まったり大好き

まったり大好き

PR

×

サイド自由欄



カレンダー

バックナンバー

2026年10月
2026年09月
2026年08月
2026年07月
2026年06月

プロフィール

はっちさんですよ

はっちさんですよ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2006年08月22日
XML
カテゴリ: よもやま
もう何年も前に結婚して会社を辞めた年上のTさんが、今日突然会社に訪ねて来ました。

社内を移動しようと思ってエレベーター前にいたら、開いたドアから彼女と営業部長が現れ、「はっちちゃ~ん!!!」と言って突然抱きつかれた私は相手が誰だかも判らず「なになにっっ」とパニック

もう何年も会っていないし、かなり痩せていたので全然判らなかった。ほんとにごめんね。

だってまさか再び会社で会うなんて思わないじゃないっすか。で、よくよく見たら見覚えのあるお顔で。
「久し振り~っTさんっ なんか、随分やせた?」「今日はどうしたの?」と聞いても、にこにこ笑いながらハイテンションで「色々あってね」と言って答えをもらえないので、もしやまたお仕事関係に復帰なのかしら?・・・と想像したり(笑)
社長に挨拶に行くから~と、取り合えずその場を去って行ったTさんを見送り。突然の事に驚いている後輩君達に軽く彼女の説明をし。でも私自身が戸惑い中ですから

しばらく普通に仕事をしていたんですが、その後彼女と少し話したらしい相談役が現れて、私に「聞いた?」とおっしゃる。

・・・は? 今なんと仰いました? ガン  あんなハイテンションで突然現れた人が癌???


どうやら現在は実家の九州で暮らしているらしい彼女は、肺の末期がんで「体に合わない場合は一週間以内に死亡する」危険性もあると言われた薬を試したところ、幸い自分には合っていた様で、現在は痛みもなく随分楽に暮らせているとのこと。
なので、色々な用事で東京に出て来たついでに、以前世話になったうちの会社やなじみの社員達に挨拶に来たと。

なんだそれはっ

あまり長居は出来そうにない彼女なので、せめてしてあげられる事はないかと思い、営業にすっ飛んで行って自分も好きで心が暖かくなる様な本を2冊「買うから~っ」と強奪して来て今にも帰ろうとしているTさんに「是非読んでっ!」と差し上げました。
何も思いつかなくて、ろくな言葉もかけられない私の精一杯だったんですよ 

嬉しそうに、「有難う、はっちちゃ~ん」と手を振りながら帰って行った彼女。
「くれぐれもお大事にねっ」としか見送れない私。
現在は数えるほどしかいない彼女を知る社員達も、ただただ驚くばかりの突然の訪問でした。


死を自覚して乗り越えてしまうと、人ってかえってさばさば明るくなるものよ・・・と相談役はおっしゃるけれど、みんながそんなに強くはないと思うけどな。


でも、自分の過去の足跡をたどる様に今まで知り合った人達に逢いに行っているのかと思うと、なんとも言えない気持ちになりました。
自分はそんな風に逢いに来てもらえるほどの事を、彼女にしてあげただろうか。

でも彼女は、そうやって人との繋がりを確かめる事で、必死に自分を保っているのかも知れない。

自分だったら、そんな時どうするんだろう。
やっぱり何かを探さずにはいられないのかな。

多分、そんな作り事の様にはいかないです、きっとね。


私は何も出来ないけど、ただせめて、きちんとお薬が効いて、発覚当初とても苦しかったと言っていたTさんの体の痛みが、少しでも長く、せめて緩やかでありますように祈るばかりです。
小さなお子さんもいるんですもんね、頑張ってTさん!












お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年08月23日 00時06分23秒
[よもやま] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: