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2009.10.21
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 客室に備え付けの歯ブラシは連泊中は使っても捨てず、レストランでは“マイ箸(はし)”を使えば料金を割り引く。お財布にも環境にも優しいこんな利用プランを導入するホテルが増えている

 ≪箸を忘れない≫

 ローストビーフやズワイガニ…。品川プリンスホテル(東京都港区)の「リュクスダイニングハプナ」は和・洋・中からスイーツまで、ランチは約60種、ディナーなら約80種の料理が食べ放題で楽しめる。

 昨年4月からは環境配慮から割り箸の使い捨てを減らそうと、「ECO(エコ) My(マイ)箸でお得なブッフェ」の割引プランを開始。自分用の箸(マイ箸)を持参すれば、3000円のランチ(大人)が2700円に、5500円のディナーは4900円になる。ランチ利用客の約7%、ディナーでは約4%が“マイ箸”を持参するという。

 担当の阿部忠大さんは「昼は若い女性グループやカップル、夜はOLグループに箸の持参が目立つ」。友人2人とランチに訪れた茨城県龍ケ崎市の女性会社員(34)も「持ち歩こうと思うのに箸を忘れる。割引はカバンに箸を入れるいいきっかけになった」と話す。

 同店は昨年末、割り箸から洗って使い回せる箸に変えた。だが、割引は「環境意識の啓発に貢献できるなら」(阿部さん)と今後も続ける。

 ≪マイ歯ブラシも≫

 「サンルートホテルチェーン」(豊島区)は今年5月、連泊利用客を対象に、客室に備え付けのカミソリや歯ブラシのアメニティー用品と、タオルやベッドカバーなどリネン用品を2日目以降も取り換えない場合、宿泊料金を割り引く「連泊エコプラン」を始めた。全国76ホテルのうち49カ所で実施。2、3泊目の料金を各日100~2040円分割り引いたり、次回利用できる割引券やクオカードなどで還元する。

 最近では、“マイ歯ブラシ”などを持参し、ホテルの歯ブラシやカミソリは利用しない客も目立つという。



 ■女性の5割“マイシャンプー派”

 ホテルに泊まるときに“マイシャンプー”などを持参する女性は5割-。ネット調査会社「アイシェア」(横浜)は9月、ホテルのアメニティー用品の利用実態について、20~40代の男女計506人に聞いた。

 それによると、アメニティー用品がある宿泊施設に泊まったことがある計455人のうち、自分専用のシャンプーやボディーソープを「必ず持参」する人は14・1%、「持参することが多い」人は26・8%。女性に限ると54・3%が持参派で、「髪や肌に合わなかったら困る」「慣れたものを使いたい」などの声があった。







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最終更新日  2009.10.21 04:21:35


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