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きのko

きのko

2010.09.19
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石油などの資源を持つ途上国に対して、

「近代化したら素晴らしい国になるよ」と

夢のような国の未来を描いて見せて、

言葉巧みに持ちかけ、安心させ

その国に巨額の債務を負わせることだ 。

じつのところ、融資されたカネは

巨大なインフラ建設を受注するベクテルや

ハリバートンなどの米企業と、

現地の利権を握っているほんの一部の

富裕なエリート層へと流れる。

途上国は借金の罠にはまり、天然資源や議決権を奪われたり、

米軍基地の設置を強いられる。

しかし、もしエコノミックヒットマンが

途上国の指導者の取り込みに失敗すれば“偶然”に殺される。

それも失敗すれば、次は

アメリカ軍が出動してめでたく傀儡政権が誕生する。

簡単に説明すれば上記のような流れだ。
特に 「アメリカの裏庭」と呼ばれた中南米 では
各国の兵士を“アメリカ学校”で訓練 し
現地でそれら 兵士をアメリカ企業の手先として使う 。
ずっとテロや誘拐など政情不安が続いたのは
アメリカがそれを望んだからなのだ 。

対ソ連対策でムジャヒディンを養成したり
パキスタンで“タリバン”を作ったり
世界中、 紛争のあるところCIAの影 あり。

何でアメリカは「選挙で選ばれた指導者を殺すのかなー」
と思っていたが、やっとわかった気がした。
「全ては国益のため」と言うより、
アメリカの超・スーパー金持ちのためだったんだなー。

南米パナマに現れた指導者トリホス将軍の話には感動 した。
   「国民のために働こうとする指導者は殺されるのかなー」
   と考えると、読み進むのが辛かった。

筆者は若くして成功者としての地位を得、
確かに仕事の達成感はあったろうが
自分が仕事をした途上国に数年後に行ってみると
確実に貧しくなっている国民の状況を目の当たりにし
仕事から離れ、、、この本を書いた。
筆者はどんな仕事に就いたとしても成功するだけの
能力と実行力を持った、とても魅力的な方でした。

         「エコノミック・ヒットマン」 途上国を食い物にするアメリカ
         ジョン・パーキンス/著 東洋経済新報社/’07年12月第1刷発行





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Last updated  2010.09.19 12:18:10
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