「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

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2022.02.26
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カテゴリ: 美術館・博物館
​​​​​​​​​​バルセロナのミロ公園にあるミロ最後の大作『女と鳥』は高さ22メートルのオブジェです手書きハート

​ミロ最後の大作 『女と鳥』 を語らずして・・・​

ジョアン・ミロの生涯と作品を巡る旅を終えることはできない


バルセロナの屠殺場跡の公園に立つこの作品は、

スペイン広場に近い 「ジョアン・ミロ公園」

地下鉄= ​ESPANYA「エスパーニャ駅」​ 下車すぐ


Pare ​​Joan Miró ​「 ジョアン・ミロ 公園」 にある巨大なオブジェ




『女と鳥』1981年〜1982年

セメント・大部分に陶板破片使用

高さ=22m

ジョアン・ガルティ・アルティガスとの合作




絵画ではない・・・


絵画は最も豊富で最も幅広く普及し、

そしてミロのあらゆる作品のなかで、

最もよく知られている芸術表現なのだが・・・。


これはほとんどの部分を

陶器の断片で覆ったセメント像であり、

言わば、ミロが芸術上試みた

あらゆる技法的な要素の集大成である


この『女と鳥』では・・・

題材の女は巨大な傷のような

大きな黒いタテの切り込みで表わされ、

彫像の上部にある円筒状のフォルムが鳥を表わしている




基本的に重要である・・・

​​ Joan Miró 
ジョアン・ミロ

1893年4月20日〜1983年12月25日(90歳没)

​​Joan Miró i Ferrà​ ジョアン・ミロー・イ・ファラー)​​

スペイン・カタルーニア地方出身の

画家・彫刻家・陶芸家・壁画家。

ホアン・ミロ(カタルーニア語読み)



20世紀美術に独自の地位を築いた。



『女と鳥』 ・・・ミロは、

段階を追って、

大規模な陶器作品を制作した。

最初は皿、

次に壺、

そして陶板壁画を経て、

最後の彫刻である・・・

『女と鳥』 を完成させたのである。


セメントで作られ、

陶板でおおわれたこの作品は、

高さがなんと・・・22mもある。


この彫刻はミロが好んだ

「女性と鳥」のテーマにしてものだが、

どことなくガウディの作品を思わせる。


「彫刻と陶器作品のおかげで、

 ミロは昔からの夢を表現した。

 それは、

 自分の芸術を町や公共の場所に根付かせ、

 なにかを介することなく、

 直接見知らぬ通行人に語りかけ、

 出会いや対話を楽しみたいという夢である」

   ジャック・デュパン

   「ミロ」1993年

​​​
ミロは常に職人に対して多大なる尊敬の念を感じ、

表現していた


ミロの共同制作者である

陶芸家:ジョアン・ガルディ・アルティガス は、

ミロの独特の色調を完璧に生かすために

窯入れの前に色を用意し、

彫刻のほとんどの部分を覆うさまざまな色彩の

何百という陶板の断片の縁を調整した。


この断片の形は、

ミロの考えによるものだが、

グエル公園のベンチ に使われている

陶板断片の不揃いな形を想わせる。


これこそ、

アール・ヌーヴォーが下火となった頃ですから、

ミロが賞賛し評価し続けたあの建築家

アントニ・ガウディ の作品だった・・・


ミロが通った聖ルカ文化サークルの

絵画教室で学んでいたガウディは、

ミロのような若い画学生たちに

尊敬の目で見られていた。


再びバルセロナの旅が許されるならば・・・

最初に訪問するのは、このミロの大作

『女と鳥』のある「ジョアン・ミロ公園」から

スタートする計画です

そして

「カタルーニャ美術館」

「ジョアン・ミロ美術館」を訪問できたらと

​​

(参考文献:美術出版社/Joan ​Miró​​ジョアン・ミロより)
(写真撮影:ほしのきらり)



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最終更新日  2022.02.26 00:10:09
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