本だけ日記。

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2011.08.29
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テーマ: お勧めの本(8116)
カテゴリ: 読書:音楽関連書

【送料無料】指揮者の仕事術

■作曲家であり指揮者でもある伊東乾氏の著書。
指揮者の仕事について、さまざまな角度から解説する。

まずは、指揮者の仕事がいかに「交通整理」であるか、
棒振りの仕事の物理的な面、
リハーサルでの即物的な面、
ベートーヴェンの第9を例に言葉の理解と解釈の面、
文化史の理解、そして、リーダーシップのこと。

■個人的に納得し賛同したのは、
第9のところや文化史の理解のところ。
まあそれは、たまたま今のぼくの関心につながるからだろう。

シラーの歌詞をつぶさに解釈していくと、
とてもじゃないが、年末に何度も演奏するような気楽な作品ではない。
そのことを改めて納得させてくれる。

■また、音楽様式の変化を音楽だけで考えるのは無理で、
さまざまな文化との関わりのなかで考えなければならない。
その大きな要素の一つが、音楽が鳴り響く空間との関係である。


■その一方で難点を挙げるならば、本書の内容は書名とはややズレがあるだろう。
全体はばらばらの文章を寄せ集めた感も否めないし、
指揮者の仕事術からやや外れている側面も否めない。

■何より、指揮者が自分の仕事について本を書いたりブログを書いたり、
ということ自体、ぼくはあまり好きではない。
あーだこーだ言うよりも、まずいい演奏を聴かせて欲しいと思う。





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最終更新日  2011.08.29 11:48:52
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