夢をあきらめないで。活きのいい男になろう


「某経済誌のウェブサイトを立ち上げるのだけれど、その際に、20代から40代くらいの、これから夢を持って起業したい人向けにエッセイを書いてください」と、と頼まれたものです。
すぐに書き始めて(一話2万円、につられて)原稿を預けたのですが、
なんと、その後ずっと、(たぶんスポンサーが見つからなくて)ナシのつぶて、状態です。
たなざらしにしておくのももったいないので、勝手に掲げてみます。

だから、もしまた話が出て、売れる!ということになったら速攻削除しますので、よろしくです。

・・・というわけですので、見たくもないでしょうが、私自身の履歴経歴を紹介するところから始りますので、がまんしてください。

では、はじまりです。

くつろぎのワインカフェ イーネ・イーネオーナー

1980年 ごく普通の大学を卒業、就職活動を経て、天ぷら粉の食品メーカー研究所
に入社。様々な調理加工食品の商品開発業務に12年間従事。
1987年 職場が運営する生パスタの店のコックさんに憧れ、調理師免許取得。
1992年 パリで出会ったソムリエの接客ぶりに感激。ワインは全くの素人なれど
一念奮起し、ソムリエ認定試験に合格する。
同年、職場では、課長昇進試験に合格。しかし、居心地の良かった研究所
から本社営業部の商品企画部門への異動。慣れぬ上司、社内風土に嫌気して
転職活動をするが、過去の栄光?を鼻にかけ、難航、頓挫。
同時期、日本フードコーディネーター協会発足に参加、資格制度の骨格造りに携わる。そのご縁で、異業種交流会の主催や、フードビジネスのプロを目指す専門学校の講師を努めるなど交友の幅が広がる。
1999年 小渕内閣補正予算の起業育成セミナー開催案内を電車中吊広告で見て思わ
ず応募。飲食店経営の夢を現実化しようと画策するも、悪戦苦闘の連続。
2001年 職場では、マーケティング全般を担当。恵まれた20年間勤務の会社を退
職し、恵比寿にてイーネ・イーネをOPEN。現在に至る。
http://members.jcom.home.ne.jp/icewine/icewine/

コラムの主旨
 あなたの周りに、憧れの人っていませんか?生き方や仕事などで、うらやましくなるような活き活きとした人生を送っている人。
 私にもいました。
「どうしたら、先生(こう呼ぶ方でしたが)のようになれるんですか?」聞いたことがあります。返ってきたのは
「なんとなく、なんだよね。頼まれごととか引き受けてきたら、いつのまにか、こんな風になっちゃってね。」
ちょっと拍子抜けしちゃいました。え?そんなものですか?
どこか自分に自信が持てなくて、自分の知らないルートを辿ったら、その方みたいになれるのかな、とノウハウを知りたい自分がいたものです。

 今、私も、皆さんと一緒で、自分の前に広がっている「夢」という名の山を登っています。振り返ると、崖もあったし落石もあったし、宙ぶらりんの状態が怖くて足がすくんでしまったことも。
 でも、幸いなことに、振り返った道を戻る必要も無いから、先へ先へと道しるべの無い
この山を一歩づつ歩いていくだけ。立ち止まっても時間をかけても構わない。でも、あきらめることはできない。だって、自分の選んだ山だもの。

今、恵比寿で12坪ほどの小さなお店をほぼ一人でやっています。自分の夢を演じる舞台空間です。飲食店ですから「ワイン」「料理」というハードはしっかりしていなくては成り立たないのは当然です。でも、本当の主役は、私でもワインでもなく、日々いらっしゃるお客様。私は脇役にすぎません。お客様が楽しまれて、お帰りになるときに、また来たいな、と期待を持ってくださる舞台の管理人、裏方として、時には一緒に楽しみ、時にはおサルさんにも負けちゃいそうな反省をしつつ、なんとか夢を維持し続けています。

このコラムでは、ワインのお話、男と女のお話、お料理のお話など、夢空間にあるいろんな話題をうんちくや教科書的なお話抜きで、皆さまとお話してまいりたいと思います。私自身が楽しむことで、いつか、あなたが、ここで、話題を提供してくださる名俳優となるかもしれませんね。お会いできる日を楽しみにしています。


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