DELTA Strange Zone

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2005.02.01
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カテゴリ: F1
 マイルドセブン・ルノーF1チームは、2月1日、2005年型マシン、R25をモナコのグリマルディ・フォーラムにて正式に公開した。メディア、チームパートナー、VIPゲストなど約600人が集まる中、ルノーF1チームのチェアマン、パトリック・フォールは、今年の目標は、フェラーリと対等に戦うことであると表明した。

「もはや“表彰台の常連”などというポジションで満足したりはしない」とフォール。「今季、我々は“常勝チーム”にならなければならない。2002年にルノーがF1に復帰して以来、高い目標を掲げては、次々とそれを達成してきた。今回もまた、誓約を果たせると信じている」
「次なるステージへと上る用意は整っている。ビリー・シャティヨンとエンストンは完璧な協力体制の下に作業を行っている。我々は2005~2006年にはワールドタイトルを争いたいと考えている。つまり、今年はフェラーリにとって、対等に競えるライバルチームとならなければならない」
 チームのドライバーラインナップは、すでに発表されているように、フェルナンド・アロンソとジャンカルロ・フィジケラだ。
 先週すでにバレンシアでR25をドライブしているアロンソは、このニューマシンについて次のように語った。「マシンの第一印象は非常に重要だ。先週ガレージでR25を見た時、とても感動したよ。すごくいい感じに見えて、風洞モデルは見たことがあったけれど、それでも驚いた。パッと見には昨年型とほとんど変わらないんだが、実は新しいものがたくさん盛り込まれている。サイドポッドはかなりタイトになっているし、クーリングとエキゾースト出口はサンプルとは大きく違っていた。コースで走らせた時の最初の感触はとてもよかったよ。R25のレスポンスをすぐに信じることができた」
 一方のフィジケラは、今年、古巣ルノーでの勝利を狙う。
「このチームに戻ってこられてうれしいよ。ここのみんなのことはよく知っているし、彼らも僕を知っているから、冬の間、協力してスムーズに物事を進めることができた。でも、以前このチームに僕がいた時とは、チームの目標は変わっている。ルノーはワールドチャンピオンシップを取るためにF1に参戦しているんだ。そんな彼らが、共に戦う仲間として僕を選んでくれたことを光栄に思う。チームに信頼されていると感じることができるのは、僕にとって大事なことなんだ。それに、何度も優勝できるであろうトップチームに所属できて、ものすごくうれしいよ」
 マネージングディレクターのフラビオ・ブリアトーレは、マシン製作についてベストを尽くしたと語る。
「冬の間にできる限りのことをして、様々な選択をし、マシンのデザインを進め、そしてテストを行う。それはいつものことだ。それでR25がコンペティティブなマシンになったかどうかは分からない。ただ、ベストを尽くしたという自信はある。あとはメルボルンで、ライバルたちと比べて自分たちがどのポジションにいるのかを見極めよう」


「R25は正常進化型」とボブ・ベル


「この車は基本的には正常進化型であり、私たちはR25が常に優勝を争えるパッケージになるものと期待している」とベル。「剛性を高め、重量を軽減するために細部に至るまで最適化を進めること、そしてコンポーネントをきわめてタイトにパッケージングして、空力のスペシャリストに最大限の自由度を与えることが設計の焦点だった」
「昨年は遅い段階になってエンジンのバンク角が変更されたため、車のメカニカルな基本構成に関して妥協を強いられた。だが、新しいRS25エンジンは一段と重心が低くなり、エンジンを積んだ状態での全体の剛性も昨年より向上している」
 原則として既知の路線を踏襲したとはいえ、もちろん新しいアイデアや技術革新をまったく採用しなかったわけではない。
「エンジンとシャシーのコントローラーを統合した、まったく新しいエレクトロニックシステムを採用した。これは『ステップ11』と呼ばれている。これは物理的にも軽くなり、新車の重量軽減のおよそ4分の1はこのシステムの軽量化によるものだ。また、このシステムによって今後の開発の余地も大きく広がった。情報処理能力は従来の4倍、データ収集機能の容量は10倍になり、そのすべてが制御システムの改善に寄与している」
「もうひとつの新しい特徴は、『Vキール』タイプのフロントサスペンションだ。最近のフロントサスペンションの設計には2つの“流派”がある。左右のフロントロワーウイッシュボーンが一体化したトラディショナルなシングルキールと、空力的に確かなゲインがあるものの、構造的な問題によってそのメリットが打ち消されてしまう可能性もあるツインキールだ」
「私たちのVキールは、このジレンマに対するたいへんエレガントな解決方法だと思う。これは両方のシステムの長所を組み合わせている。つまり、構造的な問題を最小限に抑えながら空力的なアドバンテージを手に入れ、フロントサスペンションの望ましいメカニカルレイアウトも実現した」
 レギュレーションの変更により、当然ルノーも設計上のいくつかの難問に直面させられたが、ベルによれば、すでに2004年のうちから新車のデザインは着実に進化していたという。
「昨年7月にレギュレーション変更が発表されると同時に、私たちは風洞関係のリソースを新車の開発に振り向けた。これはリスクを伴う判断であり、確かに昨シーズン終盤のパフォーマンスを犠牲にすることになったが、間違いなく正しい判断だった。当初のおよそ25%もダウンフォースが低下した状態と比べると、大幅な進歩を実現できたからだ」
「これまでにチームが作り上げた車の中でも、R25が最も総合的な完成度の高い車であることは間違いない。エンジンの搭載方法を最適化するためにビリー(エンジン開発部門)と密接に協力してきたし、空力面での当初のレベルからの改善の幅は、安定したレギュレーションの下で一般に期待できる水準を上回っている。こうした数多くの性能上のゲインは、コース上での競争力の進歩に確実に反映されるはずだ」


ルノー、05年のパートナーシップを発表
 ルノーF1チームは、R25の新車発表会で、イタリア企業、クロノテックと新たなパートナーシップを締結したことを発表した。クロノテックは、グローバル・ウォッチ・インダストリーズ・グループの抱える主要ブランドのひとつだ。

 さらにチームは、テクノマティックスおよびチャンピオンともパートナー契約を締結し、サプライヤーラインナップをさらに充実させている。






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Last updated  2005.02.04 00:49:42
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