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2018.07.15
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カテゴリ: エッセイ
この100本ノック・・・
内野手のノックはまだ普通の地獄なのだが、我々外野のノックはそれを数倍も上回った。

ノッカーは引退した3年。
連中はノックをするのではなく、とにかく遠くにボールを打って遊びたいだけだった。
その遊びをより楽しくするために、普通ノッカーは自分でトスを上げたボールを打つのだが、連中はピッチャーに見立てた1年生に打ちやすい球を投げさせて、それを思いっきり打った。
外野フェンス上段直撃やフェンス超えする球もあった。
我々はそのような元々捕球不可能なボールを延々と追いかけさせられる。

連中はバッティングごっこをして遊ぶ爽快感と、その捕球できるはずのない球を必死で走り回って追いかけ、中には倒れて本当に起き上がれなくなる者も出てしまう我々の姿をみて面白がる快感を同時に味わえるのだ。

更に陰湿なのは、日頃から上級生におべっかを使って機嫌取りをしていた者には、捕球しやすい打球を打って早く100本を終わらせる。


そして最後に待っているのは、外野の100本ノックがなかなか終わらないのに業を煮やした顧問が重い腰を上げて外野にやってきて「どんだけ時間かかってんのや!」と怒り出すと、ノッカーの3年連中や、早々に100本の捕球を終えた媚びへつらい同期が、「あいつとあいつのノックがまだ終わらないからです。」なんて言いながら我々を指さすという恒例行事だ。

そこで媚びへつらい組は「上手い選手」、そうでない我々組は「下手くそ選手」とのレッテル分けが日々構築されていくのだ。

このときへばって倒れ込む者は、その直前の休憩時間に水分を補給し過ぎているのが顕著であったので、私は極力最小限の水分補給を試みた。





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最終更新日  2018.07.16 02:22:50
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