やはり凄い女には、凄い男がつくものなのだ。
全世界に110店舗の鉄板焼き店を展開しているロッキー青木が彼女の評判を聞きつけ、当時、台湾(だったかな?)に店を出したいから手伝った欲しいと彼女に依頼したのをきっかけに交際するようになり、結婚した。
「彼女は口うるさいけど、自分が健康であるために必要な存在」と、顔をほころばせながらインタビューに答えていた青木氏を見て、裕福さを別にしても幸せなんだろうなと思った。
そんな青木氏との暮らしの中で、今、彼女は自由に泳ぎまわり、チャリティに力を注いでいる。
お互い、信頼し合い、尊敬し合っているということが、ヒシヒシと伝わってきた。
私も凄い女になって、一緒にいることを誇らしく思われてみたいもんだ。
恵子さんみたいになるのではなく、私は私らしく生きて、凄い女になるぞ!
半世紀少年 August 27, 2009
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