2008年05月31日
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「のれん」
思い浮かぶ「のれん」はいくつかある。
高校生の頃たまたま、アルバイトしたのが老舗「のれん」のお店。
「ごりょんさん」「おかあはん」
・・と船場言葉が生きていた。
専業主婦が希望の私は、仕事を持つ気持ちはさらさらなく、ましてお商売などは「絶対にするまい」と決めていた。

バイト代を貰って、好きな物を友達と買いに行く。
なんと気楽な事か・・・
とても楽しい。
立場が変わって売る側になるなんてしんどい。
そんな事を思ってた。

けど、そのアルバイト先の「若奥さん」に私は何度も言われている。
「あんたは大人になったらお商売しはる人やで」
と満面の笑みで話しかけてくる。

「絶対せへぇへんて」
と馴れ馴れしく答えた記憶がある。

あんまり何度も言われたから、忘れられなかった。
理由は、私の顔にあるらしかった。

ますます、嫌だった。
がめつそうな顔をしてるんやろうか?
と本気で一人チラッと考えた事がある。

テレビドラマを見ているような老舗のバイト先での日々は面白い。
食べ物を扱っていた。
袋にに入ったその食べ物の中に入っててほしくないものが入ってた事もある。(~_~;)

「おかあはん」と呼ばれる女経営者の方は、私が見ると母とは見えなかった。
「経営者」に見えた。

「若奥さん」と「おかあはん」と、そしてその「息子」であり「夫」である男性が一人。
3人のおりなすドラマみたい。^^;
おかあはんの夫は戦死してはった。

おかあはんは息子を叱る。
おかあはんと若奥さんのサイレントな微妙な動き。

毎日が楽しかった。(ごめんなさいm(__)mそんな事を楽しんではいけない。)

今は、縮小されて、貸しビルと小さくなった老舗少し。
良い状況で収まったような気がしている。
「のれん」は縮小されても立派に残った。

昔働いていた若かった男性は今は白い毛になって店頭に立っている。

始めるのは簡単、止める時が勝負時。
立派な経営者、人間として立派な人は引き際が上手いと思う。
出来れば私も、見習いたい。

またまた、思い出す言葉。
「商売の負債は商売で取り戻しや」
と教えてくれた人がいる。
有名な人ではない。^^;
商売で取り戻せるだけの余裕を持って前に進まなあかんと言う事だ。
有難い言葉だった。
家業を継いでる私がよほど危なっかしかったのか・・・^^;
助言をくださる方がいた。
小さな、小さな家業なのだけど。
私は、無鉄砲に見えたのでしょうね。
ごめんなさい、心配かけて・・・そして、ありがとう。





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最終更新日  2008年05月31日 11時53分05秒
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