ホタルノヒカリ*腹膜播種闘病記〜草津編〜

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2019.10.28
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カテゴリ: つぶやき
シガメン(滋賀のイケメン主治医)と父親とでオペの説明を聞いていた時、初めて聞く父親は呆然としていた。

「そんなにとるんですか...いや、うん、開けてみないと分からないのか...」

そんなことを呟いてた。

私は前に聞いていたから、心の準備はバッチリだったけどさ、そりゃ家族は引くよね。ごめんな親父。


私が受けるオペはハイリスクオペだ。
だから皆躊躇する。当たり前だ、というか躊躇しない人なんか居るのだろうか?
治したいのなら、差し出さなければならないものがあまりにも多い。そして治る確証もない。

先生に私は笑って言った

「でも先生、私は死ぬ訳には行かないんです。小さな子供が居るんです。だから死ねないんですよ」



話の流れで医療ミスの話もした。
旦那さんは?と聞かれたから居ないとも言った。私が一人で2人の子供を育てていて、人間ドックやがん検診にきちんと行っていたこと、それでも医療ミスにあってしまったこと、お金を残せてやれるから良かったと。でもそれでも、そこに、私が居ないんですよと言ったら涙が出てきた。


現状私はステージ4Bの末期癌で、2月の時点で余命は一年。あと4ヶ月だ。
もうすぐじゃないか


死んでたまるか。



告知以来私は何でもした。治ると言われたものには全て飛びついた。抗がん剤で落ちていく体力。立ち上がる事も出来ない。あまりに辛くてエンドレス抗がん剤と言われた言葉を思い出しては、気が遠くなった。
それでも吐いても、泣いても、食事を取った。

生きる為に、明日を、絶対に生きるんだ。
子供たちの未来の場面に、私だけが居ないなんて耐えられない。


「先生、私は生きたいです」


私はもう一度先生にそう言った。




「一緒に頑張りましょう。僕は歩かせますよ!(笑)」

と言ってくれた。

これが4期の患者にとってどれだけ勇気を与えてくれるか。

いつかシガメンに話したいな。嬉しかったですと、勿論オペが成功したらの話だけどね





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最終更新日  2019.12.19 20:14:32
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