DELTA Strange Zone

DELTA Strange Zone

2003.06.06
XML
復活のバックスクリーン弾だ!! ヤンキースの松井秀喜外野手(28)はレッズ戦の三回に26試合119打席ぶりとなる4号2ラン。その後も3二塁打を放つなど豪打爆発し、メジャー初の4安打、3打点の活躍を見せた。この日は打順を初めて7番に降格させられるなど不振にあえいでいたが、そんなモヤモヤを振り払う一撃。ゴジラの復活ロードが見えてきた。

 一発ですべてが変わった。これまでの苦悩がウソのように、ゴジラが息を吹き返した。復活の地はグレートアメリカン・ボールパーク。1本塁打に3二塁打というメジャー初の1試合4安打で3打点。松井のバットがようやく火を噴いた。

 「スリーボールだったけど、(サインが)打っていいという感じだったんで、思いきっていきました」

 みけんのシワはもう消えていた。いつもの仏頂面は満面の笑みに変わっていた。日本の、ニューヨークのファンが胸をなでおろした復活弾だが、誰よりそれを待ち望んでいたのは、松井自身だ。

 打順降格で臨んだこの日の一戦。巨人でのルーキーイヤー以来10年ぶり、メジャーでは初めて座る7番。しかし、その屈辱を三回一死二塁からの第2打席でみずから晴らした。グレーブズの0-3からの高めストレートを思いきり叩くと、打球は鋭いライナーで中堅フェンスを越えた。

 5月7日のマリナーズ戦(シアトル)以来、26試合119打席ぶりのアーチ。この一発で松井の中で何かが弾けた。もはやスランプの松井とは表情さえも別人だ。あとはもう猛爆モード。五回二死一塁から右翼線タイムリー二塁打、七、九回にも連続の二塁打だ。

 五回の打席もそうだった。0-3のカウントでもベンチから“待て”のサインは出なかった。不振のとき、常にかばい続けてくれたトーリ監督からの確かな信頼を、松井は感じていた。それに応えたい、と思った。

 「イラ立ちはないといえばウソになります。でも、ずっと我慢の時期だと思っていました。投げやりになったり、気持ちが切れたりしたことは一切なかったです」

 こんなにホームランが打てないのは初めてのことだった。オーナーや地元メディアからの風当たりは強まる一方。調子のいいときなら気にならないことも、状態が悪いだけにささいなことでも心に引っ掛かった。



 「きょうはきょう、明日は明日です。打てても打てなくても、そういう気持ちに変わりはありません」。努めて冷静に振るまったが、復活の手応えは松井自身が一番つかんでいる。もちろんこれからが本領発揮、ゴジラの逆襲が始まる。

>よかったねー。やっぱり逆境に強いというか、男の意地なのか、メジャーはやっぱりイチローのようなアベレージヒッターの方が需要があるのかもしれないけど、これからの日本人大リーガーの為にもパワーヒッターとして挑戦し続けて欲しいです。

頑張って下さい!!





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2003.06.07 14:50:31
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

hyda

hyda

Comments

背番号のないエース0829 @ Re:安室奈美恵 「沖縄summitから20年」に、上記の内容に…
背番号のないエース0829 @ 近藤真彦 「青春タイトルマッチ ~ 明日に向かって…
どぴゅ@ みんなホントにオナ鑑だけなの? 相互オナって約束だったけど、いざとなる…

Calendar


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: