hiroblue’s LIFE LOG

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2026.09.18
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カテゴリ: AI 人工知能
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STEP 1は 「VS Codeの中でCodexに、見る→質問する→変更させる→実行する→変更を確認する」を一通り体験する段階です。2026年9月18日時点の公式ドキュメントを確認して構成します。Codex IDE拡張では、開いているファイルや選択コードをコンテキストとして渡し、その場で変更差分をレビューできます。( OpenAI Developers )

STEP 1 — VS Code + Codex 基本操作

学習期間:2日

想定環境:Windows 11 + VS Code + Python

1-1. このSTEPのゴール

2日間で次の流れを自分でできるようになることが目標です。

 VS Codeでプロジェクトを開く
↓
Codexを開く
↓
ファイルをContextとして認識させる
↓
コードについて質問する
↓
変更を依頼する
↓
Codexの変更内容を確認する
↓
Pythonを実行する
↓
結果を見て追加指示する

最終的には、


VS Code上でCodexと一緒にPythonプログラムを調査・変更・実行できる

状態を目指します。



1-2. Codex IDE拡張とは

STEP 0では、

 ChatGPT
↓
主に「回答」を受け取る

Codex
↓
プロジェクトを調査
↓
編集
↓
実行
↓
確認

という違いを学びました。

VS CodeのCodex拡張を使うと、このCodexを エディターのコードのすぐ横で使えます。

公式ドキュメントでは、現在開いているファイル、選択したコード、最近のチャットをCodexへ直接参照させられます。また、変更後のdiffもエディター上で確認できます。( OpenAI Developers )

イメージは、

 ┌──────── VS Code ──────────────┐
│ │
│ Explorer Editor Codex │
│ │
│ main.py Python Chat │
│ utils.py Code │ │
│ test.py │ │
│ │ │
│ ← Context ─┘ │
│ │
│ Terminal │
│ > python main.py │
│ │
└────────────────────────────────┘

です。

この「コードとCodexが同じ場所にいる」ことがIDE拡張の大きな利点です。



1-3. まずCodexを開く

VS CodeでCodex拡張をインストールまたは有効化して、ChatGPTアカウントでサインインします。

Codexアイコンが表示されない場合は、

 Ctrl + Shift + P

でコマンドパレットを開き、

 Codex: Open Codex Sidebar

を実行できます。これは現在の公式クイックスタートにも記載されています。( OpenAI Developers )



1-4. 今回の教材プロジェクトを作る

今後のSTEPでも同じ教材を育てていきます。

例えば、

 C:\codex-study\

を作ります。

最初はこの程度で十分です。

 codex-study/
│
├─ main.py
├─ csv_utils.py
│
├─ input/
│ └─ sample.csv
│
└─ output/

VS Codeで、

File → Open Folder → C:\codex-study

を開きます。

重要なのは、単に main.py だけを開くのではなく、


プロジェクトのフォルダをVS Codeで開く

ことです。

Codexに「どこが今回のプロジェクトなのか」を明確にするためです。



1-5. 最初のPythonプログラム

main.py を作ります。

 from csv_utils import read_csv

data = read_csv("input/sample.csv")

for row in data:
print(row)

次に csv_utils.py 。

 import csv


def read_csv(filename):
with open(filename, "r", encoding="utf-8") as f:
return list(csv.reader(f))

そして、

 input/sample.csv

を作ります。

例えば、

 name,department
Tanaka,Sales
Suzuki,Development
Sato,General Affairs

とします。

今回はCodexの練習が目的なので、プログラム自体はわざと単純にします。



1-6. まず自分で実行する

VS CodeのTerminalを開きます。

例えば、

 python main.py

を実行します。

結果は、

 ['name', 'department']
['Tanaka', 'Sales']
['Suzuki', 'Development']
['Sato', 'General Affairs']

のようになります。

ここまでが通常のPython開発です。

ここからCodexを入れます。



1-7. 最初は変更させない

Codexを開いて、まずこう質問します。

 このプロジェクトを調査してください。

まだファイルを変更しないでください。

1. このプログラムの目的
2. main.pyの役割
3. csv_utils.pyの役割
4. データの流れ
5. 問題になりそうな部分

を説明してください。

ここで重要なのは、


まだファイルを変更しないでください

です。

最初からCodexにコードを書かせません。

まず、

 Codex
↓
読む
↓
理解する
↓
説明する

という使い方に慣れます。



1-8. Contextとは何か

ここがSTEP 1で最も重要な概念の一つです。

Codexが回答するときには、何らかの情報を材料にします。

それが Context(コンテキスト)です。

例えば、

 あなたの指示
+
main.py
+
csv_utils.py
+
選択したコード
+
最近の会話
↓
Context
↓
Codex
↓
回答

というイメージです。

IDE拡張では、開いているファイルや選択範囲をコンポーザーから参照できます。つまり「この関数について聞きたい」というとき、コード全体をコピーしてチャットへ貼り付けなくても、エディターの情報を利用できます。( OpenAI Developers )



1-9. Contextを意識して質問する

例えば csv_utils.py の、

 def read_csv(filename):
with open(filename, "r", encoding="utf-8") as f:
return list(csv.reader(f))

を選択して質問します。

 この関数を説明してください。

特に
・引数
・戻り値
・encoding
・with
・csv.reader

について説明してください。

するとCodexは、一般的なPythonの質問ではなく、 現在選択しているコードを前提に説明できます。

これが、


IDE + Context

の便利なところです。



1-10. 「どのファイルを見ているか」を意識する

Codexを使っていると、


「AIならプロジェクト全部分かっているだろう」

と思いがちです。

これは危険です。

常に、

 Codexは今、
何をContextとして持っているのか?

を意識してください。

例えば、

 この処理を説明して

より、

 csv_utils.py の read_csv() が
main.py からどのように呼ばれているか説明してください。

の方が明確です。

さらに、

 関連するファイルも確認してください。

と指示する方法もあります。



1-11. 次に「改善案」だけ出させる

まだ変更しません。

 このCSV読み込み処理について
改善できる点を調査してください。

まだコードは変更しないでください。

改善案ごとに

・現在の問題
・改善方法
・変更するファイル
・メリット
・注意点

を説明してください。

ここで、

 調査
↓
問題発見
↓
改善案

までCodexに任せます。



1-12. 初めて変更を依頼する

ここで初めてWriteへ進みます。

例えば、

 csv_utils.pyを変更してください。

CSVファイルが存在しない場合に、
利用者に分かりやすいエラーメッセージを
表示できるようにしてください。

main.pyの処理は必要最小限の変更にしてください。

変更後に、
何を変更したのか説明してください。

これで、

 Read
↓
Plan
↓
Write

へ進みます。



1-13. Codexの変更を必ず確認する

Codex IDE拡張では、変更内容の要約や変更された行を確認できます。公式ドキュメントでも、変更されたコードをレビューし、必要な変更だけを残しながら追加指示できることが案内されています。( OpenAI Developers )

ここで見るのが diff(差分)です。

例えば、

 + try:
+ ...
+ except FileNotFoundError:
+ ...

のように、

 変更前
↓
何を追加・削除した?
↓
変更後

を確認します。

この習慣は非常に重要です。

今後Gitを学習すると、さらに本格的に差分を確認するようになります。



1-14. 変更したプログラムを実行する

次に、

 python main.py

を実行します。

正常に動くことを確認します。

その後、

 input/sample.csv

を一時的に、

 input/sample2.csv

などへ変更してみます。

再度、

 python main.py

を実行します。

想定したエラー処理になるか確認します。

ここで初めて、

 Codexが書いた
↓
実行した
↓
本当に期待通りだった?

を確認します。



1-15. 実行もCodexに任せる

次はCodexへ、

 変更したプログラムを実行して
正常に動作するか確認してください。

問題があれば、
原因を調査してください。

問題があった場合は、
修正する前に原因を説明してください。

と依頼してみます。

Codexのローカル機能は、ファイルの調査・編集だけでなく、許可された範囲でローカルの開発ツールやコマンドを実行できます。( OpenAI Developers )

これで、

 Codex
│
├─ Read
├─ Write
└─ Execute

を一通り体験したことになります。



1-16. 権限を確認する

STEP 0で学習したPermissionが、ここで実物として出てきます。

IDE拡張ではコンポーザー下部の権限設定から、Codexがどこまで自動実行できるかを制御できます。現在の標準的な「承認を求める」設定では、Codexはワークスペース内の読み書きや通常のローカルコマンドを実行でき、インターネット利用やワークスペース境界を越える操作などでは承認を求めます。( OpenAI Developers )

学習中は、

 Codex
│
├─ Read ← OK
├─ Write ← 内容を見る
├─ Execute ← 実行内容を見る
│
└─ 範囲外操作
↓
人間が判断

という感覚を持ってください。

最初から何でも自動承認する必要はありません。



1-17. 失敗をわざと作る

ここからが2日目の実習です。

main.py をわざと、

 from csv_utils import read_csv

data = read_csv("input/not_found.csv")

for row in data:
print(row)

とします。

そしてCodexに、

 このプログラムが正常に動きません。

まず実行して、
原因を調査してください。

まだコードは変更しないでください。

1. 発生したエラー
2. 原因
3. 関係するファイル
4. 修正候補

を説明してください。

と依頼します。

ここで重要なのは、

 エラー発生
↓
すぐ直す

ではなく、

 エラー発生
↓
再現
↓
調査
↓
原因説明
↓
修正案
↓
人間が確認
↓
修正

です。



1-18. 修正を依頼する

原因を理解できたら、

 では修正してください。

修正範囲は必要最小限にしてください。

修正後、

1. 変更したファイル
2. 変更内容
3. 実行したコマンド
4. 実行結果

を報告してください。

とします。

この形式は今後かなり使います。



1-19. さらに追加変更する

次に、

 CSVを読み込んだ件数を
最後に表示してください。

例:

3件読み込みました

既存の処理はできるだけ変更しないでください。

と依頼します。

ここでは、

 最初の依頼
↓
変更
↓
確認
↓
追加依頼
↓
再変更

という 反復作業を体験します。

これがCodexとの実際の開発スタイルです。



1-20. 「全部やって」と言わない練習

悪い例として、

 このプログラムをいい感じに直して。

があります。

何をもって「いい」のか分かりません。

それより、

 CSV読み込み部分だけを対象にしてください。

現在の機能は維持してください。

次の2点だけ変更してください。

1. ファイル不存在時のエラー処理
2. 読み込み件数表示

それ以外の機能変更はしないでください。

変更後に実行して結果を確認してください。

の方が安全です。

ただし、プロンプト設計そのものは STEP 2で本格的に学習します。

STEP 1では、


対象範囲を明確にする

ことだけ意識すれば十分です。



1-21. 2日間の実習スケジュール

日 学習内容 実習
1日目
VS Code、Codex IDE、Context、ファイル参照 codex-study 作成 → コードを読ませる → 選択部分を質問 → 改善案を出させる
2日目
編集、diff、実行、エラー調査 Codexに変更 → diff確認 → Python実行 → エラーを作る → 調査 → 修正

1日60~90分程度を目安にします。



1-22. STEP 1で覚える用語

用語 意味
IDE コード編集・実行などをまとめた開発環境
Extension VS Codeへ追加する機能
Workspace 現在作業しているプロジェクト範囲
Context Codexが判断材料として参照する情報
Selection エディターで選択したコード
/> Codexへの指示
Diff 変更前と変更後の差分
Read ファイルを読む
Write ファイルを変更する
Execute コマンドを実行する



1-23. STEP 1確認問題

Q1.VS CodeでCodexを使うメリットは何でしょう?

Q2.Contextとは何でしょう?

Q3.「Codexはプロジェクトのすべてを常に理解している」と考えてはいけないのはなぜでしょう?

Q4.Codexがコードを変更したあと、なぜdiffを見るのでしょう?

Q5.Read / Write / Executeの違いを説明できますか?

Q6.エラーが発生したとき、すぐに「直して」と頼むより「まず原因を調査して」と頼む利点は何でしょう?



1-24. STEP 1の合格実習

最後に、何も見ずに次を実行してみます。

 ① VS Codeでcodex-studyを開く

② Codexを開く

③ main.pyについて質問する

④ csv_utils.pyとの関係を説明させる

⑤ 改善案を出させる
※まだ変更させない

⑥ 1つの改善だけ実装させる

⑦ diffを確認する

⑧ python main.pyを実行する

⑨ エラーがあれば原因を調査させる

⑩ 必要なら修正させる

⑪ 最後に変更内容を説明させる

これを一人でできれば、 STEP 1合格です。

ここで身につけたいのは操作ボタンの位置を暗記することではありません。

 あなた
│
指示
↓
Codex
│
┌──────┴──────┐
↓ ↓
Context 調査
│ │
└──────┬──────┘
↓
変更
↓
diff
↓
実行
↓
結果
↓
あなた
│
確認・追加指示
↓
Codex

この 反復ループを体で覚えることです。

公式の補助教材としては、まず Codex IDE拡張の公式ガイド を横に置いて実習するのが一番分かりやすいです。

そしてSTEP 1では、まだ Git、pytest、AGENTS.md、Skills、MCPには深入りしません。これらは後のSTEPで一つずつ追加します。次の STEP 2「Codexへの指示・プロンプト」で、今回何となく書いていた依頼を「目的・対象・制約・完成条件・検証方法」に分解して、再現性の高い指示へ変えていきます。





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Last updated  2026.09.18 17:32:47
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