すいもあまいも
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13歳と11ヵ月。我が家の愛犬チビは、昨日、深い眠りにつきました。小さい頃にフィラリアになってから何年間も元気で生きていました。歳をとって人間で言えば『おばあちゃん』の13歳。歯が少なくなったり、足が弱くなったり、フィラリアでお腹が膨らんで・・・それでも、最後まで自分の足で外にトイレに行き。家族と顔を合わせて、ずっと側にいてくれました。お腹が膨らんで、圧迫されるので、伏せる事も横になる事も辛くて、眠りたくても座ったままフラフラするしかできないような状況で、本当に疲れたと思う。食欲もなくなって、食い意地だけは誰にも負けなかったワンコなのに大好物も思うように食べられなかったね。夜通し、母が体を支えて、チビを眠らせていた。そして、朝、あたしが起きて、顔を合わせて、少しして・・・横になっていた。『ちびちゃん!ダメだよ!』慌てて母が駆け寄った。痙攣したように口と足を少し動かしたけれど、心臓は止まっていた。体が暖かく、眠っているようだった。『ちびちゃん、今、ご飯出来たのに、待てなかったのかぁ?ちびぃ・・・ さっきまで歩いていのに、こんなに急に・・・ お母さんに、面倒かけないようにしたみたいに・・・ちびぃ・・・』『あんたが起きてくるまで、がんばって待ってたんだね・・・』母に言われて、涙がこぼれた。辛いながらも、庭を眺めながら、フラフラして・・・それでも、あたしに目を向けてくれた。ギリギリまでがんばって待っててくれたんだね・・・思いだしきれないくらい、想い出がたくさんです。我が家の一員として、たくさんの楽しい想い出を刻んでくれた。今日、近くのお寺でお経をあげてもらって、火葬して、共同のお墓に埋葬してもらった。ちびの親も、そこのお寺さんに埋葬されているとの事だったので。そこの住職も昔、13年間かっていた犬がいて、亡くなった時に自分で火葬し、泣きながらお経をあげたそうです。なので、すごく親切で丁寧で親身でした。今でも、家に帰ると、ちびがリビングで顔をのぞかせてくれる気がします。冷蔵庫を開けると、陰から監視されている気がします。だけど、もぉ、その姿が見られなくて、やっぱり辛いです。いつものように、ご飯のあとに向かい合ってゴロゴロできないのがさびしいです。ご飯の時間に、邪魔されないでご飯を食べれるのは物足りないです。あたしは、仕事で疲れてイライラしていたり、いつも自分の事ばかりでちゃんとかまってあげられてなかった・・・・ごめんね・・・・彼氏に『ちびちゃんは、ゆきたん家で飼われて幸せだったと思うよ。 いつもご飯わけてもらったり、缶詰買ってくれたのわかっててあいさつしたかった んだよ。最後にゆきたんの事、励ましたかったんだよ。 いつまでも後悔ばっかりしてたら、ちびちゃん悲しくて安心して天国に行けなっちゃうよ。 しっかり見送ってあげなきゃ!これからは、ちびちゃんが心配しないようにしっかり 生きなきゃいけないんだよ! きっと見守ってくれるよ』そうだよね。後ろ向きになってメソメソばっかりしてたら、心配になって成仏できないよね・・・すごく悲しいけれど、ちびが家族でいてくれたことで、楽しい想い出が山ほど増えた。やっぱり家族でいてくれてよかった。出逢えてよかったって思う。出逢えないのはもっと悲しい。ありがとうね。ちび。ありがとう。
2011.05.28
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