日々是出費（汗）。

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2008.07.18

最近でいちばん感動した味

テーマ： ●食べた物の画像♪(87689)

カテゴリ：コト消費

最近のお仕事会食シリーズ「隋園別館新丸ビル」にて。

新丸ビル豚角煮.jpg

↑　豚の角煮っちゃー角煮なんですが、タダモノではない……。

具は豚肉と干し竹の子（メンマの歯ごたえが強いもの）のみ。　で、2200円也。
お高いのにつまんな～いと思うでしょ？　…いんやいんや！　あなどるなかれ!!

特筆すべきは、味付け。
たぶんあれは、オイスターソースに加わった八角の風味でしょう。
人によっては薬臭いと感じてお子様用・ご家庭用には向かないかもしれませんが、

そして特徴的なのが、食べ方。
あれは北京料理ではメジャーなのかな？
白ゴマを死ぬほどまとったパイ生地が、油揚げの半切りのような袋状になっている中に
具を詰めていただくんです。

パイのさっくり感と白ゴマの香ばしさに八角の風味、
そしてトロリンと溶けんばかりの豚角煮と、出汁の染みたシャキシャキの干し竹の子……
マジリスペクトなコラボっす！　←　ＤＡＩＧＯ風。

パイは４つついていて、具は入りきらないくらいたくさんあるので
パイを追加すれば３～４人でじゅうぶん食べられそう。　で、2200円ならお安いな、と。

新丸ビルフカヒレ.jpg

↑　他に注文した「フカヒレと鮑とナマコの煮込み」2800円

　　贅沢食材ダイジェストのいいトコ取り！
　　淡白な白湯スープでさっと煮た具材はそれぞれの歯ごたえと磯の香りで風流なお味でした。
　　名物の水餃子５個入り550円（右）は、モッチモチでシッコシコの厚手な皮の中から
　　食いちぎるとプシュッ！と飛び出す小籠包のようなお出汁の利いたスープと肉汁で
　　いろいろな食感が楽しめる一品。

　　挽肉の旨さを再発見させてくれます。

あとは、調味料の臭さが病みつきになりそうな「空芯菜の海老味噌炒め」1600円也で
女子ふたりが超満腹に（他に生ビール２杯呑んだだけなのに、お料理だけでお腹パンパン）。

総額１万円弱かかりましたが、満足度高し♪です。

もっともっと頼みたいモノがあったのに、お腹がいっぱいになっちゃってすごくザンネン。
あ～、またすぐ行きた～い♪

なお、スタッフはみなさん中国のかた（たぶん）ですから
超ホスピタリティの洗練されたスマートな接客態度うんぬんを期待するのは無粋だと
最初から理解しておいでくださいマセね。

この北京料理店は、大昔から新宿御苑駅にあって
けっして便利とは言えない地の利なんですが、
近辺生まれ・近辺育ちの私が物心ついた頃より、遠方からでもお客さんが来るお店として
ぐるなびなんかない時代から予約が取れないお店で高名でした
（そしてオモローなのが「随園別館」という名前で本館が存在しないこと・爆）。

当時は、
　　「銀座アスターみたいに気取ってないけど、ラーメン屋ではない中華料理屋さん」とか
　　「中華料理じゃなくて、北京料理というもの」とか
　　「北京ダックという珍味が１ピースからスナック価格で頼めるのは画期的なお店」
なんていう存在。

大学時代にはバイト先のお定食屋さんの店長夫妻にねだって、よく連れて行ってもらいました。
恵比寿の筑紫楼は高いけど髄園別館ならいーよーってな具合に。

最後に、今回初めて脚を踏み入れた新境地・新丸ビルの感想をば。
2007年４月にオープンして以来なかなか縁がなかったのですが
随園別館が入っていることを知って行ってみると……

新丸ビルトイレ前.jpg

↑　５～７階のレストラン＆バーフロアには40軒の飲食店が。
　　壁のないお店も多く、気取らない雰囲気はさながら「フードコート」。
　　７階には、飲食店で手にしたモノを持ち出しＯＫのウッドデッキテラスも。
　　低いなりに眼下の東京駅など夜景を楽しめます。
　　画像はお手洗い前で、お店によってはこんなところにまでお席が存在…いただけない（涙）。

東京に長くある「地元の人気店」の支店や他国の日本１号店などテナントには華もあるんですが
なんだろー、あの総体としての違和感は。
本物なんだけど本物じゃない集まりの「物産展」やついでに寄るデパートの食堂街みたな……
祭り感？　作り物感？　ごった煮感？　通りすがり感？
あれが三菱地所の考える新しい「東京」？
トイレの真ん前の廊下に席を設けるのが「開かれた東京」？？？

いろいろ変わってスタンダードになっていくんだな。
味は変わらないでいてほしいな。

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