ほんそのたまご

ほんそのたまご

2005年12月06日
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カテゴリ: 徒然なるままに
私の家は山をひとつ越えた所にあります。

大きな道でみんなと別れ、それから一人でえっちらおいっちら山道を登って下って帰っていました。

自分の子供を持ってつくづく、4、5歳の幼稚園児がよくそんなことをしていたな~と思います。
両親も共働きでしたし、祖父母も車を運転出来なかったので、祖母が集団下校の当番の時にしか一緒に帰りませんでした。

最近胸を痛める、小さな子供を狙った物騒な事件が多発しています。
子供を持つ親として、これからどうやって子供を守っていくか大きな課題です。

自分の時はどうだったろうかと考えます。
まだ小学校にも上がらない小さな私は、どうして安全に毎日家に帰ってこられたか・・・。


けれどもうひとつの大きな理由。
それは、一人で帰っていたけれど、決して一人ではなかったということです。
山道沿いの谷には段々田んぼがあり、山道の入口ではどこかのおじさんとおばさんが農作業をしていたし、山道の中腹にも隣のおじさんとおばさんが農作業をしていました。
山で伐採している人もいましたっけ。
その人達に「帰りました~」と挨拶をすると「おかえり」と声を掛けてくれました。

今では減反や農業の後継者がいないため、以前私の通学路だった山沿いの田畑はほとんどが荒れています。
今は本当に一人ぼっちで帰らなければいけない山道です。
当時農作業をしていたおじさんやおばさんも年をとって、農作業をしている姿をみることもめっきり少なくなりました。

先日たまたま私の家の近くの畑で、隣のおじさん達が農作業をしていたので、子供と一緒にジュースを持って行きました。
そしておじさんやおばさんの農作業をしてくれていた姿が、ひとりで帰る私をどれだけ励ましてくれたか話をしました。
おじさん達は以前と同じような笑顔で笑ってくれました。


地域全体を守ったり育てたりすることもしている、本当に立派な仕事です。
自分は今まで小さいのに一人で家に帰っていたとばかり思っていましたが、どれだけの人に支えられて大きくなったか、子供を持って初めてわかりました。

住宅地が増え、住宅はたくさんあるのに肝心の人の姿が見えない地域もたくさんあります。
それは仕方がないかもしれないけれど、子供達の登下校の時間くらい外に出て、何か仕事をしながら子供を見守ってやることができたら・・・
そう思います。





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最終更新日  2005年12月06日 13時01分52秒
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