最初はアシッド・ジャズとかトリップ・ホップの流れで聴き始めたんだと思う。ジャジーなピアノやサックスが印象的な曲も確かにあるのだけれど、クレジットされたゲストの名前を見ると一筋縄ではいかないことは明々白々。アシッド・ジャズ界の歌姫 MONDAY満ちるや今は亡き Gangstarr の Guru は順当として、日本のダブ・シーンの牽引者こだま和文やドクトル梅津バンドでもお馴染みの早川岳晴、私にとってはコクシネルでの活動が印象深い石渡明廣等々ジャンルを越境した面子が並ぶ。
ヴォーカル入りの "Big City Lover" や "Keeping The Motion" などはキャッチーと言って差し支えないが、これぞ DJ Krush と思わせるほどビートはひどく重い。またそんな曲の間を埋めるように "Mixed Nuts" や "Another Day" と言ったアブストラクトなインストゥルメンタルの小曲が配置されていて、うまくチェンジ・オブ・ペースの役割を担っている。
一番のお気に入りは、こだま和文のトランペットがヤバいぐらいに切ない "On The Dub-ble"。白眉。
【Track Listings】 01. AM 3:00 TYO 02. B-Boy Mastamind 03. Mixed Nuts 04. Roll & Tumble
06. E.A.R.T.H./SOS 07. On The Dub-ble 08. Another Day 09. Underneath The System 10. Edge Of Blue 11. Big City Lover 12. Down The Drain 13. Into The Water 14. Ruff-neck Jam 15. Keeping The Motion