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2010.07.04
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海外取扱高比率7割へ引き上げ

 楽天の三木谷浩史代表取締役会長兼社長は30日、同日の会見で「将来の目標として世界27カ国・地域に進出し、グローバル化を促進する。海外取扱高比率を大幅に引き上げ、グローバル流通総額20兆円を目指す」と長期戦略を語った。

 同日開催した国際事業戦略説明会で明らかにした。楽天は現在、中国、アメリカ、フランス、台湾など6カ国に展開し、楽天市場や 楽天トラベル などのグループ流通総額は2009年度で約1兆8000億円に達している。ただ取扱高の海外比率は1%(09年)程度で、「今後の成長を考えれば、海外比率を引き上げることが重要」と三木谷会長は危機感を強くする。将来は海外比率を70%まで引き上げ、グローバルに展開するインターネットカンパニーを目指す方針だ(なお長期計画のため達成時期は掲げていない)。

 グローバル化を促進すべく、今年1月に中国のネット企業バイドゥと提携し、中国でのEC(電子商取引)事業に進出。5月には、米国有数のEC事業者バイコム社を子会社化、6月には、フランスナンバーワンのECサイトを運営するプライスミニスター社を買収するなど、矢継ぎ早に大型のM&Aを展開。米国、欧州、アジア地域での進出を強化している。楽天グループの公用語も2012年末までに英語で共通化、人材や開発も国際化する方針だ。
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 三木谷会長は「2009年のBtoCのEC市場は世界全体で23兆円。2020年には71兆円に拡大すると予想されている。我々もこの市場拡大の波に乗り、グローバル展開を加速することで、楽天グループの流通総額20兆円を目指したい」と語った。





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最終更新日  2010.07.04 07:41:57


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