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カテゴリ: ★★★★☆な本
一九五〇年七月一日、「国宝・金閣寺焼失。放火犯人は寺の青年僧」という衝撃のニュースが世人の耳目を驚かせた。この事件の陰に潜められた若い学僧の悩み ――ハンディを背負った宿命の子の、生への消しがたい呪いと、それゆえに金閣の美の魔力に魂を奪われ、ついには幻想と心中するにいたった悲劇…。31歳の鬼才三島が全青春の決算として告白体の名文に綴った不朽の金字塔。


<感想> ★★★★☆

大半の方はご存知だと思いますが、本書は昭和25年に発生した 金閣寺放火

事件
について書かれたものです。 

という素朴な疑問を長年抱き続けた

私は本書の存在を知ってはいましたが、美しい日本語を操る世界のミシ

マは、事件については観念的にしか語っていないだろうと思い込んで手に

取ることをしませんでした。 しかし、贅肉をそぎ落とした告白体の文章

に冒頭からイッキに引き込まれてしまいました。 




られていたであろう梯子を一つ一つ外されていく過程はスリリングで、日本

語の美しい純文学というよりは、やたら心理描写の巧いサスペンスという言

い方の方が相応しいような気がします。 

ヤリたい盛り(しかも童貞・汗)なのに女性とコトに及ぼうとすると金閣寺が・・

というあたりは観念的すぎるきらいがありますが、

ねぇぜ!
と読むものを納得させるチカラは、さすが世界のミシマだなぁ~と

カンシンしてしまいました。 


ちなみにこの事件に関しては水上勉も『金閣炎上』という作品書いています。

未読なので、さっそくチェックを入れてみます♪





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最終更新日  2007.06.29 01:24:04
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Re:「金閣寺」 三島由紀夫(06/28)  
hamutan  さん
これを読んだのはだいぶ前ですが、ゾクッとする文章だった、という印象が強いです。
三島意外の人ではこんなにゾクッとさせられないでしょうね… 
『金閣炎上』は未読なので、そのうち読んでみたいです。 (2007.06.29 06:52:04)

Re:「金閣寺」 三島由紀夫(06/28)  
ままちり  さん
やっぱ寺を燃やすしかねぇぜ!
って納得できましたか~?
わたしはそれほど納得できなかったんですよね。
5月半ばに再読したばかりなのですが、ここ数ヶ月2ちゃんねるの文学板に入り浸っていたせいでしょうか、三島の偏執に過ぎる執着の描き方が彼らと重なってしまって。
ただ、ラストに「生きよう」と思ったと言う、その感じだけははっきりと理解できました。

ところで禅宗のイメージ、かなり悪くなりました。
ピンク色の豊満な偉い坊さん・・・そうですよね~
身を律してそこまで太れるはずもないのですよね。
わたし的には「仮面の告白」のほうがまだ理解できたような気がします。 (2007.06.29 09:30:02)

hamutanさん  
きたあかり  さん
こんばんはぁ~♪

>これを読んだのはだいぶ前ですが、ゾクッとする文章だった、という印象が強いです。
>三島意外の人ではこんなにゾクッとさせられないでしょうね… 

ゾクッとする・・すごくよく判ります♪
刃物のような鋭さを感じました。

>『金閣炎上』は未読なので、そのうち読んでみたいです。

日本海を臨む寒村の地方で、ハンデを負わされている放火犯ですが、水上勉の作品に出てくるキャラにかぶる部分が多いような気がします。

(2007.06.30 22:07:43)

ままちりさん  
きたあかり  さん
こんばんはぁ~♪

>やっぱ寺を燃やすしかねぇぜ!
>って納得できましたか~?
>わたしはそれほど納得できなかったんですよね。

イロイロな意見がありますよね・・私もそのあたりを前提に読みました。ある意味での選民思想が下地にあると思うんですよぉ~そういう下地を持った男が徐々に追い込まれて・・・という感じで読みました。

>5月半ばに再読したばかりなのですが、ここ数ヶ月2ちゃんねるの文学板に入り浸っていたせいでしょうか、三島の偏執に過ぎる執着の描き方が彼らと重なってしまって。
>ただ、ラストに「生きよう」と思ったと言う、その感じだけははっきりと理解できました。

2CHに文学板なんてあるんですね・・おいらは太刀打ちできそうにありません。

>ところで禅宗のイメージ、かなり悪くなりました。
>ピンク色の豊満な偉い坊さん・・・そうですよね~
>身を律してそこまで太れるはずもないのですよね。
>わたし的には「仮面の告白」のほうがまだ理解できたような気がします。

禅宗に恨みがあったのかもしれませんね(笑)

(2007.06.30 22:22:08)

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