DELTA Strange Zone

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2003.11.15
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 エンストンのルノーF1のファクトリーでは、2004年のレースカーの製造プロセスをスムーズにし、R24の信頼性を上げるために、シャシーの実物大模型がすでに製作されている。

 モノコックはすでに用意されており、チームのイギリス本部では、イアン・ピアスが組立作業の指揮をとっている。R24を構成するメカニカルなコンポーネントの実物大模型が製作される過程で、ピアスは各段階を監督している。
「私たちは、マシンのありとあらゆるエレメントを複製する。ウィッシュボーンと車体と燃料システムを除いてね。これらは、メインのモックアップとは別に作られるんだ」と、ピアスは説明する。「様々な材料が使用される。カーボンファイバー、木材、金属、それに立体印刷による樹脂モデル――これは、パーツのおよそ半分に使われる。どれも、実物の100%正確な複製だ」
 このプロセスのおかげで、チームは、最初の本物のモノコックをプロトタイプ製作のために使用する必要がなくなり、そのまま走行用に準備できる。だがそもそも、なぜ実物大模型など製作するのだろう?
「それには多くの理由がある」と、ピアスは語る。「まず第一に、すべてのコンポーネントが完璧にうまくかみ合うかどうかを知る必要があるということだ。それが済むと、すべてのケーブルやパイプを正しい長さにカットできる。そうしたコンポーネントは、しばしば製作に長い時間がかかるし、計測を正確にすることが重要なんだ。すべてのパーツを納めるための物理的なスペースはとても狭いので、製造上の誤差に関しては非常に厳密でなくてはならない」
 ダミーのモノコックは、R24のレースカーを製作する際に使われるのと同じ型から作られる。この段階で、唯一の違いは、使われるカーボンのグレードだけだ。このカーボンは作業がしやすく、時間が少し節約できるのだ。
 ダミーのモノコックの準備ができると、4つの側面を持つ平らな作業台に載せられて、これが“ゼロ”の基準点となる。デザイン部門が後から出してくるデザインは、これを基準として作られる。
「最も重要なのは、シャシーの下部を作り上げることだ。この部分に、コンポーネントの大部分が納められる。そうすることで、重量配分がよくなるからだ。1週間のうちに新しいパーツがもっと届くので、それを順に組み立てていくんだ」と、ピアス。
「第二段階では、モノコックの下部にエンジンをマウントする。シャシーの上部を受け取っても、それをすぐに下部と接着してしまわないようにするんだ。そうすれば、必要なときはいつでもモノコックを分割して、すべてが正しく配置されていることを確認できるからね」

 ドライバーたちも、複製のモノコックを利用して、シートの形状やコックピット内でのポジションを微調整する。チームのチーフメカニックであるジョナサン・ホイートリーは、レースの週末中にパーツを急いで交換する必要が生じた場合に、そのパーツがあまりにも外しにくいというということがないように、作業の進行を見守っている。
 実物大模型は通常、1台目のレース用シャシーよりも約1カ月早く完成する。しかし今季は、R24用の開発パーツが正確に計測できるように、シーズンを通じて使用されていくことになっている。





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Last updated  2003.11.22 23:42:23
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