よもやま。

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2006.01.21
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博士の愛した数式

数学・・・
得意とは言えなかったけど、きらいじゃなかったなぁ。

この本を読んでて、ふとそんなことを思いました。

そこで更に思い出したのが、
大学の時にとった「一般数学」という講義。
いわゆる高校の時なんかに学んでた「数学」とは一風変わっていて、
「2進法」を始めとした「10進法」以外の数の数え方や
「数の概念」について学ぶ、というものでした。

この講義の時は一生懸命聞いてた覚えがあります。
(バリバリ文系なのにこんな講義とってました(笑)。)


「『ゼロ』を発見したことは偉大な発見だ」
ってのも、その時知ったんだったかな?

はじめは意味がわからなかったけど、
今は漠然とだけど、それがスゴイことだってわかる気がしてます。
「何も無い」を文字で表す。
私たちはあたりまえに使ってる「0」なのでピンときませんが、
なるほどこれがないと困るんです。
100、1000、10000と大きな数を表せるのも、
この「0」あってこそ。

何もないってことに思い及ぶ人はなかなかいないでしょうからね。

って、あまり詳しくもないくせに長々と語ってしまいましたが。
いや、詳しくないからこそ簡潔に説明できないんですよね。スイマセンw
本の話からかなり脱線しちゃいましたが、
この本に出てくる「博士」というのが数学者なんです。

ゼロの概念の話も。
読んでるうちにいろいろ思い出しちゃったんですよね。


読み始め、1ページ目からスッと内容に入り込める本でした。
私は冒頭部分に時間かかることもよくあるだけに、
まずそこが印象に残ってます。

続けて読み進むのもすんなり。
映画化がきっかけで手に取ったこともあり、
頭の中のイメージはすでにふかっちゃん(深津絵里さん)と寺尾さん。
そんなふたりの姿とそのやりとりを想像しながら読んでました。
派手ではないけど、ひきこまれる文章。
その後もどんどん読み進んでいきました。


 「数式は美しいもの」


そんなこと考えたこともなかったなぁ。
どちらかというと「むずかしいもの」だったし(笑)。
でもこの本を読み終わると、
「そうかもしれない」
って思えます、きっと。
数学のことなんてちっとも知らなかった主人公の「私」が
博士とのふれあいを通してそのことを学んだように。

「数字」を扱う学者さんは、
その中にこんなロマンを見いだしてたのか
という驚きと発見。
博士と私とルート(息子)の
奇妙ながらも暖かい関係。

最後の部分は「あっさりすぎる?」って思っちゃうくらいスッと終わりました。
初めにそうして入ったのと同じように。
でもそれがこの本にはふさわしいような気がしました。
過剰な盛り上げは不必要な感じ。

数式の簡素な美しさみたいに。








著者:小川洋子
出版社:新潮社
発行年月:2003年08月

記憶が80分しか持続しない天才数学者は、
通いの家政婦の「私」と阪神タイガースファンの10歳の息子に、
世界が驚きと喜びに満ちていることをたった1つの数式で示した…。
頻出する高度な数学的事実の引用が、
情緒あふれる物語のトーンを静かに引き締め整える。
著者最高傑作の呼び声高い1冊。





なんか数学がうんたらかんたらと書きましたが、
けして「ムズカシイ」本ではありません!
なんかこの私の感想・・・どうなんだろか。
面白かったということをあんまり伝えられてない気がするのが痛いっすね(笑)。






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最終更新日  2006.01.23 22:19:05
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