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2016.11.27
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カテゴリ: 学校とは!?
私が小学校に入学したとき、いきなりクラスの女子・Tさんが学校に来ていませんでした。
彼女は入学の数日前に盲腸の手術を受けて、その術後の経過があまりよく無かったのです。

我々子供たちにとって、いきなり学校を休んでいる人がいるという事実はかなり衝撃的でした。

最初の出席をとったときに、N先生はもちろんTさんの名前を呼びあげましたが返事はありません。
そこでN先生はみんなに彼女が欠席している理由を手短に話をしてくれました。

その話を聞いても、業間時間にクラスの何人かは「ええなあ、学校に来んでもええのは」「うらやましい」「ずるい」なんて言っていました。
私もどことなくうらやましいような感覚を抱いたことを覚えています。

で、N先生が何をされたかといいますと!
毎日、朝の会か帰りの会のときにTさんの様子をクラスに伝えたのです。


Tさんが毎日どれほどの痛みに耐えているか。
Tさん自身もどれほど学校に来たがっているか。

おそらくN先生は毎日電話か直接会うかして、彼女の様子を確認していたのだと思われます。

ある日に至っては、彼女の術後の傷の状態を詳細に小学1年生子供たちに黒板に書いてまで説明されました。それは痛々しいものでした。

その後、女子たちの彼女に関する話の内容が変わってきました。
「学校に来られるようになったら絶対に友達になる」「勉強でわかないことがあれば私が教える」「私がTさんの席に隣に座って助けてあげる」等々・・・

6月の終わり頃だったと思います。
Tさんがはじめて学校に来ました。
その前日、N先生がみんなに「明日Tさんが学校に来ます。1年3組全員が揃いますね」とおっしゃったので、みんなも楽しみにしていました。

そしてその日の朝・・・
N先生に続いてTさんとTさんのお母さんが教室に入ってきました。

それもそのはず、Tさんは教室に入ってくるときにすでにおびえ切ったような表情をしたいたんですから・・・

でも、彼女が泣き出して間もなくクラスの女子の何人かが先生に言われもしないのに前に出て、1人はTさんの手荷物を持ち、1人は後ろに回ってゆっくりとランドセルをとってあげて、残りの数人は彼女の手を引いてゆっくり座席に連れていったのです。

今度はそれを見たTさんのお母さんが大粒の涙をボロボロボロボロこぼしました。

N先生は笑顔で無言でそのお母さんの肩を抱いて教室の出口に誘導したのですが、出口にはいつの間にか校長先生がいてお母さんと一緒に姿を消しました。





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最終更新日  2016.11.27 02:04:06
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