電脳商人天籟

独立ＦＰの毎日がヒ… バーニー井上さん
仕事も生活も遊びも… りりし・はおりさん
自分の人生の主人公… さくら・桜さん
コーヒーとケーキと… インギー1383さん
あなたのホームペー… 会長2001さん
山＠ＳＵＲＶの楽天… yamrakutenさん
○　しんゆう　の　実… しんゆう007さん
【視力相談室】　視… 深視力マスターさん
とくかふぇ toccotさん
和田裕美のわくわく… 和田裕美さん

Freepage List

参加者の声

< 新しい記事

新着記事一覧(全148件)

過去の記事 >

2006.05.21

「商工にっぽん」という雑誌から、
インターネット戦略で多くの人が見過ごしている点を
書いて欲しいという依頼があり、何度か断ったのですが、
とうとうランチェスター経営の竹田陽一先生経由で
依頼があり、断れなくなりました。

※基本的には不義理な奴ですがコレは断れません。。。。

とりあえず書いてみた記事を読んでみてくれませんか。
そしてご意見を聞かせてくれたら嬉しいです。

コメント欄でも直メール
読んだ率直な感想をお聞かせください。

タイトルは、

ライバルを徹底的に分析せよ

以下本文です。

“勝つための準備”をおろそかにしないこと

　いま、インターネットでものを売ることがとても厳しくなっています。とりわけネットショップを運営しているところでは、ほんとうに儲からないと、よく耳にします。

　皆さん、ＨＰ（ホームページ）をつくってから、アクセス数が上がらない、儲からないと、ＳＥＯ（検索サイト）対策をしたり、メルマガや日記風ブログを発行したり、新しくページを増やすなどの更新をしていませんか。

　ＳＥＯ対策もメルマガ発行も更新も、確かに大切なことです。しかし、その前段階である、つまりＨＰをつくる前の“勝つための準備”をおろそかにしていては、こうした対策はあまり意味をなさないのです。

　勝つための準備とは、「ライバルを徹底的に分析する（＝ＨＰをつくる前からＳＥＯを意識する」ということです。

　インターネットというのはある程度、逆算できる世界なんです。リアルの営業活動では、相手の営業テリトリーはどれくらいで、何人で、どうやって営業しているかといったことを調べるのは大変ですが、インターネットではパソコンの前に座って相手を丸裸にすることができるのです。
　Yahoo！（ヤフー）やGoogle（グーグル）といった検索サイトで、少なくとも１ページ目には表示されなければ見られない、売れないというのは、いまや明白です。

　たとえば「にきび」で商売をしたいと思ったとしましょう。「にきび」をキーワードに検索すると、20万件ヒットした。そこで多くの人は「にきび」ならたくさん人が集まるからやってみようと、簡単にはじめて失敗しています。コンセプトを「大人のにきび」とすると、ぐっと件数が減ります。大人のにきびに絞ったほうが物語も作りやすく、ライバルもわかりやすいなら、大人にきびで１位を目指すのが楽なはずです。絞って店を出すわけです。基本的には、総合的・網羅的なＨＰよりも、ひとつのコンセプトに対してひとつのＨＰのほうが効果が高いと言えます。

　またそのＨＰが、どれだけ他のＨＰからリンクを貼ってもらっているかも、検索サイトがそのページの価値を判断する重要な要素になっています。量でいえば、相手のリンク先以上のリンクを貼れば、上位表示に近づきます。

　詳細は省きますが、これらを分析するソフトもあります。これでどれくらいの需要があるか、またより上位に表示されるために必要な要素もわかる。ライバルを徹底的に見て戦う準備をするのです。

インターネットは感情よりも数字がすべて

　ページを増やしたりメルマガで情報を発信しつづけることを否定しませんが、お客さまがそのつど買う気になっているとは限りません。お客さまの中にニーズが顕在化していて、買う気がピークの状態のときに、ヤフーやグーグルという“百貨店”で、目的のキーワードとバチッと合致するのを待っているほうが楽です。キーワードが近いとは、潜在的なニーズが高いことを意味しているからです。

　アクセスが上がらないから、とメルマガや日記ブログを出していく。しかし、うまく行っていないものにいくら付け足したって、うまくいくはずがない。

　ＨＰで儲けるには、いま儲かっていないそのＨＰをまずやめることです。売れない営業社員に対して、「売れないのだからみんなは30件だが、お前は50件飛び込みしろ」と言ったところで、さほど改善されないのと同じなんです。それよりも、もう一回ゼロから、自分のお客は誰なのかを再構築することがもっとも重要です。

　その際には、まず徹頭徹尾、お客さまの頭になって、パソコンの電源を入れるところから何回もやってみる。そして、自社にとっていちばん理想的なお客さまがどこからやってきて、ネット上にどんなつながりを持っているか、それらを想像し、仮説を立てることです。お客さまと自社とをつなぐキーワードが、そこから生まれてくるはずです。

ここまでです。
コメント欄でも直メールでも構いません。
読んだ率直な感想をお聞かせください。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう