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今日はショッピング・モールに行っていて、
その中に入っている ヴィレッジ・ヴァンガード へ入ってみた。
昔、書店員だった時代、ヴィレッジ・ヴァンガードの創業者の菊池さんと数度お会いして話をした(というか聞いた)ことがあるんです。
菊池さんが独立前に働いていた本屋さんと近い書店で働いていた関係で・・・。
当事、菊池さんは一号店をオープンしたばかりでした。
菊池さんは書店界を変えたいんだと力強く話していました。ひよっこの私は業界の内部もまだ判らないまま、とにかく凄い人だと感じていました。若者独特の熱を持った人でした。
ヴィレッジ・ヴァンガードが新しく支店を出すと、必ず見に行っていました。
棚の作り方が独特で、客として楽しい本屋でした。日の当たらない良書を救い出すことに長けていたと思います。そして、その本に関連させた雑貨を横に並べて売るという販売方法も斬新でした。
あれから四半世紀
今では、あまりに巨大になってしまって、本屋としても見られないので、足を運ぶこともなくなっていました。
今日、久しぶりに入った店は、立地からしても仕方がないのかと思うのですが、雑貨屋さん+おもちゃ屋さん でした。
もう菊池さんは書店界の人ではないのだな・・・。
もちろん菊池さんの成功は喜ぶべきことですが、あの、熱い話を聞いてしまった私としては、少々寂しくもなってしまうのです。あの時の話と今のヴィレッジ・ヴァンガードは異なっているような、そんな気もするんです。
もちろん、出版業界の現状にはやるせない気持ちにもなるし、自分自身も思うところがあって書店業界から離れて図書館へと変わったのだけれど、 それでもやはり書店業界への想いは残っています。
そんなことを思いながら、一冊の本をレジに持っていったら、カウンターには菊池さんの新聞記事の切抜きが貼られていました。
若かった菊池さんがずっと私の記憶に残っていましたが、そこには少し面影が残る、年を経た菊池さんの写真がありました。
今、菊池さんはどんなことを考えているんでしょう。ちょっと聞いてみたい気がしました。
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