DELTA Strange Zone

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2002.11.13
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アロウズが、12日、ドイツの投資家グループと契約したことを明らかにした。

 声明は以下のとおり。「アロウズは、ドイツの投資家と、チームに対し出資を行う旨の契約書をかわした。契約が完了するまで、契約条件は開示されない。手続きが完了するまでには、若干時間がかかる。今週、法廷審問が予定されていたが、アロウズは、契約完了までの時間が得られるよう、法廷の理解を求めた」
 この発表に先立ち、イタリアの『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙では、ジャーマン・グランプリ・レーシングと呼ばれる組織が、アラブ・コネクションのために契約を結ぼうとしているという報道をしていた。
 アロウズ、もしくは、その破産したチームを肩代わりしようとする者は、12月15日の期限までに30万ユーロのエントリー料をFIAに支払わなくてはならない。そしてこの支払いを行うと考えられているのが、ジャーマン・グランプリ・レーシングだが、この団体は、アロウズとの関係を報じられたアセット・トラスト・パートナーズの傘下にある持ち株会社だ。しかしながらどちらの会社も、背後にアラブ首長国連邦の謎の投資家たちがいると見られており、その投資家たちが、かつてアロウズの株主だったモルガン・グレンフェルの持ち分を買収したのだと考えられている。
「彼らはアロウズ株の51%以上をすでに買収しているが、それが全体でどれだけになるのかは話せない」と、アセット・トラスト・パートナーズのオーナーであるオリバー・ベーリングは、『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙に語ったが、ビジネスパートナーの素性については明かそうとしなかった。「(その数字がどれだけであれ)その買収は、モルガン・グレンフェルと、それ以外の団体の持ち分をも対象としたものだ」
 買収者たちは、エントリーがFIAに受け入れられるならば、チームボスのトム・ウォーキンショーが残留して新チームの指揮をとることを望んでいるようだ。
 ベーリングはこう語った。「私たちとしては、ウォーキンショーにこのままチームのマネジメントを担当してもらいたい。彼は重要な存在だからだ。私は、アラブの投資家たちの代理として、チームの経済面のみを担当することになるだろう」
 来季の参戦が可能になった場合、アロウズは2人のドライバーだけでなく、新しいスタッフも雇わなくてはならない。シーズン半ばに、大勢の者がチームを去ってしまったからだ。テクニカルディレクターのマイク・コフランはマクラーレンへ、ハインツ-ハラルド・フレンツェンはザウバーへ去ってしまっており、事態は深刻だ。電気通信会社のオレンジに契約を解除され、チームには大口のスポンサーもない。
 驚いたことに、ドライバー候補として、何とヨス・フェルスタッペンの名が取り沙汰されている。フェルスタッペンは、チームとの間で裁判が進行中であるにもかかわらずだ。イタリアのプレスは、かつてフェラーリで愛されたエディー・アーバインの名も持ち出している。一方、エンリケ・ベルナルディは、来季もF1に乗るチャンスがあると主張している。







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Last updated  2002.11.14 02:07:17
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どぴゅ@ みんなホントにオナ鑑だけなの? 相互オナって約束だったけど、いざとなる…

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