Simple Minds や Heaven 17 を手掛けた Peter Walsh が共同プロデュースしている性か、当時のニュー・ウェーヴ/ポスト・パンクが好きなヒト達にも十分アピール出来る音にはなっているのだけれど、いかんせん御大 Scott が我関せずとばかりに、地を這うようなバリトン・ヴォイスで朗々と歌い上げるのだ。これはさすがに too much だったかもしれない。いや、私はそんなところが好きなんですが。
10 年後、更には 20 年後にリリースされる "Tilt"、"The Drift" と言った作品に比べれば遥かにポップなのだが、ジャケットの Scott が怖い。何かを語り始めようとした途端、突然彼からありとあらゆる言葉が永遠に失われ(或いは何者かに奪われ)てしまった。自分が陥った状況に驚愕しながらも、必死で言葉の切れ端を見つけ出そうと空白の荒野を彷徨っている、そのような表情に見える。勿論、深読みのし過ぎだとは思うけれど。怖い。