スペイン旅行(5)



聖ホセ(ヨセフ)は聖母マリアの夫であり、イエスの義父
にあたる。 社会を構成する最小単位が家族だとすれ
ば、家族に平穏があってこそ、社会の平安が保たれる。
そのために模範とすべき家族は聖家族(サグラダ・ファ
ミリア)であるとして、この聖堂の建設が始められた。

ガウディの死後、1936年から始まったスペイン内戦の
際、聖家族教会の工事は中断され、ガウディが残した
設計図も燃えてしまった。 しかし、1952年に、彼が作
った模型やデッサン(今でも聖家族教会の地下に保存
されている)を元に工事が再開された。

当初建築主は、貧しい人達のために設立された民間
カトリック団体「サン・ホセ協会」であったが、現在はバ
ルセロナ司教が任命する建設委員会が建築主の役割
を果たしている。

さて、教会内部に入って行くと、現在大がかりな工事中
で、足の踏み場も無いくらい。 辛うじて、西側から東側
に抜ける通路が仮に作られている程度である。

両側の各4本の塔は約107mあるというから、塔の基部
にいたる空間は、吹き抜け風になっていて、恐ろしく高い。
当然のことながら、工事用足場も非常に高い。 工事中
とはいえ、各側面のステンドグラスが美しく、心を和ませ
てくれる。

現在は8本の塔があるが、最終的には18本の高塔が建
つ計画になっている。 中央部分の主塔は、現在の塔の
約1.5倍の高さを予定しているとか。

西側入り口近くに土産品店があり、大変な混雑である。
この近くに、エレベーターがあって塔の基部まで上れ、
更に徒歩で塔内の階段も登れるようになっている。興味
はあったが、なにしろ長蛇の列で、2時間以上またなけ
ればならない感じなので諦めた。

東側入り口・聖家族教会

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東側ファザード前の美女達

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塔の中央部

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教会堂内は工事中

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追加画像は下記をクリックして下さい

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