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2012.04.28
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カテゴリ: 90's
Mandylion



本作以前のアルバムは聴いた事がないのですが、男声デス・ヴォイスをフィーチャーしたメタルを演っていたそうです。と言うか、Anneke の歌声を聴いてしまった後では、彼女不在の時代の作品は聴く気がなかなか起きません。それ程に彼女の歌声は素晴らしいのです。その圧倒的で堂々とした歌声のみで空間を支配する様はあたかも無辜の民を睥睨する古代エジプトの暴君のようです。私も思わず彼女の足元にひれ伏したくなる衝動に駆られます。

後に、非ロック的な民俗音楽の手法を援用してゴシックな世界を描き出した Dead Can Dance (以下、D.C.D.)や、シューゲイザー一派とみなされている Slowdive の作品をカヴァーしているところを見ても、単純に「メタル」の一言では片付けられない幅広い音楽性を秘めています。本作においてもタイトル・トラックであるインストゥルメンタルの "Mandylion" などは直截的にエスニックな趣がありますし、他の曲の中でも D.C.D.っぽい音を聴き取ることが出来ます。そう考えると、不気味な表情の仮面をあしらったスリーヴ・デザインは D.C.D. の 1st アルバムのオマージュかな、とも思えます。

わずか 8 曲しか収録されていませんが、全曲お薦めです。取り敢えずオープニングの "Strange Machines" だけでも聴いて頂きたいです。そして、もしこの曲を聴いて何の感慨も湧かないようであれば、ゴシック・メタルには近づかない方が宜しいかと存じます(笑)。

【Track Listings】
01. Strange Machines
02. Eleanor
03. In Motion #1
04. Leaves

06. Mandylion
07. Sand And Mercury
08. In Motion #2





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Last updated  2012.04.28 23:08:36
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