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2017.12.04
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カテゴリ: 小説/物語
そのハンバーグの袋を母が用意してくれていたお皿の上に横たえて置いた。

次にお茶碗の中のご飯を指で触ってみる。
いつもの通りに、思った通りに冷たかった。

私はそのお皿ではなく、ご飯の上にハンバーグをのせてソースもかけた。
少しでも温かかったらご飯の上に乗せるように母がいった言葉を思い出したからだ。

その言葉に私は一縷の望みを見出そうとした。
こうすると少しでも温かくなるのではないか、
いや、なってほしい!
強くそう思った。



冷たい。

その冷たい物体のかたまりが、口の中から体内を通ってお腹に運ばれる。

寒い場所で、冷え切った体で、冷たいものを食べることがこんなにつらく悲しいものなんだと改めて知らされる。

その瞬間、、、、。
涙が頬をつたった。

何かを期待していた自分の愚かさが悲しかった。

そしてあんなに忙しい朝にも関わらず母が手間暇をかけて少しでも温かい状態を保とうとしてくれた気持ちに、なんだか自分がこたえられなかったような気持にもなって情けなくなった。

私は冷たいお茶碗を両手で持ったまま、2階へとつづく階段の中腹まで行って座った。
それまで堪えていた何かが崩れてしまったかのようにそこで泣いた。
もうだれに何を言われても思われても構わないから、思いっきり声を出して泣いた。





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最終更新日  2017.12.04 01:33:18
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