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私は野性動物などが出てくる大自然系のドキュメンタリー番組が大好きだ。単純にかわいい動物を見たり、美しい大自然の映像に酔いたいという気持ちもあるのだけれど、動物の生態を知る事で「生命」のつながりが感じられるし、地球全体も見えてくるような気がするから。

先日、NHKでアフリカのチンパンジーに関する映像を見た。野生のチンパンジーは群れで生活している。そして時々集団で狩りに出かける。その番組に出て来た群れは自分達よりも小さい種類の猿を襲っていた。餌食になった猿の種類は覚えていないが、木の上で主に生活をしていた。チンパンジーのターゲットは母親に抱かれた子供だ。お父さんと思われる猿が必死にチンパンジーを追い払おうと戦うが、体が大きい上に数でも負けている。子供を抱いた母猿はあまり早くは逃げられない。逃げ回っているうちに小猿が離れてしまった。そこを何匹ものチンパンジーに囲まれて、むんずと掴まれて、、、。チンパンジーはガブリと小猿に噛み付き、肉を食いちぎっていた。私も一緒に見ていた息子も表情が固まってしまった。

その番組は何回かに分けていろいろな種類のほ乳類を紹介していた。もちろんライオンなどの肉食動物の狩りの映像もいっぱい出て来た。飛び立とうとしている鳥のヒナが食べられてしまったり、ヨタヨタと歩いていた赤ちゃんのアザラシも灰色ハイエナにバクっと食べられてしまった。「かわいそう!」とも思うが、そうやって「生命」が回っているんだと納得して映像を見る事ができる。

しかし、チンパンジーの狩りの映像はそれらとは違うものに感じられた。食べられる方も食べる方も我々に近い種類の猿だったからか?自分でもよくわからないが、気分がひどく悪く、しばらく映像が頭から離れなかった。
残酷なシーンはそれだけではなく、チンパンジーの群れはルール違反をしたという仲間のオスを集団で襲って殺してしまった。人間社会ともふとだぶる。人間の嫌な面を彼らも持っている。

昨年、アフリカでチンパンジーの生態を研究してきたジェーン・グドールの講演を聞きにいった。そういえば、彼女も言ってたっけ。とても愛情深い面もあるけれど、驚く程、残酷な所もたくさん見ましたって。

「アフリカの森の日々 わたしの愛したチンパンジー」(ジェーン・グドール)





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最終更新日  April 28, 2004 09:51:53 PM
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