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ちょっと心配なことがある。娘がファイナルファンタジーというネットゲームにはまってしまって、ごはんを食べる時間も惜しんでゲームにかじりつくという大変な時期があった。こういうのをひきこもりって呼ぶんだろうなという状態だった。また同じようにはまっている相手もきちんといて、私は心配で心配でたまらなかった。だってGCSEという大切な時期だったから。勉強すると言って部屋にこもっていても、いつもコンピュータの画面にはFFがオンライン状態だった。でもあまりにもひどい人間関係に嫌気を指して結局3月ごろいったんやめた。この人間関係っていうのが、いやになるほど日本人臭い社会で、聞いているだけで私はごめんやわと思うのに、6歳から海外で育ってきて、多少は自己中心的で、人のことはどうでもいいというような面で影響を受けているはずの娘が、気持ち良くはまっており、ネットの世界でしか自分のことをわかってくれる人がいないとまで言い出した。これははっきり言って心の病気である。ネット上にはこういう人がたくさんいるようだ。だって、娘のような年齢は若い方で、そのほとんどが20歳を越える社会人なのだから。結局一旦キャンセルしてやめてくれたし、その後は武道を始めたりしてアクティブな普通の高校生に戻ってくれた。だから安心していたのに、ASのExamが終わり次第またFFを始めると言い出した。今度も相手がいるみたい。今度はPartyなどわずらわしい人間関係が発生するプレイはしないと言うんだけれど、はまりやすい性格なのでどっぷりになるまで時間はかからないだろう。どうして海外で育った人間らしくクールに生きられないのか私にはわからない。と言うわけで母はまたもや憂鬱におちいっている。どないかならんかな?ゲームなんてなくても楽しいことは山とあるはず。難しい世の中ですねえ。
2005.06.06
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