北條宏泰の音楽レビュー大興奮!!

北條宏泰の音楽レビュー大興奮!!

PR

×

Profile

H・ひろやす

H・ひろやす

Comments

人間辛抱 @ Re:管理人からご報告(10/29) 心より哀悼の意を表します。 あまりに早す…
人間辛抱 @ Re:管理人からご報告(10/29) どうもお久しぶりです。 心より哀悼の意を…
elsa. @ Re[5]:管理人からご報告(10/29) 実はアメブロにもブログをお持ちだった北…
elsa. @ Re:管理人からご報告(10/29) やっと少し落ち着いて誕生日の更新をしま…
alisa. @ Re:管理人からご報告(10/29) わぁ、映像が増えましたね。(~_~;) West …

Favorite Blog

ブログ New! ふーかたさん

晴々..☀ New! alisa.さん

社会システムの崩壊… New! 歩世亜さん

源氏物語〔35帖 柏木… New! USM1さん

猛暑が続く韓国! New! 韓国の達人!さん

Archives

August , 2026
July , 2026
June , 2026
May , 2026
April , 2026
November 1, 2006
XML
カテゴリ: 日々のあれこれ
 今日は、東京ビジュアルアーツが学園祭で休みで、一息付いて、これからのカリキュラムを考えたり、原稿を書いたりしていたけど、どうにも気持ちが落ち着かなかった。

 もう今日の日記に一回書いたけど、昨夜、お通夜をやっていた二葉町の会館の前を車で通り過ぎた時に、外に御葬式の垂れ幕が掛かっていて、石井家式場と書かれていた。もしかして石井のお袋さんが亡くなったのかなと思っていたからだ。

 今日確かめに行って、葬儀屋さんに聞いて、確認を取った。やはりそうだった、石井のお袋さんの御葬式だった。でも、式は全て終わっていて、皆は桐谷の葬儀場に行ってしまっていた。遅かった。

 石井哲夫は、中学高校大学を通して、つまり十代の頃に僕が特に親しくしていた友人で、彼の愛称はティチ。そのティチこと、石井哲夫のお袋さんには、高校の頃、特にお世話になった。

 僕が少し不登校になっていた時に、時々石井の家に泊まった翌朝、僕は学校に行きたくなくて、そのままティチが学校に行った後も、ティチの部屋で寝ていて、昼間に起きると、お袋さんは僕を叱るわけでもなく、ただ黙って御飯を作ってくれた。

 そして、又、ティチの部屋でゴロゴロしながら、ティチの帰りを待った。よく、まあ、そんな事を何も言わずに許してくれたものだ。その優しかったお袋さんの笑顔を思い出すと、目頭が熱くなって、居ても立ってもいられなくなった。

 家に戻って同窓会の通知を必死で探して、夕方を待って石井の携帯の番号に掛けた。「もしもし、石井君?」、電話で話すのも、、、兎に角、ティチとさしで話すのが久し振りだ。。とんでもなく久し振りの事だ。

 「そうですけど、、、」、「北條です」、「ああぁ、どうも、、、」、「ごめんね、同窓会の通知に返信もしなくて、、、この度はお袋さんの事、御愁傷様でした」、「いや、、、どうも」、「これから伺っても良いですか?お線香を上げたいんだ」、「どうぞ」、お互いにギクシャクと他人行儀に話す感じが、その久し振りさ加減を物語っていた。

 先週の土曜日は中学の同窓会だった。でも、返信の葉書も送ってなくて、一体、その日が何月何日だったかも忘れていた。 気にはしていたんだ、今回の同窓会の幹事の一人がティチだったので、詫びの手紙は送ろうと思っていた。



 そうして、母親だけは喪服に着替えて、ティチの家に車で向かった。歩いても、三分と掛からない距離だけど、一時でも早くティチに会いたかった。お袋さんの遺影に手を合わせたかった。

 何十年ぶりにティチの家に上がって、一度、以前に町でティチと歩いていた所を見掛けた事がある彼の奥さんとも、初めて言葉を交わした。

 十代だった頃には何度も何度も遊びに行ったティチの家は、大きな家だ。今日は、僕が一度も入った事がない一階の奥の小さな部屋へと僕達は通された。

 その部屋には、ティチの親父さんの遺影もお仏壇に飾られていて、親父さんの弟さんの遺影なども飾られていた。そして、お仏壇の横に、ティチのお袋さんのお骨と写真はあった。

 何とも言えない気持ちで、お線香を上げて、ティチと僕と母親はお母さんの事、昔話を少しだけした。ティチの奥さんは、黙ってそれを聞いていた。

 「それじゃあ、またね」、「おう、また」。その後に、母親が挨拶をしている時、ティチの目にうっすらと涙が浮かんだ。ずっと隠してきたけど。誰にも話さずにきたけど、今でもティチに対する僕の友情には変わらない物がある。それ程に、よく遊んだ。

 勝手口のドアを閉めて、母親にちょっと待って貰って、裏庭にある物置き小屋を写真に収めた。僕が、ティチや倉形、倉形の幼馴染みの池野辺達と、僕が十五歳の秋に初めてセッションした場所だ。僕の原点の一つ。忘れられない出来事。一つの安っぽいYAMAHAのギターアンプにベースやギターをぶっ込んで、ハチャメチャなセッションをした場所。俺達の気分はキング・クリムゾンだった。

061101_163111_M.jpg
初めてセッションした場所♪ - 久し振りに訪れた、中学時代からの友人の家の物置小屋。この場所で、友人のフルート、彼の通っていた高校の友人の歌、その高校のクラスメートの地元の元住吉の友達が弾くギターの四人で、生まれて初めてセッションをした想い出の場所♪ ただ、久し振りに訪れた理由は、友人のお袋さんが亡くなった為という悲しい理由だった。


 そのセッションの場面や、終わって調子に乗ってる僕達にお茶とお菓子を出してくれたティチのお袋さん。そんな光景が僕の頭の中を走馬灯の様にグルグルと回っている。

 時は廻り、人は去って行く。何故、昨夜、僕は車を停めて確認しなかったんだろう。そうしていたなら、優しかったお袋さんに最後の挨拶を出来たのに。心に傷が、叉一つ増えた気がした。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  November 2, 2006 12:02:55 AM
コメント(6) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: