シンガポール国際カップは２着で連覇はなりませんでした。ここまで来たら勝ちたかったというのが本音ですが、最近のバルクとしては良く走っています。実際にゴール前まで、こうして粘る競馬をしたのは久々です。バルクらしさが戻ってきたので、今後にもつながる中身ある内容だったと思います。レース自体はかかり気味でしたが、今までは折り合いだけを考えて、結局バルクの行く気もなくして終わるケースが多かったので、馬に気合いが入るような乗り方をしました。バルクも『えっ？今日行くの？』という反応でした。４コーナーでは手応えが怪しくなって、下がっていきましたが、そこから直線で盛り返し、シャドウゲイトとの差を詰めてくれました。レース前はシャドウゲイトが行くだろうと考えていたので、シャドウゲイトが行かなかったのが誤算でした。もし、シャドウゲイトを見る位置に下げていたら、内枠の馬がどんどん前に行って、ごちゃついた中に入る可能性もありました。バルクの闘争心を引き出すためにも、この騎乗で良かったと思います。シャドウゲイトには早めに並ばれて、瞬発力の差が出ましたが、再び詰め寄ってくれて面目を保つことができました。これで馬がレースを思い出してくれたらいいですね。次は宝塚記念です。今後もコスモバルクの応援をよろしくお願いします。