ハープ奏者 高山聖子 ブログ

日曜日は東京でも雪になるかも、という予報でしたが、東京は雨でしたね。

私は朝早く起きて、山梨での演奏がありました。

向かう途中、雪景色が綺麗でした。
山梨県大月市あたりです。

なんと、始発から、あずさ号は動いていなくて、鈍行列車で向かうことに！

新宿から高尾まで約45分。高尾から甲府まで約2時間。
こういう顔になりつつも、10年以上、山梨へは通っているので、
雪の日のアクシデントは何度も経験済みです。
自慢できる事でもないのですが。。

途中、鈍行列車が止まらないことだけを祈りつつ、
「今日こそは最悪、間に合わないかもしれない。ハープ抜きになるかもしれない。」
と事務所の社長に電話をしたら、
「ハープはないと困るんです！と会場のかたが仰ってるわよ〜。」と電話で教えてくれました。

コロナやら緊急事態やらで、演奏家はコンサート、結婚式やイベント演奏など
またキャンセル続きで、それももう、今年に入ると慣れましたが、
「そっか〜。そうやって必要とされているんだなぁ。」と、
昨年までの当たり前だった日常が、なんだか、とても昔のことのように感じてしまいました。






当たり前って当たり前じゃないんだな〜、と思ったりしながら、
こんなに、沢山降る雪を見て、タイムスリップをしてしまったようです。

夜のレストラン演奏は、東京に戻れないことも考えて、他のハーピストさんにお願いしてもらったり、

多方面に迷惑をかけてしまいましたが、

事故もなく無事に演奏は間に合いました。

会場に着けば、現地の演奏家さんが優しく迎えてくださり、
今までいた場所、関わってくださっている周りの方々の
あたたかさが身に染みました。ありがとうございます。






甲府に着いたら、小雨どころか晴れそうな天気で、
帰りの特急あずさ号は、何事もなかったかのように、普通に動いていました。
なんだか、疲れが出てしまい、久しぶりに駅前のほうとう屋さんで
お食事をして帰りました。





山梨のほうとうは、とても量が多くて、食べきれる自信がなく、
実際食べたのは、かき揚げとお蕎麦でした。
あたたかいお蕎麦やかき揚げは美味しく、結局、小旅行気分な一日となりました。