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ある展覧会でこの絵を目にした昭和天皇はこう質問された
「これは何歳の子が描いたのか?」
しかしそれは守一にとって最高の褒め言葉であったに違いない
。
こう書かれていた。
確かに、大人の描いた絵なのか、
こどもが書いた絵なのかくべつがつき難い。
妻が「この本を注文して」と新聞の切り抜きを持ってきた。
それは、「仙人と呼ばれた男 画家・熊谷守一の生涯」
私の読む本は妻は全く読まない。
特に精神世界の本などは見向きもしない。
どうも、都内の東京国立近代美術館での展覧会に行ってきたらしい。
そういえば、蟻んこを子供の絵の様に描いたのを見たことがある。
それでも、何だか妙に惹かれる絵を見たことがある。
それが熊谷守一なんだ。
所が、その生涯を少し知るに従って、
この人、只者ではない。
天皇陛下が質問された絵は
守一、69歳の時の作品だそうだ。
カラスが頭にとまった写真。
文化勲章を辞退したこと。
この様な人がいたんだ。
世の中、捨てたものではない。
妻に話すと、「何で今さら急によ」
と云われてしまった。
今日も一日、愛と感謝で自分の人生を委ねよう!!
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