TOKYOプチオフ 04/1・2 




東京プチオフ~旅は青空~八重洲


marunouchi


すべてがはじまる「場所」を
あなたはいくつもちえてますか?

by まるくん みんなへ


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生暖かい風に包まれて、少し汗ばむくらいの季節。
Aさんと東京駅からすぐのビルに向かう。
一時期取り壊しが問題されたステーションビルはそのままの佇まいだ。
いつの時代であっても古い様式はロマンではなく邂逅だ。
いつもなにかをそっと教えてくれる。
しかし、変わったのは「こちら側」だ。
最後の東京駅からもう15年の歳月が経つ―――。
過客は悲しいかな、想いは幽霊のように私のなかで彷徨うのではなく、私のなかにいまだに元気に生き続けている。
最後の東京駅から一年後の14年前の、あの日、あの「知った瞬間」から何度も枕を濡らした。
毎夜のように世界を呪った。なにもしたくなかった。
何者にもなりたくなかった。
必ず週2回届いていた葉書や封書から,ある日を境に劇的に変わった手紙群を恨んだ。
たとえ、それがどこかの誰か、あるいは身内の私への精一杯の愛情であったとしても。
彼女は旅立つ前に妹にもらしたのかもしれない。
「私が彼がいないと生きていけないように、彼も私がいないときっと生きてはいけないから―――」
矮星以上に絶対光度の届かない二つの魂はかくも無残に、光を、彼我を、切り離されたのだ。
しかし、私は彼女と「違い」生きている。
空いびきのような虫篭に身をまとったまま、無辜な生命をないがしろにしつつ、日々を過ごしていた。
最後に笑顔をみたのがここだった。
またお互いがお互いの世界に戻る前のお互いを荷担しつつ、―――。
「ライトアップされてるとこで、まるくん撮りましょうか」
Aさんは、しなやかに首をもたげてそよ風のように微笑み囁いた。
「うん、、、また帰るときでいいんじゃない」我に還る。
「それよか、急ごうよ、おなかすいただろ?ご馳走が君を待っている」
「はいはい、、、たくさん食べますよ~~」
漆黒の闇のなかで、Aさんのかすかな吐息が春のおとどめに消え入るように空気に交じり合った。



ビルの高い所のとあるフロアの一角に席はとってあった。
席についた真下は東京駅だった。
か細い翠色の光が蛍のようにつつましくゆらぎ、彼女には物足らない明かりだったかもしれない。
「ごめんね。副都心のビルが見えたりするほうがよかったんだけど、食材選びとバッカスの賜物の豊富な(笑)ここを選んだんだ。三ツ星系はニセモノ系くさかったよ(笑)」
「いえいえ、私にはこれで十分ですよ。綺麗じゃないですか」
Aさんは言葉を推敲するのに長けたひとだ。
―頭がいいんだな―とすぐにわかる。
Dumazet社のCondrieu "Coteau Fournet‘85をソムリエにお願いする。
もう一ヶ月前からAさんとこれを飲もう、と決めていた。
これからの人生、チャンスがあれば何度もコンドリューとつきあっていくと決めてある。
グラスがかすかな翠色の泡立てて、駅のプラットホームのイルミネーションと交錯した。

「ほら、鼻につけてかいでごらん」
「うわっ、甘い香りがしますね~~」
「アプリコットや薔薇やいろいろなブーケの香りでしょ?でも飲んでみるとしつこくないキリッとした酸味もあるでしょ。でね、含んだ余韻が蜜のように甘いの」
「ほんとだ」
「一度に何度も美味しい。Aさんにピッタシでしょ?(笑)」
「またまた、まるくん、でました。美女泣かせの手腕はここで発揮してもだめですよ(笑)」
「いえいえ、飲むほどに、いろんなこと喋りたくなる魔法も君にかけてあるから(笑)」
もちろん――――。
もちろん、魔法はかかった。
「私だって、一度切れたときがあったんですよ。相手の方の胸の中までは覗けないけど、、、、、、でも、まるくんなんでそんなことまですぐにわかるんですか??」
「笑、、、だから魔法だって・・・」
いろんなことを知った。いろんなことを知らされた。
でも、知りえた魔法の扉は閉じて、私がそっと胸の中に秘めておこう。
いつか、Aさんの魔法が自ら解き放ち呪縛から開放されるのを待ち、祈りながら―――。



山鳩ロースト、鳩のコンフィ赤ピーマンソース、豚の内臓各種、トリュフ、エピス風味江戸前のアナゴ、フォワグラ、ほうぼうや各種魚介のブイヤベース、とうもろこしのパンケーキ、ひよこ豆のビネガー風味。
赤はブルゴーニュのGivry 1er cru "Clos jus"をデキャンタで。
わずかな時間を珠玉の時間にかえたのはAさん自身がもつ不思議な魅力の魔法に違いない。
きっと魔法の手にかかったのは私なのだ―――。
店員が勧めてくれたフロマージュ各種は断った。




お互いさして酔いもせず、でも春の陽気に酔い気分で駅前通りを進んだが、東京駅のイルミネーションはすべて消え、闇にまぎれこんでいた。
生暖かい風は変わってないまま―――。

彼女の提案でキオスクでお茶を買い、八重洲口のロータリーで話し込んだ。導かれてここに来た?
あの15年前の鎖を繋いだ別れと、14年前の――立ち会えなかった、両手を合わせた白い菊の花の別れ――がまた蘇った。
背後にある連鎖のような物語性を読み込むのに私は必至だった。
Aさんの美しい横顔をみながらなにがしかの法則性を模索する自分がいた。
「眠そうですよ?」
風がやんだ――――。



東京プチオフ~旅は青空~浅草・お台場





だまって微笑んでいてごらん
心も晴れやかに ポッカリ雲が
僕たち私たちは 何処にだって行ける


by まるくん  みんなへ


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―――実はこの、壊しがたきいつまでも持続させたい幸せ願望・・・・・井戸のなかにスコーーンと小石を落すような、気持ちに・・・。
 テレビ離れが著しいアタシもここ最近毎日楽しみにしている番組があります。朝のテレビ小説です。通勤の都合で、BS放送で、午前7時半から観ています。慌しい朝のアタシのオアシスでもあります。母屋にて急ぎ朝食を済ませ、住まいのほうでわずか15分のオアシス・・・・。だいたいいつも終了5分前くらいに、同じく通勤の支度するためハニーも来ます。だいたい、そのときアタシの目はウルウルしておりまして・・・・・。年を増すほど、涙腺はますますユルクなるのですね・・・・。ほんのささいな暖まること、なにげないセリフや、相手を思いやる気持ちなどが移入して、とめどもなく涙が溢れてくるのです・・・・。でも、どうしてか哀しいシーンやつらいことで泣いたりはゼッタイしません・・・・。
 で、土曜日に来週の予告編があるのですが、なんとなんと・・・
表題が「永遠の別れ」―――!!!!!!驚くのなんの・・・・。
洗濯物干していたハニーも「え~~!?早すぎる展開!」と別の意味で驚きの声。あんなにあんなに幸せを求める家族の絆が、失う代償はあまりにも大きすぎ、想像だにつかなかった綻びが・・・・・・・。とてもやるせない土曜日でした・・・。
自分だったら、どうだろう・・・・・。
一度は失った最愛の人を、、、再び失った自分など、これまで想像にもしなかった・・・・・・・・・。
アタシは、その『答え』をみつけることができていません・・・・・・。

(2003 5/19 まるくん幸福手帳より)

引用が長くなりまして、、、(汗
そうです、昨年春の朝のテレビ小説の舞台がここだといえば、そうあれですね。ああ、思い出すだけで、ホロホロ泣けてしまうじゃないですかっ(マテ
Hちゃんとの待ち合わせはここで決まり!
「まるくん、浅草線に吾妻橋出口なんてないよ」
とピポパが。
「え!?あるよぉ~~だってそこに佇んでるんだもん」
ゲッ、、、銀座線か、、、ここ。
またまた,,, トットコ大汗カキタロウ ですな(涙
あせって商店街側の浅草線出口へ走る、走る。
「まるくん、吾妻橋の交差点にきましたよ♪」ポピパ。
あのですね、、、、、#
アタシがさっきいたとこじゃないですか(TT
でも、、、いいんです、、、。
おこんないんです、、、、。
今日は晴れやかなプチオフですよ~~~~~♪
若いっ!!ギャルですよぉ~! 年齢差がすごいんですっ!www
なんてったって、、、、、wまだ 幼稚園の年少さん ですもん♪(笑の春の嵐
で、そんなまるくん、地元っ子のHちゃんとテレビのような、おいしいうなぎが食べたいな~~。
「Hちゃん、うさぎ好きだよね♪」
「え?うさぎ??」
「違うよ違うよ!うなぎだよ~~、あっあそこに入ろう」
「H、、、うなぎきらい」
「え?!・・・・・・いいのいいの♪ほかにもなんでもあるからね♪おなかすいたでしょ♪」
「H、おなかすいてないもん」
「またまた~茶碗蒸好きだよね?からあげもいる?」
あ、、、、まるくんのお酒のおつまみではないですよ(苦笑
つぶらな瞳に、テーブルの正面にいてはじめて気づいたのですがあんまり瞬きしないんだよね、Hちゃんのオメメ。髪の毛がサラッとしてて綺麗だなぁ。誰に似たのかな?
まるおにいさん、胸がキュンとするじゃないですか(ヲイ



まるくんのうなぎ、、、の下のごはん(笑)あげるよ。
「あんまりしゃべんないんだね・・・・」
「あ~~やっとおなかいっぱいになった~」
なんです?おなかすいてたんじゃないですか(苦笑
で、ゴゾゴゾしながらよくしゃべるじゃないよ(w




それからね、、、
もちろんアタシたちの物語はネバーエンディングストーリーではないのですが、、、。
無人電車に乗ったよね。
電気自動車見たよね。
噴水で遊んだよね。
観覧車に乗ったよね。
水上ボートに乗ったよね。
アイスクリームも食べたよね。
また、いつか元気に会おうね。
今度はくまくんもわんわんちゃんもねずみちゃんも来るよ!

それとも14年後に楽しみにしてようかなっ♪(オイオイ
それまで、自分で言ってる反抗期(笑)卒業してようね。
家族だけでなく、誰にでもやさしいHちゃん、みんなを愛せるHちゃんに♪おにいさん楽しみにしてるよ♪
Hちゃんは、甘えん坊で、おしゃべりあんまりしなくても、おにいさんわかってるよ。その綺麗なお指がその綺麗な髪の毛がその綺麗な瞳が、あなたの綺麗なこころを映してる。
こころ、、、、、、、、、、、?
きっと、「こころ」になれる!!
えへ?オチつくるのうまいでしょ♪(笑



帰国後、Hちゃんとほんのちょっと電話でお喋りしました。
「H、、、、、まるくん好きだよ、、、、、、ハム太郎の次に、、、」
「あ、、、ありがとぉ~~~(照れ。。。。。。。。。。。)」
・・・・・・っておい#
アタシャ、、、、キャラクターグッズかいっ##(笑


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