鬼滅の刃 青い彼岸花

⚪基本的には彼岸花は真っ赤な綺麗な花を咲かせます
一面に広がった彼岸花はこの世と思えないほどに幻想敵です
そんなイメージから「不吉」とか「死」とか思い起こします

⚪彼岸花の名前の由来はこの世からあの世へ近づく「お彼岸」の季節に花が咲くからと言われています

⚪彼岸花の毒性は全草有毒です
実際に亡くなった人も出でいたりするほど強い毒性を持っています

⚪彼岸花の繁殖
そんな彼岸花ですがどうやって繁殖しているのでしょうか？

チューリップを植える時のあの丸いヤツです
実は種子で増えない植物は珍しいことではありません
彼岸花は分球といって種ではなく球根が分かれることで増えていく花になります
分球で増える彼岸花は親と全く同じ個体になります

・つまり「親が青い彼岸花が存在しない限り青い彼岸花は生まれない」という事になります
・この青い彼岸花は「突然変異で青いのが出来た」ということです
彼岸花は交配ではないので突然変異で色が変わるという事もありません

青い彼岸花はないので日本で本来生まれようがないんです

⚪彼岸花の色は自然に咲いていて多く見れるのは赤色、白色、黄色です
植物園や一部の都道府県に咲いている薄紅(ピンク)の彼岸花です

⚪陽光山では日輪刀を作る際に使用されている

⚪猩々緋とは黄色が入っている赤色です
室町時代には武士の装飾として流行った色です

⚪猩々緋のルーツですが日本古来の色ではありません
この色の語源である"猩々"と呼ばれる生き物の血の色だと言われています

⚪猩々というのは中国の伝説上の生き物で森の賢者と言われている動物といわれており喋ったり酒を飲んだりするそうです

⚪猩々の生息地ですが猩々とはオランウータンの和名でもあります
またオランウータンは日本に生息していません

⚪彼岸花はどこから来たの

⚪彼岸花は日本に自生しておらず海外から輸入してきています
ではどこから来た花なのかというとこちらも中国から入ってきた花です

⚪医者は何故、身体の弱った無惨様に「彼岸花」を使用したのか
彼岸花は全草有毒に分類されている植物ですが「中国では薬や食事として使っていた」そうです
弱っている無惨様を安楽死または殺害の目的もあって処方したんじゃないでしょうか？

⚪中国では「薬草や非常食としても」利用されてたので薬用の目的として使うことも有り得たのかも知れません

⚪彼岸花はいつ頃に伝来して来たのでしょうか？
そもそも平安時代に彼岸花はあったのでしょうか？
少なくとも童磨討伐までの作中で描写された彼岸花は3回あります

・一回目は炭治郎の走馬灯

・二回目は善逸の回想シーン

・三回目はしのぶさんたちの回想シーン

これらは全て死後または死後に近い回想の中なので現実ではありません

そしてこの三人が生きている時代は大正時代なので既に彼岸花が存在する時代になります

⚪日本の歴史に登場する時代は？
日本の歴史上で初めて彼岸花が登場するのは「1444年に記された「"続群書類従"」という本の中です」

この本は一大叢書と呼ばれており約1273種類の書物を集結した当時の国を挙げて書かれた本となります

※平安時代は794年〜1185年までなのでこの時代には彼岸花はまだ歴史上に存在しない事になります

⚪室町時代にあった出来ごと
恐らく「自然分布した」もしくは「明確に人為的に移入種とした人為分布した」のではないでしょうか？

1449年に即位した足利義政の時には茶会を好んで盛んに行われていてこの頃から茶室に花を活ける文化が出来ます
1491年「山科家礼記には曼珠沙華を立花した」と記されています。

なのでどんなに無惨様が探しても見つからないですね

⚪平安時代の病のほとんどは「怨霊の仕業である」と信じられていました

⚫学問の神様で知られている菅原道真の怨霊騒ぎ
⚫不幸の連続により夜叉となり天狗になった崇徳天皇
⚫戦場でさらし首にされても目を開いていた怨霊となった平将門などが結構有名ですね

⚪平安時代の医者貴族を治療していた人間は陰陽師もしくは主に中国などから来て位を与えられた渡来人です
・陰陽師の治療方法は祈祷や天文道を使用していました
・薬を処方するのは渡来人である可能性が非常に高いですね
つまり無惨様を治療した医者が中国から来たのであれば日本にはない彼岸花を薬として使用することが出来たことにも筋が通ります

⚫彼岸花の別名

彼岸花には別名が複数存在します

蛇花(へびのはな)と呼ばれています
蛇柱である伊黒小芭内と鏑丸に何かあるのかもしれませんね

狐花(きつねばな)とも呼ばれています
最初の頃狐のお面をしていた水柱である冨岡義勇や炭治郎がキーパーソンになるかもしれませんね

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