DELTA Strange Zone

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2003.12.02
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テーマ: F1 2004(287)
 ジャガー・レーシングは、2004年のドライバーとして、クリスチャン・クリエンと契約したことを明らかにした。

 クリエンはすぐにジャガーに加入、バルセロナテストにも参加することになる。今年ユーロF3に参戦していたクリエンは、先週ジャガーに招かれ、バレンシアテストに参加、タウンゼント・ベルやジャスティン・ウイルソンと共に走行を行ったが、この時のパフォーマンスを認められると共に、多額のスポンサーマネーを持ちこむことが決め手となったようだ。
「クリスチャンは非常に冷静で、落ち着いており、初めてF1マシンをドライブするというのに、まったく動じていないようだった」とジャガー・レーシングのマネージメント・ディレクター、デイビッド・ピッチフォースはコメントしている。「彼の技術的なフィードバックは素晴らしく、この若者がかなりの能力を持っていることは間違いないと考えている」
 オーストリア人であるクリエンは、ドイツ・フォーミュラ・ルノー選手権でタイトルを獲得、今年ユーロF3にステップアップを果たした。F3初参戦にもかかわらず、彼はマールボロマスターズを制し、トヨタのテストドライバーを務めるライアン・ブリスコーに次ぐシリーズ2位を獲得した。
「ジャガーF1のドライバーになれるなんて、僕は世界一の幸せ者だね!」とクリエン。「ここまでくるために、僕は休みなく働いてきた。でも、本当に大変なのはこれからだって分かっているよ。自分を証明する機会を与えてくれたジャガー・レーシングには感謝しているし、これから一生懸命働き、チームに尽くし、最終的にはレースで結果を出すことで、彼らに報いていきたい」
「でも、その前に、マーク・ウエーバーと一緒に2004年型マシンの開発を進めていくという責任がある。冬の間、膨大な時間をテストに費やしていくことになるだろう。これにより、マシンやチームやパートナーについて知ることができ、僕にとって非常に貴重なトレーニングの機会になると思う」

 関係者によると、クリエンをサポートするオーストリアのスポーツ飲料メーカー「レッドブル」が、“持参金”をここにきて1000万ドルから1500万ドル(約16億3500万円)にアップ。資金難のジャガーは、正ドライバー起用に応じたといわれている。
 クリエンは今季ユーロF3にデビューしたばかりだが、ランク2位に健闘。国際戦のマールボロ・マスターズでは優勝するなど、一気にF1関係者からも将来を嘱望される存在となった。
 これで黙っていられなくなったのがレッドブルのディートリッヒ・マテシッツ社長だ。これまでもエンリケ・ベルノルディをアロウズに押し込むなど、豊富な資金を武器にお気に入りドライバーをF1チームにねじ込んできた経歴の持ち主。同郷のクリエンを、何が何でもF1デビューさせようと思ったようだ。


 ウイルソンがジャガーのテストドライバーよりもレースに出ることを望む場合、選択肢としてはジョーダンとミナルディのシートがある。ジョーダンのスポンサー、ベンソン&ヘッジスはイギリス人ドライバーとの契約を望んでいるとみられており、ミナルディのボス、ポール・ストッダートは今年前半同チームに在籍していたウイルソンが戻ってくるのを歓迎するコメントを発している。しかし、どちらの場合も、問題となるのは持参金の額だろう。


ブルツ、マクラーレン残留
 ジャガー・レーシングへの移籍が囁かれ続けていたアレクサンダー・ブルツが、来季もマクラーレンに残留すると発表した。

 ブルツは、2004年もデイビッド・クルサード、キミ・ライコネン、ペドロ・デ・ラ・ロサらと共にマクラーレンに残り、テストドライバーを続けることを明らかにした。ブルツはバルセロナでトラックデビューを飾ったMP4-19の開発を楽しみにしている。
「来季もウエスト・マクラーレン・メルセデスチームにサードドライバーとして残ることになったことを喜んで発表する」とブルツ。「ジャガー・レーシングのセカンドドライバー候補として名前が挙がっていたことは確かである。とても名誉なことだった。しかし、マクラーレン・メルセデスの2004年用テストプログラムが始まったいま、シーズンの準備に集中するためにも来季についてそろそろ決める必要があると思った。ウエスト・マクラーレン・メルセデスは誠実でやりがいのあるチームだ。彼らなら僕に最高の未来を与えてくれると思っている」
 ブルツは2003年半ばに解雇されたアントニオ・ピッツォニアの後釜としてジャガー入りは間違いなしと言われながら、結局この話はご破算に。ブルツに代わって、ジャスティン・ウイルソンがマーク・ウエーバーとコンビを組むことになるが、ブルツはその後も2004年の有力なドライバー候補として見られてきた。
 ブルツは冬期テストを前にして、来シーズンのジャガーの最有力ドライバー候補として見られてきた。また、オーストリアのスポーツ飲料メーカー、レッドブルがチームとスポンサー契約を交わすのではというウワサも流れていた。
 そのブルツが今回マクラーレン残留を決めた背景だが、レッドブルが先日ジャガーのテストに参加したF3ドライバー、クリスチャン・クリエンをブルツ以上に推しているという事実もさるものながら、ブルツの個人スポンサーであるスーパーファンドとジャガーのスポンサー、HSBC社との間で衝突が起こったためだと考えられる。とはいえ、真相は今のところ、すべて闇の中だ。
 マクラーレン・レーシングMDのマーチン・ウィットマーシュは次のように語っている。「過去3年に渡るアレックスの貢献はとても大きく、チームのだれもが彼の残留を喜んでいる。アレックスにレース復帰のチャンスがあったことは知っている。彼がどんな決断を下そうとも、彼をサポートしていくつもりだったが、チーム残留となって力強く思っている。チームは2004年のタイトルを目指して益々勢いづくだろう」





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Last updated  2003.12.03 01:24:29
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