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2003.08.28

マクラーレン、ＭＰ４－１７Ｄでタイトル争いに臨む

テーマ： 2003年のＦ１グランプリについて(167)

カテゴリ：カテゴリ機能開始以前

　マクラーレン・メルセデスＭＰ４－１８がレースに登場する日はついに訪れないらしい。キミ・ライコネンのタイトル獲得を目指して安全策を採るべく、今季残る３戦を現行のＭＰ４－１７Ｄで走りたいというチームの意向が固まったようだ。

　フェラーリのこのところの不運と不調のおかげで、ライコネンとウイリアムズＢＭＷのファン－パブロ・モントーヤは、ポイントリーダーのミハエル・シューマッハーにわずか２ポイント差の内に迫った。マクラーレンは、タイトル争いの際どい望みに最新型車でのリスクを負いたくないのだ。ＭＰ４－１８は信頼性の不足がテストで明らかになっている他、ＦＩＡのクラッシュテストに３回にわたり落ち、デビューがさらに遅れていた。
　英デイリーテレグラフ紙によれば、マクラーレンは来週のモンツァ合同テストにもＭＰ４－１８は持ち込まない予定で、テストドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサがスペインでのプライベートテストで走らせはするものの、ライコネンとデイビッド・クルサードは次の第１４戦イタリアＧＰに向け旧型車の仕上げに専念するという。
　先ごろ、チーム監督のロン・デニスは、新車が競争力をもってデビューできるのか、それはいつになるのかとこれほどメディアにつつかれることになるのなら、最初からＭＰ４－１７ＤをＭＰ４－１８と命名しておけばよかったともらし、また、１７Ｄは昨年のＭＰ４－１７とは実質的に別の車だと語る。
　デニスは、１７Ｄが‘古い車’と呼ばれてはいるものの、現行モデルは先代からは大きく進歩しており、新車として扱われてもいい部類に入ると言い、またその開発作業は継続的に進められていると強調する。モンツァではさらにニューパーツの投入を予定しており、今季残る３戦にかけるシューマッハーとモント－ヤとの戦いにチームは秘かに自信を抱いているようだ。

＞昨日の続き、マイク・コフランはこの責任を取らされて解雇になるかもしれないということです。この人の作るマシンはなかなか独創的で好きなんだけどなぁ。辞めたらザウバーに来てくれませんかね？

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