Bill Bruford と言えば Yes、King Crimson、UK 等日本でも人気の高いバンドに足跡を残した、ご存知プログレ渡り鳥の超絶ドラマーですが、まず驚かされるのはその作曲能力の高さでしょうか。特に叙情的な曲が続くアルバム後半部だけを取り上げれば、誰もドラマーのリーダー・アルバムだとは気付かないかもしれません。
所謂ジャズ・ロックの範疇に括られるのでしょうが、メロディアスな楽曲や Allan Holdsworth や Dave Stewart らによるテクニカルでいながら決して重々しくならない演奏等の性か、とてもポップな印象が強い作品です。軽快な "Beelzebub" や "Sample And Hold"、Dave Stewart の変幻自在のキーボード・プレイが楽しい "Feels Good To Me" も素晴らしいですが、正にタイトル通りの情景が眼前に広がる静かな "Springtime In Siberia" と、シームレスに続くドラマティックな展開の "Adios A La Pasada" が本作のクライマックスでしょうか。
【Track Listings】 01. Beelzebub 02. Back To The Begining 03. Seems Like A Lifetime Ago (Part One) 04. Seems Like A Lifetime Ago (Part Two)
06. Feels Good To Me 07. Either End Of August 08. If You Can't Stand The Heat...... 09. Springtime In Siberia 10. Adios A La Pasada (Goodbye To The Past)