今が生死

今が生死

2018.06.05
XML
カテゴリ: 感動したこと
昨日の明け方82歳の男性が亡くなった。私がこの病院に来てから入院や外来でずっと診てきたのでかれこれ9年位診てきたのではないかと思う。肝硬変、糖尿病があり、緑内障や脊椎管狭窄症や黄色靭帯骨化症、心房細動、胆石症など様々な病気をもっており、大きな手術も数回受けていた。視力もなくなり難聴もあり、大変な状況だったが常に少しでもよくなりたいと内科や整形外科、眼科などを受診していた。そして娘二人と息子1人がずっと親身に介護してきた。今回は著明な浮腫でうっ血性心不全の状態で入院して心不全と肝性昏睡が重なったような状況で亡くなったが最善を尽くしたつもりだが心不全に対して利尿剤をもっときめ細かく使ったら回復できたかも知れないという心残りがあった。しかし娘さん達が「長い間診て頂いて本当に感謝している。心残すことは全くありませんと主治医の私に伝えて下さい」と当直医や看護師その他の人に何度も何度も言っていたと聞いて胸が熱くなった。一杯色々な病気を抱えながらなんとかよくなりたいと頑張ってきた患者さん、「病気が病気なんだからこれ以上よくなるわけないでしょう」と突き放さずまめに外来に連れてきてくれた家族、そして入院してない時に訪問看護に行って細かい情報を伝えてくれた訪問看護の皆さん、皆さん本当によくやってくれたと思う。その中心にいた患者さんが亡くなってしまってぽっかり大きな穴があいたみたいだが感傷にふけっている暇はない。日々新たな気持ちで総ての患者さんのために少しでもお役に立てるように頑張っていこうと思う。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2018.06.06 20:33:10
コメント(6) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ

利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:いくつもの病と闘ってきた人とそれを支えてきた家族(06/05)  
ご隠居 さん
私の知人も昨日笛吹中央病院で胃を3分の2切開して取る開腹手術を受けました。集落の無尽仲間ですが、喫煙する仲間が次々に癌になります。私は40歳の時禁煙しましたが、50年も喫煙すれば害が無い方が不思議に思います。2週間ぐらいの入院になるようですが、スタッフの指導により禁煙できたらと願っています。入院すると家族の心労や負担は増えます。患者本人は藁にも縋る気持ちでしょう。スタッフの親切な対応に頭が下がります。 (2018.06.05 20:56:36)

Re:いくつもの病と闘ってきた人とそれを支えてきた家族(06/05)  
moto,jc  さん
おはようございます
患者さんも家族の方も幸せだったのではないでしょうか?看護 介護 大変だと思います 今回はあたしの母親が老人ホームに入ったので毎日出向きましたがそこで働かれている介護士の皆さん 8人の入居者の面倒を見て大変なのに嫌な顔しないで笑顔で楽しそうに仕事していました あたしにはとてもできる仕事ではないですが 笑顔というのは欠かさないようにしたいと思います (2018.06.05 21:45:42)

内科系と外科系の違い  
楽天星no1  さん
ご隠居さんへ

[私の知人も昨日笛吹中央病院で胃を3分の2切開して取る開腹手術を受けました。]

医学部を卒業して2年の研修を終わってつまり入学から数えて8年後に自分の専攻を決めます。外科は大変だからと今は外科を選択する人は少なくなっているようです。内科はじっくりできるけれど外科は時間内にいかに上手に手術を終えられるかが勝負です。今は腹腔鏡下手術など内視鏡を使った手術が増えていますが開腹でも腹腔鏡下でも器用でないとうまくできません。したがって不器用な人は内科系へ器用な人は外科系に進む傾向がありました。
上記の開腹手術も上手な人に手術してもらうと術後の経過もよいが下手な人だと術後の経過が悪いこともあります。だから外科に進んだ人は常に技術を磨いているみたいです。 (2018.06.05 22:36:56)

笑顔で楽しそうに仕事  
楽天星no1  さん
moto,jcさんへ

「今回はあたしの母親が老人ホームに入ったので毎日出向きましたがそこで働かれている介護士の皆さん 8人の入居者の面倒を見て大変なのに嫌な顔しないで笑顔で楽しそうに仕事していました」


私も看護師や介護士の仕事ぶりをみていつもそう思います。年寄りで耳は遠い、言うことを聞かない。騒いでばかりいるなど一般社会ではつまはじきかもしれません。仕事とは言えその方々を親身に世話している姿には感心します。 

(2018.06.05 22:44:05)

Re:いくつもの病と闘ってきた人とそれを支えてきた家族(06/05)  
かんぼう さん
娘二人と息子1人がずっと親身に介護してきた。今回は著明な浮腫でうっ血性心不全の状態で入院して心不全と肝性昏睡が重なったような状況で亡くなったが最善を尽くしたつもりだが心不全に対して利尿剤をもっときめ細かく使ったら回復できたかも知れないという心残りがあった。しかし娘さん達が「長い間診て頂いて本当に感謝している。心残すことは全くありませんと主治医の私に伝えて下さい」と看護師や事務職、その他の人達に何度も何度も言っていた。82歳ですか。いろいろ病気を抱えた晩年ですね。子供達も介護を良くされましたね。今の高齢者社会の姿ですね。生きるとはなんと複雑で難儀な事か。
こうなる前の健康管理は何方様を有るはずですがその自覚の違いが後後大きな差になってくるんですね。
家族でこうして病人を抱えると家族で支えるためにその負担は一口では語りつくせないですよね。支える家族の人生も狂いますね。介護は大きな問題ですね。
医師の貴方にも感謝の言葉が有り良かったですね。 (2018.06.06 11:23:36)

一番政治力を発揮してもらいたいところ  
楽天星no1  さん
かんぼうさんへ

[家族でこうして病人を抱えると家族で支えるためにその負担は一口では語りつくせないですよね。支える家族の人生も狂いますね]


昔は大世帯でしたので高齢になり、病弱になると家のなかで順繰りに介護してきましたが今は核家族ですので別々に住む子供同士で話し合いながら介護することになりますが大変です。特別養護老人ホームや、介護施設などがたくさんできましたので利用していくことになりますが、人手不足や低賃金などの問題があり、必ずしもスムーズではありません。まさにここに政治の力を発揮してもらいたいといつも思っていますが、なかなか進展しません。




(2018.06.06 13:14:39)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: