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乗り始めから感じた 2019年と 2023年の R1250R の大きな違いは、シフトアシスタント PRO の進化である。これは、シフトアップとシフトダウンをクラッチ操作なしおよびスロットル操作なしで行うことができる機能である。国産のバイクにも装着されてきている。もともとはサーキット用に開発されたものである。

英語のマニュアルを見ると、Shift Assistant Pro と記されている。日本語のマニュアルには ギアシフトアシストPRO となっている。BMW Japan のサイトでは、ギアシフトアシスタント プロ としている。
日本人はチェンジペダルとかギアチェンジペダル、シフトチェンジペダルなどと言うが、英語では gearshift lever というようだ。 日本では、手で操作する装置をレバー、脚で操作する装置をペダルということが多いような気がする。
2019年の R1250R では、1速から2速、2速から3速はスムーズにチェンジできずに、ぎくしゃくすることが多かった。ぎくしゃくというのは、チェンジされたのちに車速の変化が小刻みに生じ、スムーズに加速しないということ。うまく操作できると気持ちよくチェンジすることもあったが、たいていはぎくしゃくした。
2023年のR1250Rではその現象が大幅に少なくなった。ぎくしゃくするのは希である。BMW Motorrad はそういうことを公表していないが、マイナーチェンジ毎に静かに進化するところがあるらしい。

シフトチェンジの際には気を付けることがある。
マニュアルによると、
もちろんクラッチレバーを引かない。クラッチレバーを操作すると、通常のシフトチェンジとなる。
シフトチェンジが終わるまでシフトペダルを上または下に動かした位置で固定する。
スロットル位置をそのままにして動かさない。
続けてシフトチェンジする時は、シフトペダルをいったん元に戻してから操作する。これはいたって普通の動作であるように感じる。
また、北海道で縁石にぶつけて曲げてしまったシフトチェンジペダルを取り換えたのだが、その時にボールジョイント部にリチウムグリースを塗布してみた。交換前のボールジョイントには白色グリスが少し使われていただけだった。
それからは格段にペダルが軽くなり、交換前よりスムーズにシフトチェンジするようになった。これからは、シフトチェンジが重くなったと感じたら、グリースを塗布しようと思う。
クラッチレバーを握らずに済むということは疲労軽減につながるし、加速も良くなり、少なからず燃費にも影響するに違いない。
このシフトアシストPROの目立たない改良は、大きな改良である。
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