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どこからか飛んできた種によって生えてきたマルチネスピニヨン松 50人以上の職場で義務付けられているストレスチェックを受けた。従来は50人以上だったが本年の協議で50人以上とは限らず、全ての職場で実施しなければならないことが決まり、本年から3年以内に全ての事業所でストレスチェックが義務付けられる。そのテストの質問項目は現在の職場は働き過ぎで苦しいですか、上司は困った時相談に乗ってくれますか、職場環境は良いと思いますかなど職場に関するものと、今の仕事に生きがいを感じていますか、やりがいがありますか、仕事が楽しいですか、頭痛や倦怠感を感じたことがありますか?など自分自身に対するものに分かれていた。厚労省の狙いは会社が従業員に無理を押し付けて従業員をストレスで苦しめていないかチェックしてその改善を促すことだと思うが、どんなに厚生施設が整い、理想的と思える職場でもストレスを感じている職員がいる場合があり、私は本人の心構えがストレス対策には最も重要だと思っている。質問のやりがいを感じていますか、意欲を持って取り組んでいますか等にはその通りですと二重丸を付けておいた。どんな嫌な仕事、辛い仕事でも会社の為、世の中のために必要だと思えれば職場が楽しくなり生き甲斐が感じられストレスはすっ飛んでいく。ストレスは施設や仕事内容よりも人間関係で起こることが多い。仕事場では上司、同僚、異性の同僚、部下、違う部署の職員、派遣社員、顧客など様々な人と触れ合うことになる。顧客に対する対応で会社に迷惑をかけてストレスを強く受けることもあれば、上司がワンマンでいつもがみがみ言われてストレスを受けることもある。顧客に対して心からのもてなしの心で応対していれば怒らせることはないと思われるがもしすれ違いがあって怒ったとしても顧客に対する思いやりが変わっていなければストレスにはならない。がみがみ上司の場合は分析力が必要だ。自分より上の立場の人でも、知識や能力、包容力などは日頃の行動を見ればすぐわかる。「はい」「はい」と聞きながら仕事はきちんとしてその上司の人間性を温かい目で見てやればいればいいのである。自分の周りの人を常に尊重していつでもその人をヘルプしてやる気持ちをもっていればストレスにはならない。常に自分を高めて人のために尽くしたいと願って仕事している限りストレスに翻弄されることはないと思う。
2025.11.28
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小菊森田生涯さんの「森田理論学習のすすめ」というブログを読んだ。プロゴルファー古市忠夫さんの文章が紹介されていた。「感謝は人の心を大きく、美しく、そして強くします。いくらゴルフが上手でもプロにはなれません。強い人がプロになるんです。そして強い人はいつも周りの人に感謝している。だからますます強くなる。いろんなプロの姿を見てきて、そう思いますね」古市さんはまた「大事な一打でいつもミスする人は感謝の心が足りないのです。だから緊張してミスしてしまうのです」「プロテストに合格する人は歩き方が違う。大地をしっかり踏みしめて姿勢をピンと伸ばして歩いています」私もゴルフをするが凡打の繰り返しでスコアは110前後。下手だからと単純に思っていたが古市さんによると感謝の心が足りないからだとのことだ。私はピアノもするが発表会で壇上に上がるとコチコチになってしまい練習の時よりずっと下手に弾いてしまう。これも感謝の心が足りなかったからかと思った。歩く時には腰や背中を丸めてコチョコチョ歩きで大地を踏みしめて歩くのとは大違いだったのも感謝が足りなかったからかと思った。少し思い至ることがあった。「ゴルフやピアノなど趣味でやっているのだ。本業があり、そちらを一生懸命やればいいのだ」という思い上がりがあったのかもしれない。歩き方だって、寒い時には背中を丸めてコチョコチョ歩きになるのは仕方のないことだと思っていた。感謝が足りなかったのか!!と改めて思った。感謝とは誰にどのように感謝すればいいのかと考えてみた。古市さんはそのことについては細かく述べていなかったので自分なりに考えてみた。まず自分を産んで育ててくれた両親に感謝だろうなと思ったが、自分はあまり感謝していなかった。ピアノの場合は先生に感謝だろうなと思った。ゴルフの場合はゴルフが出来る時間とお金、一緒に回る仲間たちに感謝しなさいということだと思ったがこれもあまり感謝していなかったと思った。ゴルフやピアノ、そして本業が出来る健康にまず感謝しなければいけないがそのこともあまり感謝していなかった。自分さえ良ければ良いと思う人や国が沢山あって戦争や詐欺や犯罪行為が充満するこの世に生きていても幸せを感じ、感謝しなくていけないのかなとも思った。やがて死んでいく身だがが紛争多き世の中に一時だが生かして頂いたのは幸せだったのだろうか感謝しなければいけないのだろうかと思った。古市さんは全てに感謝しろと言っているのだと思う。今自分が生かされている全てに感謝し、大地にしっかり足をつけて立ち上がり、歩きなさいと言っているのだと思う。私には感謝の心が足りなかった。感謝の心を強くして残りの人生を歩もうと思った。
2025.11.26
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菊の花(シルバージュビリー)最近は暖かい日もあるが寒い日が多くなってきた。特に明け方は寒い。人口動態統計で脳血管障害・心疾患での死亡率は冬季に最も多い。脳卒中は脳梗塞と脳出血に分けられ、脳梗塞は脳に血液を供給する脳動脈が血栓によって詰まることで、脳出血は脳の血管が破れて出血することで頻度的には脳梗塞の方が多い。心筋梗塞は心臓に血液を供給する冠状動脈に血栓が詰まることで発症し、いずれも動脈硬化が進んでいる状態が危険因子で、寒くなると血管が収縮して血圧が上がり、血栓や出血を起こしやすいと言われている。高血圧状態は動脈硬化をもたらすので普段から血圧の安定化を図ることが重要だが、寒い時には今まで血圧が正常の人でも血圧が上がって上記疾患の発症につながることがあるので注意が必要である。今の時期に特に注意したいそれらの病気の予防法は寒冷にさらされないことである。高齢になると夜間トイレに行く回数が増える傾向にあるが、トイレが寒いと急激に血圧が上がって危険である。また入浴時に脱衣するところが寒くても同様なことが起こる可能性があるのでトイレや脱衣所には小型の電気ヒーターを設置することを多くの医師が勧めている。また寝ている時には体内の水分が200mlから500ml失われると言われているので、寝る前にコップ一杯のお湯なり水を飲むことが勧められているが尿回数が多い人はさらに頻尿になるので水のみを躊躇することが多い。冬場は水でなくお湯にすれば尿の回数増加がいくらか抑えられると思われるので水分は摂取した方が良いと思われる。アルコールには利尿作用があるので脱水状態になり血栓の可能性が増えるので、寝る前の飲酒は控えた方が良い。一旦動脈硬化になると元に戻らないので4~50歳頃の若い時からその予防を心がけることが大切だ。血圧の安定化を図り、塩分や脂肪分の摂り過ぎを避け、野菜類を多く食べ、適度の運動を心がけることが大切だと思われる。
2025.11.24
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庭の紅葉大相撲九州場所でウクライナ出身の関脇安青錦(21歳)が12勝3敗同士の優勝決定戦で横綱豊昇龍を破って優勝した。凄いことだ。2019年大阪で開かれた国際相撲大会に来日し、関西大学相撲部コーチの山中新太さん(26)と出会った。3年後の2022年ロシアがウクライナに侵攻してきた時、安否を気遣って山中さんが「大丈夫か?」とメールを送った。家の近くも爆撃を受けていて、色々考えた末に、「日本に避難できませんか?」と返信メールした。山中さんは家族で受け入れてくれた。同年4月に来日し、山中さん宅に住まわせてもらい、相撲の練習は関大などの稽古場でさせてもらった。その年の12月に大相撲の安治川部屋(元安美錦が親方)に入れてもらえることになった。2023年秋場所に初土俵、破竹の勢いで勝ち進み、今場所は関脇で13勝優勝、これだけスピード出世した力士は滅多にいない。いつも胸にあるのは日本に住める環境を与えてくれた山中さん家族に対する感謝の気持ちだ。山中さん達も喜んでくれているだろうが、最も喜んでいるのは山中さん達に恩返しできた安青錦だと思う。場所後大関になると思うが感謝の気持ちを忘れず横綱を目指してもらいたいと思う。大関になっても直ぐ陥落して平幕になっている力士が多いが、ロシアと戦っているウクライナ国民や父母に対して、そして山中さんご家族に対する尋常でない感謝の気持ちを持ち続ける限り、きっと夢をかなえると思う。安青錦おめでとう!そしてこの人間を心から面倒見てくれた山中さんご家族の皆さんありがとう。
2025.11.23
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クロガネモチの実安倍晋三元首相銃撃事件で起訴された山上徹也(45歳)被告の裁判員裁判が行われており、これまでに被告の母親、妹の供述が行われ、一昨日20日から被告人質問が始まった。聞けば聞くほど悲しい物語で涙が出る。この事件の中心人物は公判で「私が加害者です」と述べた被告の母親である。建設会社社長の娘として生まれ、京大卒で被告の母親の父親が経営している会社のエリート社員だった被告の父親になる男性と結婚する。子供を授かったが、その頃から彼女は早朝会という宗教に入り、朝早くから集会に出かけて子供の世話はそっちのけであった。父親は酒癖が悪く、宗教のこともあり言い合いが絶えなかったが、被告4歳の時、妹が生まれる数か月前に飛び降り自殺してしまった。一家の大黒柱を失い経済的困窮が始まり家庭不和になやんでいた母親は家庭を幸せにするという宗教、世界平和統一家庭連合に勧誘されてその宗教にのめり込んでいく。母親の実父で社長であった被告の祖父は父親のいない被告の家庭の面倒を何かと見てくれていたが、母親が入ってくるお金は殆ど全て教団に寄付していることに反対して戸外に締め出したこともあった。しかしその祖父も亡くなりその生命保険金は教団に寄付され、家を売った4000万円も寄付された。被告の兄はそのような母親に暴力を振るうようになり、被告や被告の妹が社会に出て給料をもらうようになると、そのお金も寄付のためにしつこく要求された。被告は子供の頃、教団本部につれていかれて入信儀礼を受けたが、母親の今までの行動をみていて本気で信仰する気持ちにはなれなかった。自分達子供のことは殆ど顧みず教団に寄付することばかりに奔走している母親、それを見ていて苦しんでいた被告の兄が自殺してしまった。我が家の不幸は世界平和統一家庭連合にあると思うようになり、その教主が韓国から来日した時に命を狙おうとしたが警備が厳重で中に入れず、その代わりにその教団をバックアップしている日本の安倍元首相を狙うことに方針転換して今度の銃撃事件を起こしたとのことである。宗教では捧げもの、お供物、献金がつきものである。母親は献金を多くすればするほどご利益があると指導され、教団幹部からチヤホヤされて家庭のことを一切顧みなかったことがこの事件の本質だと思われる。貧者の一灯という言葉があり、貧しくてもご供養の額に関わらず、真心こもった寄進こそ大切との教えだが、宗教によっては額が大きいほど功徳があると教える宗教もあり、その犠牲者が被告の母親であり被告本人だと思われる。そのような教団に関わって凶弾に倒れた安倍元首相のご冥福を心よりお祈り申し上げる。
2025.11.22
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インパチェンス今、高市総理の答弁をめぐって中国があらゆる圧力をかけてきている。安保条約の中で締結国が危険にさらされた場合に自衛権を発動することが出来る基準は例えば台湾が戦艦などで軍事攻撃された場合などと具体的に言ったことが大きな反発を買ったのだと思われる。日本は永久に戦争を放棄し、自衛のため以外に軍備は持たないと憲法に規定されている。しかし現実には自衛隊があり、有事のための訓練を行っているが、これは軍隊ではない。高市総理や維新は憲法改正して自衛のための軍隊を持てるようにすべきだと考えている。軍事予算を増やして兵力を強くし、他国に攻め込まれないように軍事力を強化するために、武力を一切放棄すると定めた憲法9条を改定すべきだとしている。私は折に触れて50年前に出版された池田大作氏とトインビー氏の「21世紀への対話」を読んでいる。この問題について池田氏は「自衛のために再軍備をすべきだと主張している人は、日本を除けば世界のどの国も軍隊を持っており、国を守るために軍隊を持つことは独立国として当然だとしているが、あらゆる国が他国からの侵略を前提にして武力を強化しており、その結果、人類の生存を脅かす戦争の危険が充満しています。私はこの現実をみて戦力の一切を放棄して平和を愛する諸国民の公正と信義に託した日本国憲法の精神に心から誇りを持ち、それを守り抜きたいと思いますがトインビー博士はいかがお考えでしょうか」と質問した。それに対してトインビー氏は「もし日本が現行憲法の第9条を破棄するなら、いやさらに悪いことだが、破棄せずにそれに違反することがあればそれは日本にとって破局的失敗になるでしょう」と述べていた。また氏は、「日本は世界全体の経済生活にあまりにも重要な役割を果たしてきています。日本は他の諸国に対して強者であっても弱者であってもならず、あくまで平等の立場に立たなければなりません。もはや日本が第二次世界大戦前の様な孤立化することは決してないと思います。ただし日本を含むあらゆる国の国民は他国民に十分な配慮を図っていかなけばならないと私は考えます」流石に世界の英知の言葉は素晴らしいと思いました。綺麗事を言っても現実は違うのだとの反論があるかも知れませんが、私はお二人のお考えに全く賛同し、その気持ちで諸国の民のことを思いやり、付き合っていきたいと思いました。
2025.11.21
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マーガレットコスモス甲府市医師会報の今月号に9月6日に行われた認知症の勉強会で「認知症について」を講演した山梨病院神経内科の下川 周先生の講演内容が載っていた。認知症というのはアルツハイマー型認知症を始め色々なタイプがあるが、総じて記憶が曖昧になり、物事を考える力がなくなり、挑戦しようという気持ちがなくなり、進行すると人格が変わってしまってそれまでのその人とは別人のようになってしまう状態とされている。80歳以上の性・年齢別の認知症の割合(推定)は厚労省と九州の久山町の共同研究で次のように示されている。80~84歳では男性30~35%、女性35~40%、85~89歳では男性40~50%、女性50~55%、90歳以上では男性50%、女性60%で女性の方が認知症率が高いとのことだった。こうしてみてくると85歳以上になるとほぼ半数が認知症になっているとのことで、年とると白髪になったり、耳が遠くなったり、腰が曲がったりすると同じで加齢による自然現象と考えられなくもないが、85歳以上でも半数は認知症ではない所に注目する必要がある。白髪や難聴になるのを遅らせている人がいると同じように認知症になるのを遅らせている人達もいるのである。それには遺伝子が大きく関与していることが分かってきているが、日々の生活法でもかなり遅らせることが出来ることが分かってきている。1.週3回以上運動する人はそれ以下の人に比べて認知症になりずらいことが研究データで示されている。2. 読書、楽器演奏、ボードゲーム等を良くする人はそれをしない人に比べて認知症になりずらい。3. 人と毎日会う人は週に1回以下しか会わない人に比べて認知症になりずらい。4. 睡眠時間を6~8時間取る人はそれ以下の人に比べて認知症になる割合が5分の1に減るとのことで ある。5.運動しながら頭を使うコグニサイズも有効である。6.難聴から認知症になることもあるので補聴器を有効に使うことによって認知症になるのを遅らせることが出来る。7・DHAやEPAといったオメガ3脂肪酸を豊富に含む青魚や大豆、牛乳などを多く摂る。上記のようなことは「DC-NET認知症」で検索すれば観ることが出来る。折角生まれてきたののだから、なるべく認知症になるのを遅らせて人生を終わりたいと思っている。
2025.11.18
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昇仙峡に行く途中の紅葉孫と我々夫婦の3人で本日の午後昇仙峡に行って来た。昇仙峡は甲府市の北部に位置する渓谷で、花崗岩が削り取られてできた奇岩や仙娥滝に注ぐ清流や紅葉など山梨県では富士山と並んで人気の高い観光地で丁度紅葉の季節で大勢の観光客で溢れており、駐車場は満杯で車を止める所はなさそうなので車で通過して雰囲気を味わって帰ろうと思ったら、目の前にぽっかり一台分だけ空いていてそこに車を止めて仙娥滝迄歩いて見学してきた。仙娥滝道すがら孫の話を聞いた。孫は6歳位の時親の勤めの関係でアメリカのアイダホ州ボイジに転居した。そして中学、高校と進み今年大学受験してアメリカのコロンビア大学に合格したが日本の大学でも外国人枠として入学試験を実施している大学があり、東京大学の外国学校卒業生試験の国際環境学コースに合格したので東京大学に入ることになり10月1日に入学式があり、現在新一年生として通学中だが土日を利用して山梨に遊びに来てくれた。授業内容を聞いたら授業は全て英語で数学も化学も物理も哲学も歴史も全て講義や実習が英語とのことだった。日本語の授業も週に2回ほどあるがその時だけ日本語が使えるとのことだった。彼女らのコースは世界中からの学生が集まっており、ヨーロッパ人やインドや韓国、中国など様々な国からの学生が集まっており、彼女のように海外で暮らしていた日本人もいた。東洋系では韓国からの学生は英語の会話がスムーズだが中国系は発音が少し堅苦しいとのことだった。アメリカから日本に来て生活様式も違うので大変かなと心配していたが各国の人とも打ち解けて楽しいとのことで安心した。学科については数学も理科もアメリカでのレベルとあまり違わずそれ程大変ではないが、日本語の授業では難しい漢字が次々と出てきて大変とのことだった。漢字については中国の学生は得意で余裕があるみたいとのことだった。彼らはいずれ国際舞台で活躍する人材になるのだと思うが、日本の大学のレベルアップに貢献してもらいたいと思った。彼女は本日夕方中央線で東京に帰って行ったが、東京の生活にも、寮の生活にも慣れ、楽しそうで良かったと思った。
2025.11.16
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玄関で実る南天の実昨日の朝9時に小脳梗塞で入院していた87歳の女性が退院して娘さんが住む東京多摩市の施設に移るために病院を出た。最初は「えらいことや辛いことは嫌い」「私なんか家の中で動くことはないのでそんな訓練しなくていい」などと言って中々リハビリしようとしなくて寝てばかりいた小脳梗塞の患者さんだったが少しずつこちらの言うことを聞いてくれて車いすにも乗るようになり、入院期限が近づく頃には独歩でかなり歩けるようになり昨日元気に退院していった。リハビリを嫌がっていた頃から回診時にはいつも元気に「来てくれてありがとうございます」と大声で挨拶してくれていたので、居なくなってしまって寂しくなった。いうことを聞かなくてスタッフからは問題患者さんと思われていたが、それでも私にはいつも感謝の言葉をしっかりした声で言ってくれたので、私も元気づけられていた。東京の施設に移っても元気に頑張ってもらいたいと願っている。
2025.11.15
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庭のハナミズキ(花水木)の実なのか、これから赤くなるのか?妻は来年出てくる新芽だと思うと言っていますがどちらが正しいのでしょうか。だいちゃんのブログで真っ赤な花水木の実の写真を見ているのでこれは実ではないのだろうと思いますが、それなら何でしょうか?分かる人がいましたら教えて下さい。今参議院予算委員会が行われていて朝9時から午後5時までみっしり論戦が行われていて外交や内政等様々な問題が質問され、高市総理や大臣、副大臣などが答弁していたがお互いに大変な心労だろうなと思った。私は断片的だが生活保護のことと430についての論戦を聞いたのでその二つについてコメントしたい。立憲民主党からの質問で高市総理が野党の時に「生活保護がもらえるほどの困窮者でないのに、生活保護を申請している人がいる」と問題視し、生活保護をもらえる基準を厳しくして弱者を苦しめようとしているのではないかと質問されたのに対し、首相は「もらえる資格のある人はどんどん申請して欲しい。しかしそこに不正受給者もいることは確かで、それを極力少なくするようにしたい」と答弁していた。国民民主の議員さんが、430について政府を追及した。430というのは「大型車運転者に対して4時間半運転したら働き方改革で、休憩を取らなければならないと決められたことによって4時間半運転した人はサービスエリヤに殺到して車を止める所がないとのことで、却って疲れてしまう。駐車場所がない時には運転が5時間になってもいいというように融通性が持てないか?あるいはサービスエリアの駐車場を拡大することは出来ないかとの質問があった。政府の担当者からは「サービスエリヤの駐車場は順次拡張しています。駐車場が無い場合などの条件付きでの運転時間の延長については今後検討していきたい」と答弁していた。働き方改革で上記夜間大型車の運転手とか医師とか教員などは却って働きにくくなったとの声がある。労働時間については上司が下位の者を過度に働かせてはならないというもので、個人が自主的に働く場合に頭から労働時間オーバーはいけないと枠をはめてしまうのは良くないことだと思う。
2025.11.12
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シュウメイギク(秋明菊)今日の新聞に本日11月11日の介護の日にちなんで心温まる話が載っていたので紹介させて頂く。T子さんは北海道函館の生まれで札幌の看護学校を出て札幌で働いていた。ある日帰省で札幌から函館行きの列車に乗った時向かいの席に乗った男性が大阪から旅行中のS男さんでどちらから声をかけたのかは知らないが話が弾んで恋に落ちT子さん23歳、S男さん27歳の時結婚して、T子さんは大阪に嫁入りした。長女が生まれ幸せをかみしめていた結婚7年目に自転車に乗っていたS男さんが後ろから来たわき見運転の車にはねられ、頭を車のフロントガラスに強く打ちつけ頸髄損傷の重傷を負った。T子さんは医師から「旦那さんは一生歩けないでしょう」と言われた。その時妊娠8か月の第2子がお腹の中にいて目の前が真っ暗になってしまった。S男さんは意識が戻った後医師から一生歩けないと告げられ、脳裏に浮かんだのは妻や子のことより、自分のことで、その時34歳だったが、今後死ぬまで足がマヒした何もできない惨めな姿で生きなければならないのかと打ちのめされてしまったとのことである。事故から約1年半後T子さんは退院した夫を車いすに載せての在宅介護の生活が始まった。握力が激減したS男さんは当初何も持てなかったのでT子あれ取ってくれこれ取ってくれと料理中でもオムツを換えてる最中でも見境なく要求するのでとうとう癇癪玉が破裂して子供を連れて函館に帰ってしまおうかと空港に着いたが北海道便は終了しましたのアナウンスでやむなく自宅に戻った。S男は「自分が悪かった」と謝り、以来自分でできそうなことは全て何とか工夫して自助具を使えば介助なしで食事が食べられるようになり、トイレの横に長椅子を置けば自分一人で車いすからトイレまで移動することができた。創意工夫しながら生きる喜びを感ずるようになり、自助具の会や頚損友の会の世話役をするようになった。その創意工夫の延長でアクセルやブレーキを足でなく、手で出来るように改良して運転できるようになり奥さんを助手席に乗せて鎌倉や倉敷までドライブするようになったとのことである。奥さんにあれもしてくれこれもしてくれと我がままばかり言っていた自分が何とか自分で出来ることは自分でしようと努力するようになってから奥さんのありがたみがわかり、奥さんも車に載せてもらって車から降りたら車いすで東西南北自由自在に動き回っており、毎日が愛情満タンのドライブで楽しい日々だとのことである。一度は絶望の淵に沈んだご夫婦だが、そのご夫婦が今幸福な人生を歩んでいるのを読んで本当に良かったなと思った。
2025.11.11
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彼岸花の葉の時期、秋のお彼岸の頃真っ赤な花を咲かせた彼岸花は10日ぐらいで花は無くなり、その後に緑の細くて肉厚の葉が伸びてきた。この葉はこれから寒くなって氷が張ったり雪が降ってじっと耐えて冬を越し、寒さで周りの草花は全て枯れているのに唯一この彼岸花の緑だけが畑の縁で輝き、4月頃他の花たちが芽を出し花を咲かせる頃に緑のバトンを渡して自らは静かに消えていく。枯れた花茎が数本緑の葉の中心部に写っている。10月末に東北旅行に行ってきたが、松島に行った際、その近くに伊達政宗歴史館があったので入って観た。そこにはみちのくの偉人たちの蝋人形も展示してあり、あまりに実物そっくりに作られていて最初はドキッとした。青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島の東北6県の偉人が展示してあった。県別にコーナーがもうけられており、青森では太宰治以下6人、秋田は小林多喜二以下7人、岩手は石川啄木以下10人、山形は斎藤茂吉以下5人、宮城は高橋是清以下11人、福島は野口英世以下6人が実物大で展示されていた。小説家や実業家、政治家、研究者などその県が生んだ偉人が当時の姿そのままに実物そっくりに作られており、見ごたえがあった。伊達政宗については生まれた少年の頃から、戦国武将、老年期迄実物そっくりの実像で展示してあり、迫力があった。我が山梨には武田信玄記念館があるが比較にならないと思った。正宗の幼名は梵天丸で5歳の時疱瘡に罹り、右眼を失明してしまった。その風貌故に母の義姫に疎まれて辛い少年時代を過ごした。義姫はその後生まれた弟の小次郎を溺愛して梵天丸を避けていたので孤独で内気で劣等感の塊のような少年になってしまったが教育係になった名僧虎哉禅師によって人間は外見ではなく心だという教えに自分を取り戻し、自信を持つようになって強い武将に育ち欧州一の200万石の大国を作り上げた。しかし豊臣秀吉の治下にあった芦名氏を滅ぼしたことで秀吉の怒りを買い、小田原攻めに参戦するように命じられ、政宗の立場も命も危ういような時に、母親の義姫は隠居して保春院になっていたが可愛い弟の小次郎に家督を継がせたくて正宗の毒殺を図る事件が起きた。母親を切ることは出来ないので泣く泣く弟の小次郎を切ったが悲しい事件だった。母親はどの子も同じように可愛いと思い、同じように愛情をかけて育てるというが、政宗の母親は違っていた。見た目の悪い政宗より、見た目の良い小次郎をかわいがり、家督も小次郎に継がせたいと思っていたが父輝宗は政宗の能力や人間性をみていて義姫の反対を押し切って政宗に家督を継がせたが、母親は嫌いな政宗でなく小次郎に継がせたいとずっと思っていたようだ。可愛い小次郎が切られた後の母親がどうなったかはよくわからないが、母親は必ずしも子供を全て平等に愛しているのではないのだなと思った。
2025.11.10
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島巡り観光遊覧船 鐘島仁王島先週末の東北旅で山形の蔵王の次は260余りの島々が散在している宮城県松島湾内を観光遊覧船仁王丸に乗って観覧し、松島を一望できる小松館好風亭に宿泊してもてなしを受け、料理も豪勢で堪能した。松島は日本三景の一つでその絶景に圧倒されて松尾芭蕉が思わず「松島やああ松島や松島や」という句を詠んだとされてきたが江戸時代に田原坊という人が詠んだ句というのが正しいらしい。島にはそれぞれ名前がついているが、そのすべてを把握することは到底無理と諦め、たまたま撮影した島を後でパンフレットの写真と照らし合わせて鐘島と仁王島の写真を名前つきで載せることができた。松尾芭蕉が感嘆し、多くの外国人にも人気のある景観だけあって素晴らしい眺めだった。初めて訪れたところだが、近くにすごく勉強になったみちのく伊達政宗歴史館もあり、人にも大いに勧めたいところだと思った。
2025.11.05
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今の時期咲いてる花が少ない中で咲いていたツワブキアメリカのワールドシリーズ第7戦でドジャースの大谷選手が3回裏に3ランホームランを浴びて降板し、敗色濃厚の序盤だったが、その後を継投でしのぎ、4対4の同点で迎えた9回裏一死一、二塁の一打逆転の場面で山本投手が登板、最初の打者に四球を与え、一死満塁の場面でフォアボールを出してもサヨナラ負けの状況のなかで次打者を二塁ゴロ、その次の打者もセンターフライに仕留めて得点を許さなかった。延長に入っても得点を許さず、延長11回の表に味方の捕手スミスがホームランを打ち、5対4と勝ち越しその裏も山本が続投した。いきなり2塁打を浴び、さらにバントで1死3塁、絶体絶命の中でさらに四球を出して、1アウト1,3塁で一打同点もしくはサヨナラ負けの場面になった。ドキドキしていたと思う。しかし、次の打者をスプリットで遊ゴロ併殺に仕留めて試合終了、世界一になった。シリーズの第5戦までの通算成績はドジャース2勝3敗で、第6戦で負ければ即敗退という後がなかった前日の第6戦に山本投手は先発して6回を投げて勝ち投手になり、3勝3敗にして首の皮をつないでくれた救世主だが、第7戦での救援登板は連投になり、失敗の可能性もはらんでいた。しかし、その懸念を吹き飛ばし、文句なしの投球で勝利を引き寄せてくれた。カーブとスプリットを操る高い技術がこの栄冠を導いたのかもしれないが、それらがあっても打ち込まれている投手は多い。今回の成功は絶対勝ち抜いてやるという強い精神力と運によってもたらされたものだと思う。9回、11回のピンチは打球が少しでもずれていたら、サヨナラ負けになっていたかもしれず、運に助けられた面も多かったと思う。山本由伸選手の強い精神力が運を呼び寄せたのかもしれない。強運だった山本由伸投手とドジャース球団に心からのお祝いを申し上げる。
2025.11.03
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蔵王中央ロープウエイに乗った 鳥兜駅で下車してはるかかなたの山々をみる階下を見るとスキーのゲレンデになっており既に雪がわずかに積もっていた。右の写真は頂上に立っていた医師で歌人の斎藤茂吉の歌碑である。今夜7時半からの『ブラタモリ』は蔵王温泉についてで何百万年も前に山体崩壊が起こり、円形の底部と周囲の連山が形成され、強酸度の温泉とスキー場と樹氷の蔵王三宝が出来た由来を説明してくれていた。樹氷を見てスキーをして体が冷えたら薬効高い温泉に入って体を温める観光地として人気が出てきたが、実業家で初代貿易庁長官の白洲次郎氏も当地を気に入り、ロープウェイをいくつも造っったりして貢献したとのことである。私は高校の同級生達と10月30日に蔵王に行ってきた。その日はよく晴れていて遠くまで見渡せたが、霧が出たり曇ったり雪が降ったりでこれだけ良く見渡せるのは珍しいらしいと友人が言っていた。頂上からは遠くまで見渡せて素晴らしい眺めだった。斎藤茂吉が雪がちらちら降る中で、この頂上から下を見下ろして「蔵王より低き雁戸のあおいろをしばし恋しむ雪のはだらも」と読んだ気持ちが伝わってきた。今回は山形駅前のルートイン山形駅前館に宿泊したが、蔵王温泉に泊まって温泉に入れば良かったなと思った。ブラタモリによると47軒温泉宿があるとのことだった。
2025.11.01
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戦前はぶっちぎりでセリーグ優勝し、前年優勝のベイスターズをクライマックスシリーズであっさり片付けた阪神の方がパリーグのクライマックスシリーズで日ハムに最後に追いつかれ、最終戦でやっと勝ったソフトバンクより強いと思われ、阪神が優勝するだろうと思っていた人が多かった。初戦も接戦の末2対1で勝ちこのまま日本一になるだろうと期待された。ところが勝利監督インタビューで藤川監督は、「いいゲームでした。十分楽しみました。」と談話した。私には慢心があるなと感じられた。楽しんでいる場合ではないと思った。その結果第2戦の先発を才木投手でなく未知数の外人投手を立てて10対1と大敗し、その後気分を引き締めたが一度緩めた気分を立て直すことが出来ず、いずれも一点差の接戦だったが連敗して敗退してしまった。敗退の原因は初戦後の監督の慢心が全てだと思う。
2025.10.31
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アメジストセージ(サルビア・レウカンサ)ご高齢になると男性、女性にかかわらず匂いがだんだんわからなくなり遂には全く匂いが感じられなくなっている人も多い。でも実際にはそれほど生活には困らないので歳をとれば仕方ないことなのかと殆どの人が放置している。先日朝日新聞の健康欄に嗅覚障害についての記事が載っていた。一般的にはコロナ感染の後遺症として嗅覚障害が残存することがあると言われているが、コロナだけでなく、副鼻腔炎などでも嗅覚障害が生ずることがあり、感染症後の嗅覚障害が頻度として多いが、鼻粘膜でキャッチした匂い感覚を脳に伝える神経の障害でも起こるとのことだった。ガス漏れなどでもガスの匂いが分からないので危険に対応することが出来なくてガス中毒になり命にかかわることもあるので、おかしいと思ったら耳鼻科を受診して下さいと書いてあった。治療法には鼻腔内に副腎皮質ホルモンを噴射したり、ビタミンB12の服用、漢方薬の当帰芍薬散の服用などで効果があることがあるとのことだった。それからバラ、クローズ、レモン、ユーカリの匂い管4本を順次毎日2~3回嗅ぐのを数か月続けたら匂いが分かるようになることがあるとのことだった。いずれにしても匂いが分からなくなったら直ぐ耳鼻科受診して下さいとのことだった。実は私も匂いが分からなくなっている一人だが、歳をとれば仕方ないことと放置していたが、治療で治ることもあるとのことで耳鼻科を受診したら、副腎皮質ホルモンの点鼻薬、ビタミンB12,当帰芍薬散という漢方薬、バラの香りなどの匂い管4本を処方してくれた。恐らく直ぐは効果なく、長く続けても効果ない人が殆どだろうと思っていた。ところが2日目で直ぐ効果がでて、匂いが分かったのである。それから今まで匂いが分からないために味も良く分からなかったと思われ、匂いが分かると同時に食事が美味しく感じられるようになって食欲が出てきた。今までは食事が楽しみではなく、出してもらう食時を必ず残していたが、今では美味しくて全部食べ切れるようになったのである。医学も進歩したものだなと思い、感謝している。
2025.10.28
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また庭で咲き始めたアジサイ(墨田の花火)昨日の衛星放送朝7時半からの「美の壺」はドイツの建築家ブルーノ・タウトの作品や人となりについての紹介であった。タウト氏はドイツでヒトラーが政権を取ってから活動の場を制限され、昭和8年に日本に亡命して3年ぐらい滞在してその後はトルコに移住して多くの建築物を手掛けて58歳でお亡くなりになった人である。日本滞在中、三重県の伊勢神宮、岐阜の白川郷、京都の桂離宮などの建築物を見て歩き、感銘を受けたが中でも桂離宮を見た時はその美しさに泣きたくなってしまったとのことである(氏の著書:日本美の再発見)。建物は決して豪華ではなく、むしろ質素だが周囲との調和に感動したとのことである。樹木や池、石像、通路などとの関係性が壮大で心に突き刺さったとのことである。ナチスドイツから亡命してきたという境遇があったから日本の古き建造物をみて泣きたくなったのかもしれないが、私は今まで建物を見て泣きたくなった経験がなかったので、タウト氏が日本の建物をみて泣きたくなるほど感動したというそのことに感動してしまった。戦争中で住むところの自由がなく、最後はトルコでお亡くなりになったが、戦争でない時に再度日本に来て多くの建築物を設計してくれたら素晴らしかっただろうなと思った。それと戦争中の不自由な生活の中でも、他国の建築物に感動しながら生きてきたタウト氏は幸せだったのではないかと思った。私もどんな状況の中でも美しいものには感動する、豊かな感受性を育てながら残された人生を歩んで行きたいと思った。
2025.10.26
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ホンコンカポック(シェフレラ):玄関にあったホンコンカポックが大きくなりすぎて天井に届きそうに伸びていたので妻に切ってくれと言われたので中ほどで切断したら妻がその先端部分を挿し木したものである。すでに数日経過しているが相変わらず青々としており、根ずくかも知れない。植物ではこのように同じ樹を切断して挿し木して何本もの同胞が育っていくことがあるが、人間では老体になって静かに世を去っていく。今度の政権で与党になった維新はかねてより医療費削減を訴えてきた。がんや肺炎、老衰などで、命はもう尽きていると思われる患者さんに高額な医療費を使って延命治療しているが死期がほぼ決まっているような患者さんには尊厳死とか安楽死を法的に定めて無駄な延命治療を止めて医療費の莫大な浪費を止めるべきだと主張している。私も今意識がなく治る見込みのない患者さん3人を受け持っている。一人は生活保護で身寄りのない方で胃ろうから栄養を入れて膀胱カテーテルで尿を出して生き長らえ5年以上経過している。二人目は8か月前に入院してきたが、心停止後の蘇生で生命を取り戻したが意識のない状態が続いている。三人目は先日入院してきたばかりだが重症肺炎で意識がなく、治る見込みはない。私はたとえ意識がなくても命ある限りベストを尽くしていくことが大切だと思っているが、維新の人達は、回復見込みのない人たちに医療費を使っていくことは浪費であり、無駄であり、止めた方が良いとの考えである。経済のことを考えれば維新の言う通りかもしれないが、命とお金を天秤にかけるわけにはいかない。私が受け持っている患者さんでは身寄りのない一人以外は皆さん家族がいる。家族の願いはたとえ意識がなくても、少しでも長く生きてもらいたいには変わりない。私は命あるかぎり、最後までできるだけのことをしてあげたいと思っている。維新はこの問題を必ず国会に上げてくる。与野党に限らず皆で真剣に討議してもらいたいと思う。
2025.10.24
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アツバキミガヨラン(ユッカ・グロリオサ)ゴミを捨てに行く道に咲いていた豪華な花公明党の連立離脱で俄然首班指名選挙が混迷を極めたが、日本維新の会との連立で高市早苗自民党総裁が首相に選ばれた。しかし少数与党にはかわりなく、今までの自民党一党支配の政治体制からは大きく変換していかざるをえないと思う。当面は維新の連立条件をほぼ飲み込んだ形での政権スタートなので、よほどのバランス感覚がないと維持できない。維新は期限を決めて議員定数削減を要求しており、今まで定数に関する委員会などで検討してきた課題との整合性が問題になる。主として比例代表の人数を減らすことが考えられているが、公明党や共産党など比例代表で多くの当選者を出してきた党への打撃は大きい。与党は維新とその言動に左右されざるを得ない自民だが、立憲民主、国民民主、公明、共産などの野党も団結して白熱の論戦を戦わせてほしい。維新は身を切る改革の第2弾として社会保障改革を高市氏に求めた。現役世代の保険料を引き下げて、その分保険医療費を節約するように要求し、例えば風邪薬など市販されているものに近い薬は医師の受診なくても購入できようにして保険請求から外すとか、その他様々な医療費の無駄を省いて保険支出年間4兆円削減を求めていた。医療費削減の流れはすでに現在も始まっており、多くの病院や診療所の赤字増大や倒産を招き、看護師や介護職員不足を招いている。無駄を省くといわれると多くは人件費にかかってくる。保険で支払う医療費の増大を抑えるための提言は必要かもしれないが、それによって苦しむ医療関係者や患者さんのことも考えてもらいたい。高市氏も維新も防衛費や国防に関して急進的な所があるが、全ての国民や世界人類の幸せを念頭に、バランスの取れ平常心で協議を行い、内政、外交、共に素晴らしい政治を行ってもらいたいと願っている。
2025.10.22
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まだ咲いている紫御殿今朝病院に着いたら78歳女性の膠原病治療中で恥骨骨折して入院していた患者さんが昨日くも膜下出血で救急搬送されたとの報告を受けた。18日は土曜出勤で午後1時20分ごろ帰宅したが、その時は全くお元気で問題なかった。午後10時頃頭痛、嘔吐、発熱、意識障害あり、当直の先生が血液検査やCT検査などをして下さり、くも膜下出血の診断で大病院に転院になったとのことだ。急な転院で主治医として責任を感じ、申し訳ない気持ちになった。くも膜下出血は非常に死亡率が高く、発症当日に25%が死亡し、1か月以内に40%、半年後には50%が死亡すると言われている。主な原因は脳動脈瘤破裂で、85%は脳内の血管のふくらみである動脈瘤が破裂して発症する。その予防法は高血圧の治療である。血圧を高いままにしておくと脳血管に対する圧力が高まり、動脈瘤が膨れたり大きくなる可能性がある。高血圧を放置しないことが大切である。喫煙や過度の飲酒も危険因子とされているのでなるべく控えた方が良い。男女別では女性の方が多く、女性が7割、男性3割くらいで死亡率は女性は男性より1.7倍高い。発病のピークは男性60歳代、女性70歳代である。女性に多いのは閉経後エストロゲン(女性ホルモン)が減少して血管保護作用が低下するためと言われている。血圧管理に留意し、野菜や果物をよく食べて血管を保護してもらいたいと思う。昨日救急搬送された患者さんは70歳代女性だった。血圧は正常に保たれていたが、いつ発症するか分からないところに怖さがある。この患者さんは難病指定の顕微鏡的多発血管炎という膠原病の治療中だったのでそれと本症発病と関連があるかもしれない。
2025.10.20
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左が白菜、右が大根9月28日に白菜の苗を植えて大根の種を播いたが約3週間でこれだけ大きくなった。私は山梨県の藤田村(今は合併して南アルプス市の一部)の農家の長男に生まれた。農家の跡取りになるべく、農業高校に進学したが、担任の先生の勧めで東京大学進学を目指すようになり結局東大には合格できなかった別の大学に合格して途中でシュバイツアーの著作に感銘を受けて北海道大学の医学部に進学して医師になった。小学校から中学校までは農繁休校があったので田植えや稲刈りを手伝っていたが、高校に入ってからは学校の農場実習があったが殆どさぼって図書館や自宅で受験勉強していたので農作業に触れたのは中学生頃までだったと思う。高校、大学と農業に縁がない生活をしてきて、大学卒業後は東京新宿のJR病院での研修終了後山梨県内の病院に勤めたが家業を手伝うことはなかった。私が結婚した時両親は田畑を売って甲府に家を建てて移り住んでくれた。その時庭先に小さな畑をつくり、花壇も作って植木も植えてくれた。以来父がその小さな畑で野菜を作っていたが私は全く手伝えなかった。父が亡くなってからは義兄が私の妻を弟子にしてその畑で野菜を作ってくれていたがその義兄も今年の3月亡くなってしまった。その後どうするか妻と話し合った。私はもうすでに80歳を過ぎているがまだ病院の常勤医として働いている。聴診器とボールペンしか持ったことがなく、高齢というだけでなく人一倍力なしなので畑作業は無理だろうと妻は言った。でも中学生時代は農業の手伝いをしたことがあるし、農業実習はサボってばかりいたが一応農業高校を卒業しているので自分だって畑作業くらいは出来るだろうと見栄をはった。そして義兄の教えを受けた妻の記憶を頼りに何とか土を起こし、野菜を植えてみた。義兄が亡くなってから今までにナスやキュウリやトマト、ジャガイモなどを栽培してきた。この秋には白菜、大根、を植えたり蒔いたりして何とか育っているのを見るのは楽しい。でも春菊やレタスの種も撒いたがこちらはあまりよく芽が出ていない。休日を利用して園芸の真似事みたいなことをしていて作業が終わってスコップや鍬などを片付ける時にはヨタヨタして歩けないこともあるが上記のように根付いたり発芽してくると結構楽しい。命が続く限りスコップや鍬にしがみつきながら何か育てていきたいと思っている。
2025.10.19
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金魚草今日も稲盛和夫さんの「心」から書かせて頂きます。稲盛さんは人が生きる目的は心を高めること、魂を磨くことだと言っています。そのためには日々の仕事に真摯に取り組み懸命に努力を重ねること。それによって心は自ずと錬磨され人格は高められてより立派な魂へと成長を遂げることができる。と述べています。また心を高めるとは利他の心で生きることで、この心を高めることと利他の心で生きることは一体かつ不可分で他のために尽くすことによって心は磨かれ、美しい心を持つからこそ世の為人のために働くことが出来ると述べています。自らの思いや振る舞いや行動を顧みることによって利己とエゴに満ちた悪しき我を抑え、利他と思いやりに溢れた善き我を実現させていく。そのことが魂を磨き、心を高めることにつながり、人格が陶冶され人生は楽しく豊かなものになっていくと述べています。これは稲盛さんが80歳過ぎて到達した境涯を書いたもので青年時代や壮年時代にはもっと我欲にまぎれたどろろろしたものだったかもしれません。その流れの中で必死に努力して得た境涯がここに書かれているのだと思いますが、私達には到底及ばない境涯のように思えました。しかしこのような境涯に到達した人がいることを知っただけでも幸せだと思いました。それを目指して生きていきたいと思いました。
2025.10.17
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心。 [ 稲盛和夫 ]価格:1,870円(税込、送料無料) (2025/10/15時点)楽天で購入今日本の総理大臣が誰になるかで各党の駆け引きが行われている。自民党総裁の高市氏、立憲民主党の野田代表、国民民主党の玉木代表等の名前が上がっており、日本維新の会がどの党と連立乃至連携するかで首相が決まるような状況になってきた。稲盛和夫氏の「心」を読み終えたが、最後の方に、自らが携わってきた京セラなどの会社運営をする中でリーダーの在り方の記述があった。総理大臣は一国の首相であり日本国のリーダーである。本書ではどのような人がリーダーに相応しいかについて「常に勤勉さを持って仕事に身を捧げ、自らの心を高め続けている人」と書いてあった。「そのような人であれば権力を握ったとしても傲慢になったり、堕落したりしないはずです。それはつまり人生を生きるにあたって素晴らしい哲学を持っているということです」人生の仕事結果=熱意x能力x考え方の方程式が成立し、いくら熱意や能力があっても考え方がマイナスならマイナス仕事になってしまう。世の為、人の為、世界平和の為粉骨砕身働きながら常に自らを磨いている人がリーダーに相応しいと述べていたが、現在候補に上がっている高市、野田、玉木氏の中では誰が一番自分を磨いているかを見極めた上で選んでもらいたいと思う。
2025.10.15
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10月11日(土)山梨県民文化ホールで午後2時から開演の辻井伸行さんとARKの演奏会に行ってきた。辻井さんのピアノ演奏とバイオリン、ビオラ、チェロ、フルート、トランペット等との共演だが辻井さんは勿論超一流だがバイオリンやビオラ等の奏者も一流の人達ばかりで感動した。辻井さんは全盲で生まれて外界のものは何も見えないが、心の中には壮大な世界が広がっているのだろうなと思った。私もピアノを習って10年以上になるが、辻井さんの千分の一も弾けない。私は目が見えるので楽譜を見たり鍵盤を見たり音を聞いたりして教えを受けてきたが、辻井さんはそれらのものは全く見えないので音と触覚のみでピアノを習ってきたのだと思う。人は天才というが私は人の何十倍もの努力で今日を築いた大努力の人だと思う。世界中で最高の演奏をして賞賛されているが、甲府の地でその一端を拝聴することが出来て幸せだったと思う。今私はヨハンシュトラウスの「美しき青きドナウ」を練習しているが、見かけよりかなり難しくて嫌気がさしていたところである。辻井さんのことを思えば嫌気などと言っていられないと思い、新たな気持ちでピアノに向かわなければと思った。
2025.10.13
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キンモクセイ脱毛には大きく分けて円形脱毛症と加齢に 伴う脱毛がある。円形脱毛症は若年発症することが多く皮膚科を受診して治療を受けるケースが多く、自然治癒も含め治癒することが多い。加齢による脱毛は男性型脱毛症とも言われ男性ホルモンの影響で毛周期が早くなり、抜け毛が多くなり、薄毛になったり禿げたりする。通信販売で多くの高価な育毛剤が出回っており、色々ためしている人が多いが、効果があったという報告は殆どない。それでも藁にもすがりたい心情でお金をつぎ込んでいる人が多い。日本医師会雑誌10月号の特集は「脱毛症診療の現状と展望」だった。薄毛や禿げた人は病医院を受診しないで自分でかなり高価な育毛剤を購入して試しているが効果がないというのは前述した通りだが、男性型脱毛症の治療について、心斎橋いぬい皮膚科院長の乾 重樹先生が効果のある内服薬、外用薬について書いていた。内服薬でフィナステリド(プロペシア)、デユタステリド(アボルブ)があり、いずれも実地臨床で良い効果を上げているとのことだった。外用薬ではミノキシジル(リアップ)があり、フィナステリド(プロペシア)を内服しながらミノキシジル(リアップ)を外用で使用すると相乗効果が認められているとのことだ。他に赤色LED照射も効果が実証されているとのことである。薄毛や禿げは高齢になれば仕方がないものと思い、皮膚科を受診する人は殆どいないのが現状だが、この記事を読んだら、漫然と効果のない高い育毛剤を使用し続けるよりも、皮膚科を受診した方が費用も安いし、効果も期待できるのだなと思った。
2025.10.12
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ピンクと赤のコスモス医師会報に学生時代ローソンでアルバイトしていた人の投稿が載っていた。コンビニは何年か前から外国人店員が大半を占めるようになってきているが学生アルバイトもいたのだなと思った。その人は大抵月15回以上、多い時は月28回出勤したこともあったという。当時の日中の時給は575円、夜は730円だった。最初は午後5時から夜10時までの勤務でもらえたのは3000円弱でお金を稼ぐのは大変なのだなと思ったとのことである。仕事を覚えてからは深夜の一人勤務に入るようになり、夜10時から朝8時までの深夜勤務に週3回入り、その他日勤、夕勤、準夜と様々な時間の勤務に入り、深夜明けの翌日の授業は居眠りをしていたかもしれないとのことだった。恐らく家庭が貧しくて、アルバイトをしないと下宿代や医学部の授業料を払えないことから始めたアルバイトだと思うが、昼も夜もローソンに入りびたりで大学の授業はどうなっていたのかなと思った。無事卒業して立派な医師になっているのでローソンと学業を見事に両立させたのだと思ったが、「両立どころか、社会を知らなかった未熟な自分にお金を稼ぐことの大変さやお客さんのクレームへの対応の難しさなど様々なことを教えて頂いて、医師として働くようになってからも大きな支えになっているとのことだった。私も医師になる前は沖仲仕など様々な仕事を経験してきたが、医師になってからも、その当時様々な仕事をしてきた経験は大いに役立っていると思っている。
2025.10.10
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初夏の頃咲き終わったアジサイがまた咲き始めた京大特別教授の北川進さん(74歳)がMOFという金属と有機物の構造体を作ったことでノーベル化学賞を受賞することになった。北川さんは1997年に亜鉛イオンと炭素などを使った分子を作り、その内部に気体を貯蔵できることを示して、メタンや窒素、酸素などを吸収したり放出したり出来ることを示した。MOFは穴の大きさを自由に設計できるため内部に様々な種類の気体を貯めることが出来るので砂漠の空気から飲料水を作ったり、炭酸ガスや有毒ガスを吸い取って除去したりする技術への応用が進んでいて、地球温暖化対策の有力な武器になるかも知れないと考えられているもので、今回の受賞を契機に一気に使用範囲が広がり、使用頻度も高まるかもしれない。受賞決定のインタビューで北川さんは「感激している。私がやってきたのは新しい材料作り、新しいことへのチャレンジで、新しいものをつくっていくことを30年以上楽しんできた。同僚、学生の皆さんに感謝しています。理解してくれた家族にも感謝しています」と話した。本人の楽しみながらの弛まない努力と家族はじめ同僚、先輩、後輩など皆様方の理解と応援が今回の快挙をもたらしたものと考えられ、国民の皆様と一緒に心からの祝福を申し上げたい。
2025.10.09
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庭に咲いていたカタバミ、葉はハートが3つハートが尖ったところを中心にして並んでいる。大阪大学の坂口志文特任教授(74歳)がアメリカの二人の研究者と共に「免疫が制御される仕組みの発見」でノーベル生理学・医学賞を受賞することが決まった。病原体を攻撃する免疫細胞の中に免疫反応の暴走を止めるブレーキ役の「制御性T細胞」があることを発見した功績によるものだ。慢性関節リウマチや皮膚筋炎などの自己免疫疾患は体を護るための免疫機能が過剰のため病気になってしまった状況だが、生体内には過剰になるのを防ぐ「制御性T細胞」があって過剰にならないように調整している。その機能が弱いと免疫細胞は病原体への攻撃だけでなく生体へも攻撃を続けることになり、強すぎると免疫細胞の病原体への攻撃力を弱めてしまい感染症を悪化させてしまう。坂口さん以前の学者はそんな都合の良い免疫細胞が介在しているとは信じがたく、病原体が入ってきたら一様に免疫T細胞が病原菌をやっつけると思っていたので、坂口さんの発見は10年間どこからも見向きもされずアメリカの研究室を4ヶ所も渡り歩いていた。制御性T細胞の研究がやっと世界で認められ始めたのは50歳になってからだった。自分では画期的な発見だと思ったが誰からも相手にされずに何年間も経過していた期間はどんな気持ちだったのだろうか。よく我慢したと思う。辛抱強く訴え続けた信念と忍耐力には心から敬服する。研究を共にした皮膚科医の奥さんはうだつの上がらなかった夫がアメリカを転々としていた間もアメリカに同行してずっと支え続けてきた。2人で頂いた受賞でその喜びは如何ばかりかと思う。坂口さんは学生たちに「何かを成し遂げるには時間がかかるものです。一生をかけるものを見つけるには考え抜くことが必要です」と指導している。信念と忍耐と知性で勝ち取った快挙に心からお祝いを申し上げる。今後、免疫疾患であるリュウマチやアレルギーなどの治療向上にこの発見を大いに役立ててもらいたいと願う。
2025.10.08
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秋植えのキュウリの花、もう秋のキュウリ一本を昨日収穫した。帝京大学整形外科准教授の今西淳悟さんらが、日本医師会雑誌8月号の論文「がんロコモティブシンドロームの概念・分類」の中で、「日本では戦後平和な時代が続き、衛生環境の改善や医療の進歩などで病気や外傷で亡くなる人は大幅に減少したが、がんの罹患者数は増え続け、男性の3人に2人、女性の2人に1人は一生に一度はがんに罹患するようになった。2022年の年間新規がん登録は110万人を超えたのに年間の出生数は80万人を下回り、生まれてくる子供の数を大きく上回る数の人ががんに罹患している時代を迎えている。しかしがん患者の寿命は延びており、がんと共存している時代といえる。」と述べていた。がん診療が進歩し、再発や転移を生じても長期間の生存や治癒の可能性が出てきた現在においては、病院に長期入院している病気ではなくなり、外来で治療を受けながら勤めに出て働いたり、地域社会への参加等が求められる時代になっている。とも述べていた。ロコモティブシンドロームというのは活動障害という意味で上にがんをつけてがんロコモというのはがんによって活動障害をきたしている状態という意味で、それを脱するように整形外科医やリハビリ担当医、がん治療医等は努力していくべきだが、今まではそのロコモ対策が十分行われてこなかった。社会全体のがんに対する認識も変えていく必要があり、がんと診断されても、本人も家族も治療医も希望を捨てずに体操などを取り入れながらロコモ対策を指導していくべきなのだなと思った。
2025.10.07
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ツユクサ高市早苗(64歳)さんが自民党総裁に選ばれ、首班指名で初の女性総理誕生の可能性がでてきて心よりお祝い申し上げる。世襲議員が多い中でサラリーマン家庭に育ち、松下政経塾で学んで政治を志して、25歳から総理大臣を目指してきた(今回の総裁選で中学、高校生との対話での質問に対する返答)との心意気には敬服する。今回総裁に選出された直後の挨拶で「ワーク・ライフ・バランスを捨てて働いて、働いて、働いて、働いて、働いていく」と述べて、過労死防止に取り組んでいる人達からは批判されているが、思いもかけない総裁に選出され、感極まって「どんなことにも夢中で取り組み、命を懸けて働きます」と言いたかったのだと思う。しかし課題は山積している。少数与党のため野党との連立もしくは政策協定がなければ前に進めない。今まで連立を組んでいた公明党からは、政治と金の問題にけじめをつけてもらいたい。企業団体献金の規制強化、靖国神社参拝と諸外国との関係、外国人排除でなく意欲のある外国人は包摂していく必要がある。維新が掲げる副首都構想には賛成しかねるとして、納得できる返答を頂けなければ連立解除もありうると言われている。自国のことしか考えていないアメリカトランプ大統領とどのようにつきあっていくのか。今まで保守強硬派とみなされてきて、中国、韓国などからは警戒されているが今後どのように付き合っていくかの問題がある。財政については積極財政派で大型予算も辞さない主張をしてきたが、財政赤字を立て直す安定財源の確保構想はあるのか。内政外政とも本腰をいれて取り組んでいかなければまた短命内閣になってしまうかも知れない。稲盛和夫さんは会社経営では自分さえ儲かればよいとする利己主義でなく従業員を含む他人が潤う利他主義でなければ必ず消滅してしまうと述べている。高市さんは日本を大事に思い日本を最も愛する自民党員に支持されてその頂点に立ったが、経営の基本である利他活動がなければ外国から見放されてしまう。国民一人一人の幸せを考え、諸外国の人達も心から大切にして、日本を発展させて頂きたいと心よりお願いする次第である。
2025.10.05
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満開の彼岸花。今年は猛暑が9月になっても続いたので満開が10月にずれ込んだ。生命とは何なのかと色々な観点から論じられてきた。細胞から成り立っているもの、DNAを有するもの、呼吸しているもの、増殖するもの等と言われてきたが本質を的確に表現したものはなかった。本年4月19日の内科学会総会で生物学者で青山大学教授の福岡伸一さんが「生命を捉えなおす」という題で特別講演を行った。今から100年前シェーンハイマーという生物学者が生命体は固体というよりも流体で絶えず合成と分解を繰り返しているものだと明らかにした。100年以上前にフランスの哲学者ベルクソンは、宇宙の大原則であるエントロピーが増大するということは、何事も時間と共に形あるものは崩れ、高温は冷え、金属は錆びる方向に流れるということだが、生命はエントロピー増大に逆らって、先に破壊して新たに作り直しており、その時絶えず他者に何かを渡し、自分も何かを他者からもらって再生を繰り返していると述べている。そこでは生物体相互の補完や協力が働いており、進化は決して利己的遺伝子の独壇場ではなく、利他的共生が織りなしたものである。と福岡さんは解説していた。福岡さんは大阪万博のテーマ事業のプロデューサーを任され「いのちの動的平衡館」を建設し、エンブリオというパビリオンを作り、絶えず移ろいゆく32万個の光の粒子たちが利己ではなく利他によって紡がれてきた38億年の生命のドラマを描き出しており、多くの入場者が生命について学んでいるとのことである。ドーキンスの「利己的な遺伝子」は私も15年くらい前に読んだが、生物が生き残るためには自らのコピーを増やそうとする遺伝子の利己性があり、争いは無くならないという内容だったと思うが、福岡さんの生命論はドーキンスの利己的遺伝子に真っ向から対決し、生命とは本来利他的なもので、常に流れに逆らって上昇しようと努力しているものだと説明していた。生物の死も生命にとっては最大の利己的振るまいとのことで福岡生命論をもっと深く学びたいと思った。これらのことは万博で詳しく展示してあるとのことだが、日程内に万博に行けそうもない。パソコン動画でも説明しているとのことなのでそれを使って学ぼうと思う。
2025.10.04
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心。 [ 稲盛和夫 ]価格:1,870円(税込、送料無料) (2025/10/2時点)楽天で購入昨日用事があって東京の東大安田講堂に行ってきた。東京駅を乗り継ぎ起点にして本郷三丁目で降りて安田講堂迄歩いての往復でスマホで測定した歩数は9千歩を超えていた。長い東京駅構内を乗り換え口を探して何通りも歩いたが、その時対向の歩行者は男も女も老いも若きも様々な人達が様々な歩き方で側を通り過ぎていった。私は疲れていてヨタヨタフウフウしながら皆に追い抜かれながらやっとの思いで歩いていたが、皆さんは何も考えていないかのように機械的な感じですれ違って行った。東京には大勢の人がいて毎日、毎日通勤や通学、遊行等のため急ぎながら歩いているのだなと思った。自分と他人を感ずる良い機会になったと思った。用事を済ませて帰路についた時東京駅のツタヤ書店に寄った。甲府までの中央線の車中で読もうと思って適当な本を探したら、稲盛和夫さんの「心」が目について買った。全ての基本は利他の心でそれが自分が関わった京セラやKDDI、そして日本航空を立ち直らせた心だったとのことである。しかし稲盛さんとて全て順風満帆だったわけではない。少年時代から青年期を経て社会に出るまで彼の人生は全てうまくいかなくて挫折と失望の連続だったとのことである。そのような人生の中で一つだけ驚くように成功したことがあり、それは印刷工場を経営していた実家が空襲で工場も家も全勝してしまい、真面目に働いていた父親が抜け殻のようになってしまった時、父親に紙袋の製造販売を提案して高校生だった自分は授業の合間や日曜日には朝から晩まで自転車の荷台につけてその紙袋を売り歩いていっぱい売って大成功を収めたのである。後年その成功を振り返った時、他のことはほとんどすべて自分の欲得や保身、あるいは人から褒められたいという自分のために行ったことに対してその紙袋売りは、家計を助けよう、家族を守ろうという他者への思いやりから初めて、自分のことより他人のために必死で売り歩いたから成功したのではないかと気が付き、将来の成功の原点になったとのことである。利他と言ってもいきなり世界のため、宇宙の為といっても従業員にはピンとこないことがある。家族のため、同僚職員のため、会社のため、隣人のためというように身近な他人のために一生懸命になる心、これが一番大切で、その心はやがて世界のため、人類のためにと広がっていき、終局的には自分を最高に幸せにしてくれる生き方になっていくと自らの体験を交えながら語りかけてくれた素晴らしい本だった。おかげであっという間に甲府駅に着いてしまった。
2025.10.02
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今咲いている真っ赤なコスモスドジャースの大谷選手がレギュラーシーズン最終試合で55号ホームランを打ち、打率2割8分2厘、投手としては1勝1敗で終了した。ホームランは1本差でホームラン王になれなかったが自身最高の本数である。投手としては最近2試合では5回以上投げて一点も与えず、味方が4点以上取っていて勝ち投手の権利を持っていたが、その後のリリーフ投手が打ち込まれて勝ち投手になれなかったが、見事な投球でポストシーズンでの二刀流の活躍が期待できる内容だった。本日から始まるポストシーズンで勝ち残ってワールドシリーズに出場して昨年同様世界一になってもらいたいと思う。世界情勢は戦争などが続いており暗い、個人としても健康問題や経済、社会問題で暗い気持ちの人も多いと思う。でも大谷の活躍をみると気持ちが明るくなる。大谷は世界の暗さを打ち払う救世主だ。これからも大活躍してくれることを願っている。
2025.09.30
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今も咲いているミニバラ9月25日の朝日新聞に「消えゆくブログサイト」というかなり大きな記事がでた。gooブログが11月で終了するとのことで2019年にYahooブログが終了し、23年にはLINE BLOGが終了した。これからもブログサイトの閉鎖が続くものと思われる。数年前に閉鎖した担当者は「広告収入でサイトの運営費を賄ってきたがアクセス数は最盛期の三分の一に減り、広告単価も下がり、20歳代、30歳代の若い世代がブログを新たに開設することは殆どなく、老人世代が交流を続けているがやがて消滅していくだろう」との見方をしていた。現在はフェイスブックやX,You tubeなどのSNSの台頭でブログの存在感は急速に薄れてしまったとのことだ。時代の流れはどうすることも出来ないが、Amebaブログの岡本あずさ氏は「ブログはその時しかできない体験や感情が書かれた貴重なもので、セキュリティーやシステム維持の障壁もあり、大変ではあるが、何とか続けていきたい」とのコメントを出しており心強く思った。ブログは時代遅れのお荷物になってしまったのかと寂しい気持ちになってしまったが、上記Amebaブログのように前向きに取り組んで下さっている所があるとホッとする。ブログ運営会社にはそれぞれの事情があると思うが、まず継続すると決めて頂いて広告の出し方などブロガーを惑わすような出し方でなく、もっと効率よくブロガーにも運営会社にも広告会社にも喜びが入ってくるような広告の出し方を工夫してもらいたいと思う。コメントも書きやすいようにして頂きたい。時に広告を見てからでないとコメントが書けないことがあったが、そんなことをしないで広告は広告でしっかり出して利益が上がる方法を考えてもらいたいと思う。ブログがなくなるのは寂しい。運営会社の担当者は広告主もブロガーも共に喜ぶような仕様を考えて前向きに取り組んで頂きたいと思う。よろしくお願いします。
2025.09.29
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休日を利用して庭先の畑に白菜を植え大根の種を播いた。連日日照りが続いていたのでスコップが土に入らなかったので朝、水を大量に撒いておいてから作業したらスコップが土中に入り耕すことが出来た。今までは義兄がコーチしてくれていたが今年の3月亡くなってしまったので、今年からは完全に自力でやらなければならない。白菜の畝の間隔が広くなりすぎてしまったが次回への教訓にしたいと思う。大根は果たして芽を出してくれるだろうか?独り立ちというのは大変なものだと思った。わが家には2か所彼岸花が咲くところがあり、白菜を植えた畑の手前に彼岸花の花芽が伸び蕾をつけていた。もう一か所は椿の樹と重なった所に既に花を咲かせていたところがあった。同じ庭でも少し時期がずれるのだと思った。それにしても彼岸のころになると何十年間も忘れることなく良く咲いてくれるものだと思った。もう少しで花を咲かそうとしている彼岸花別の所で既に咲いている彼岸花。彼岸花が咲く時には葉はないので周囲の葉は椿の葉である。自然界では時がくれば芽を出し、花を咲かせて散っていく。人間社会ではガザ地区の虐殺は続いており、ウクライナ戦争の先も見えない。これらの解決を困難にしている原因に国連常任理事国の拒否権がある。前者ではアメリカの拒否権、後者ではロシアの拒否権があって国連で解決できない状況である。現在常任理事国はアメリカ、イギリス、ロシア、中国、フランスの五ケ国で何れも核保有国で大国である。1945年のヤルタ会談で常任理事国は自国に不利な裁定には拒否権を発動することができると決められ、常任理事国の利益に振り回されながら、国連は不完全な機能を果たしてきた。拒否権は廃止すべきで、世界中の国々がみな平等に幸せになるように決めごとを作っていく組織でなけれなならないとの声はあちこちから上がるも、最終的に国連を牛耳っているのは常任理事国5か国で、国連改革を叫んでも、どこかの国が拒否権を発動すれば没になってしまう。今度の石破首相の国連演説は勇気のある立派な発言だった。人命を救うために、常任理事国以外の国が団結して拒否権を何としても廃止してもらいたいと願う。
2025.09.28
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まだ順々に咲き続けている朝顔今朝の新聞にトランプ米国大統領、我が国の石破首相、李在明(イジェミョン)韓国大統領の国連での一般討論演説が載っていた。トランプ大統領は国連は役割を果たしていないと批判し、炭酸ガス排出が気候変動をもたらしているというのは史上最大の詐欺であると批判し、国連が資金面で支えている移民は秩序を乱し、犯罪を重ねる愚策で米国は断固反対するなどの演説を行った。李在明(イジェミョン)韓国大統領は北朝鮮の非核化を段階的に行っていくと述べた。日本の石破首相は国連の現在の制度、他の国が全て賛成もしくは否決と決議しても常任理事国が拒否権で反対したら採択されない制度は、「国連が抱える内在的限界は明らかだ」と改革をせまり、「全体主義や無責任なポピュリズムを排し、偏狭なナショナリズムに陥らないで、差別や排外主義を許さないために過去を直視する勇気と誠実さ、他者の主張にも謙虚に耳を傾ける寛容さを持った本来のリベラリズムを土台にしなければならない」と訴えた。利己的で自分本位、自分さえよけえば良いとするトランプ氏の演説内容とは天と地の違いで素晴らしいと思った。自身が総理を勇退すると決めて自民党のしがらみから解き離され、初めて自分の言葉で世界に向かって発信した内容で、今総裁選を戦っている人達も肝に命じてもらいたいと思った。
2025.09.25
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花壇の端の方で咲いていたゼラニウム昨日国連総会があり、紛争が続くイスラエルとパレスチナ国家が共存する2国家解決に関する国際会議が開かれ、国連加盟国193ケ国中その8割である150ケ国超がパレスチナを国家として承認した。主要7か国でもフランス、カナダ、イギリスが承認し、日本の態度が注目されていたが、岩屋外相は承認するか否かの問題でなくいつするかの問題で日本としては今は承認できないとして見送った。言わずと知れたイスラエル支持のアメリカトランプ大統領に気を使った発言だがこの問題にはガザ地区の人道問題が関わっており、躊躇している余裕はないと思う。毎日イスラエルからの攻撃でガザ地区の人命は失われている。パレスチナ国承認によってその攻撃が止むという保証はないが、国が承認されたなら国連としてイスラエルに制止命令を出すことができる。イスラエルが残虐行為を繰り返しているのはアメリカトランプ大統領の後ろ盾があるからだが、トランプ大統領も人命のことを考えると胸中は複雑だと思う。パレスチナ側のイスラム過激派組織ハマスを壊滅させなければこの問題は解決しないとイスラエルもトランプ氏も考えているようだがハマスはガザ地区だけでなく中東全域に散在しており、武力だけで壊滅したり、活動停止することは難しい。それならまずパレスチナの国家承認が一歩前進だと思う。そのうえでハマス問題は再度国連で協議していくことになると思う。何としても今すぐガザ地区での殺人行為を止めさせなければならない。難物だがトランプ大統領をまず説得する必要がある。岩屋外相は、今回は見合わせるとしているが、何時承認するかの日程を示していない。岩屋外相又は今度決まる新しい総理はトランプ大統領と面談し、命の大切さを訴え、一刻も早くガザ地区攻撃を止めるよう働きかけてもらいたいと思う。
2025.09.24
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ケイトウ今日はお彼岸の中日で甲府から車で約50分の南アルプス市にある両親と姉のお墓にお参りに行ってきた。石塔の狭い隙間に真っ赤なケイトウが咲いていた。誰も植えた訳ではないが自然に生えたものである。家に帰ってきたらこれも植えた覚えがないが、庭に何時からともなく数十年来毎年咲く彼岸花が地中からいきなり花芽を出していた。2-3日したら真っ赤な花を咲かせてくれるだろう。彼岸花は昨年の今頃真っ赤な花を咲かせてやがて地表から消え11月頃緑のニラに似た線状の葉っぱが出てきて冬を越し、4月頃その葉は消えてなくなり、そしてこの9月に地表から花芽を出して花を咲かせる花と葉が一緒に存在することがない不思議な花である。彼岸花の花芽
2025.09.23
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モモ 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語 [ ミヒャエル・エンデ ]価格:1,870円(税込、送料無料) (2025/9/22時点)楽天で購入文化連情報という雑誌にドイツのミヒャエル・エンデが書いた長編童話「モモ」について山形大医学部准教授中西淑美さんがその現代的意義について解説していた。要旨は時間を節約し、無駄をなくそうとする行為が実際には心の中を貧しくし、人間が本来持つ生きるという本質的な意味を奪う行為であると強く警告した内容である。現在の人々は「成功すること、ひとかどの人間になること、沢山のものを手に入れること」が人生で最も大切だと信じ込み、そのために時間の無駄使いは止めて、大切なことのためにだけ時間を使うのがよいと思っている人が多い。童話モモでは、時間の概念が主観的時間と客観的時間に分けられ、客観的時間とは時計が刻む無機質の時間であり効率化や節約の対象になり、時間を秒単位で計算し、人生のあらゆる活動から無駄を排除しようとする。主観的時間は個人の心によって感じられ、その質的な体験によって無限の深まりを持つ「生きた時間」である。たのしく充実した時間は一瞬のように感じられ、退屈な時間は永遠のように感じられる。モモの作者はこせこせした時間にとらわれる生き方でなく、時間にとらわれることなくおおらかに生きるべきだと、登場人物を介して言わせている。私は昔の人間で、一分一秒を惜しみながら、ガリ勉してここ迄きた。ひとかどの人間になるためには一分、一秒も無駄にしてはいけない。時間は金以上に大切なのだと思ってきたが、この本では時間節約や時間に追われる生活は人々の生活を画一化し、冷たく寂しいものに変えると述べていた。時間は生命であり、息をしているものだ。けちけちしないで好きなことには存分に使うべきだとの考え方はガリ勉人間にはとっさには理解できないが、時間の考え方には色々あり、モモの作者ミヒャエル・エンデさんの考え方も大いに学んでいく必要があると思った。
2025.09.22
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実が成らなくなった頃、剪定したらその後花を咲かせ、実を成らせているナスの花今年は異状に暑い日が続き、野菜などの不作情報が多い。わが家では庭の片隅に小さな家庭菜園を作ってジャガイモやトマト、キュウリ、ナス、ピーマン、オクラ、スイカなどを作ってきた。毎日水をやってきたのでそこそこ収穫することが出来た。ジャガイモは男爵とメイクインを作ったが豊作だったと思う。トマトは苗選びから失敗したのかもしれないが、実が成るととっての所を虫に食べられ、良質なトマトは余り収穫できなかった。樹が大きく繁茂して実よりも樹を育てた感じだったが適当な時期に剪定しなかったのがいけなかったのかもしれない。キュウリは4本を一列しか植えなかったが次から次に実をつけ自分の家だけでは食べきれず、お隣さんに分けてやろうと思ったが、お隣さんも今年は庭で野菜を作っているらしいとのことで分けてやれず余ってしまった。ナスもよく実をつけたが8月中旬頃にはあまり実が成らなくなったので思い切ってかなり背丈を短く剪定した。その結果9月に入ってからは花が沢山咲いて実が沢山成っており今日もこれから収穫に行く予定である。トマトは樹ばかり繁茂して実が少なかったが、ナスはもう終わりかなと思った時剪定したら脇芽が出て花を咲かせて実を沢山つけている。剪定は農業の基本なのかも知れないが、知らないともう終わりだからと抜いてしまったら今新鮮なナスをたべることは出来なかった。スーパーや八百屋さんには新鮮な野菜が並んでいる。その道のプロの人達がその野菜の特色などを考えながら必要な手を加えて立派な産物を作っているのだと思うが、ナスについては私でも今後はある程度収穫で来るかなと思った。
2025.09.21
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丸まった背中 曲がった腰・うつむいた首 何歳からでも自分で伸ばせる! 名医が教える最新1分体操大全|本 1分体操 ストレッチ リハビリ 健康 セルフケア 自力で克服 猫背 ネコ背 ねこ背 姿勢 背中 背骨 治る 腰痛 ストレートネック 体操 腰 首 背骨外来 痛み 痺れ しびれ価格:1,738円(税込、送料無料) (2025/9/20時点)楽天で購入勤務先の入り口の手前に大きなガラス戸がある。通勤してくると嫌でも自分の姿が映る。腰が曲がり、背中が曲がっている。齢だから仕方ないと思っていたが、上記の広告をみて、本当に何歳からでも自分で真っすぐに伸ばせるものなのかと思って買って読んでみた。背伸ばし姿勢をして3呼吸して一旦休み、それを3回することを1セットとして1日5セットしてくださいと言った内容でいくつもの体操のパターンが紹介されていた。あれもこれもというと混乱するので自分にできそうな体操2つか3つを選んで実行すればいいのだなと自分で勝手に解釈してやってみたが、それで背中がまっすぐになるとはとても思えなかった。勤め先の中にも所々に鏡がある。腰や背中を丸めて歩いていると患者さんと間違えられそうだ。ある時胸を張って歩いてみた。これだと思った。本を読むのもいいけれど、歩行や日常生活の中で胸を張ったり腰を伸ばしたりすることを心がけることが大切だと思った。そう心がけて廊下を歩くことにしたが、先日胸を張りながら腰も真っすぐにしてみた。腰の曲がりは年齢でどうすることも出来ないことだと思っていたが、胸を張った状態で腰も延ばしてみたら、出来たのである。腰も真っすぐになったのである。これからは毎日廊下を歩く時には胸を張り、腰も延ばして歩くことにしようと思った。
2025.09.20
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毎日咲いて新しい実を成らせているオクラ昨日東京で行われた若い時には良く参加していた心を同じくする仲間医師の勉強会に久しぶりに参加した。医師の基本精神の確認である。治療技術を高め研究を怠らない事、疾病として診るだけでなく心の問題も含め患者さん全体の治療を心がけること、患者さんに寄り添うこと等を各人の体験発表などを通じて学んできた。自らについて反省してみた。年取った今、患者さんに寄り添えることはできているかもしれないなと思った。先週は13日の土曜から日、月と3連休で患者さんの回診が出来なかった。今朝の回診で脳梗塞の91歳の女性患者さんが長い間(3日間だが)来てくれなくてやっと来てくれて嬉しいと涙ぐんでくれた。この患者さんだけでなく、他にもそのような思いを表現して下さる患者さんがいて有難いことだと思う。しかし私の心に残っている患者さんおよびその家族は十分なことをしてやれなかったり不注意でお亡くなりになったり、病状を悪化させてしまったと思える症例である。50年間で何例かあり、ずっと昔のことでも鮮明に覚えており、申し訳なかったとずっと思っている。殆どの医師の共通の悩みであり苦しみだと思う。でもそのためにいつも打ち沈んだ暗い気持ちで生きていたら新しく出会う患者さんに申し訳ない。過去の症例については心からお詫びして反省し、新たな患者さんにはそのようなことのないよう、細心の注意を払いながら治療し、激励してやろうと思っている。
2025.09.16
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アメジストセージ昨日の同窓会には37人集まった。同窓会の会員数は172人なので21.5%、5分の1より少し多い人数が集まった。出席できなかったのは仕事で忙しくて出れなかった人もいると思うが、気後れして出れなかった人が大部分ではないかと思う。このような会合では近況報告させられることが多い。代わり映えなくあまり目立った活動をしていない人からするとおっくうになり、ついつい足が遠のいてしまうのではないかと思う。また責任感の違いもあるかもしれない。第一内科出身者として第一内科の発展に少しでも寄与したいと思う人と、自分は今この場所でしっかり働いている。過去に所属していた第一内科とつながりを持たないと働いていけないということはない。今更過去の人達との集まりに参加する気持ちはないという人達もいるのではないかと思う。いずれにしても37人は集まった。様々な活動報告や近況報告がなされた。多かったのは自分自身の健康の維持に関する報告で、診療の合間にプールに行って水泳をしている人が意外と多かった。ジョギングしている人もいたし、野球部に入っている息子の相手をしてノックや走塁、キャッチングの訓練をしている人もいた。医師は健康を守る職業と言われている。患者さんに健康指導する時、自分が何も健康的なことをしていなくては適切な指導は出来ない。ひと昔前までは同窓会でこのような話題は殆どなかったが今回は殆どの人が健康作りのために何らかの努力をしている話があり、参加者が高齢化してきたことと時代が変わってきていることが関係していると思われた。私は83歳になったが常勤医師として働いており、学会発表して論文を書いて提出した話をした。老人は退き後輩に道を譲っていくのが今までの普通の流れであった。しかし私は若者達と一緒になり、お互いに切磋琢磨しながら仕事をしている。今や時代は長命化の時代である。老人でも役立つ所があるならば臆することなく堂々とその部署を守るべきだと考えている。そこに集まった同窓生たちは私よりかなり若い人たちだがやがて年取り私のような老人になって行く。若者には希望の指針がある。しかし老人には指針はない。私は皆さんが年とった時の生き方の指針になるつもりだという話をしてきた。
2025.09.14
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バーベナ(美女桜)9月というのに連日30度以上で「拡声器で熱中症アラートが出ていますので注意してください」と放送されており、実際外に出てみると猛烈な熱射で、数分でも作業できる状況ではなかった。ここにきて一昨日の夜激しい雷雨があり、昨日は初めて平均気温が30度をきり、今日も今の所27度Cで熱中症アラートの放送もない。外に出て妻に頼まれてまだ咲いているけれどヒマワリを抜倒し、畑を少しばかりスコップで耕した。これから同窓会に行かなくてはならないのでここ迄にして、続きはまた今日のような曇りの日にやろうと思う。
2025.09.13
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タマスダレ:妻は春にも咲いて今度は2度目の開花だと思うと言っていた同級会というのは同じ学年の卒業生が何年か後に集まって昔話をしたりお互いの成長ぶりを確かめ合ったりするものだが、同窓会というと学年は違っても同じ学校を卒業した者同士が集まる会というのが一般的だ。しかしある会社に同じ頃就職した仲間同士とか、研究室で一緒に研究した仲間同士の集まりなどに同窓会と言う言葉を使うこともある。私は明日第一内科同窓会に参加する。それは大学病院の第一内科という教室で一緒に診療したり研究したりした仲間同士の集まりである。年齢は様々で若い人から年寄りまでいる。私は今の医大が新設されて付属病院が開院した時の初代医局員で初代医局長を務めていた。その後健康管理センターに出向したり市中病院で働いたりしているが源は第一内科ということでこの同窓会には毎年参加している。教授は変わり、今は4代目の教授が指揮を執っているが、この同窓会は今の教授が就任する前から続いているので教授もこの同窓会を大切に思ってくれている。会では各年代の活動報告などがなされるが、私は同窓生の中で最年長になってしまったので、最初に挨拶をさせられるのではないかと思う。加齢で体の動きが鈍くなり、いっぱいいっぱいの生活をしているが、それは歳をとれば当たり前のことなので、それはあまり強調しないで、3月に学会発表して7月にはその発表内容を論文化して提出したことを報告しようと思う。歳をとっても学会発表や論文を書くことが出来るのだということを若き同窓会員達に示してこようと思っている。
2025.09.12
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庭のヒマワリ石破総裁・総理の辞任を受けてまず自民党総裁選がスタートした。9月22日告示で10月4日投開票で選挙はフルスペック型(議員票と党員・党友票が同価値)で行われるので100万人いると言われる党員の意向がかなり反映される選挙になると思われる。下馬評では高市前経済安保相、小泉農水相、林官房長官、小林元経済安保相、茂木前幹事長などの名前が上がっているが誰が当選するか分からない。そこでしのぎを削ってやっと総裁に当選しても少数与党なので首班指名選挙で立憲民主党代表の野田さん、国民民主党代表の玉木さんらが多数派工作や条件闘争をして首相に選ばれるかもしれない。石破さんは満を持して首相に選ばれ、国民からも大きな期待を寄せられていたが、それまでの党内野党的言動で党内の支持基盤が弱かったのでまず党内融和を第一に考えて自分の主義主張を表に出さない政治を行ってきた。それにはそれなりの理由があり、時期がきたら石破色を鮮明にして理想の政治を行っていこうと考えていたが、そこまでは国民に理解してもらえず、選挙で大きな敗北を記し、無念の退陣となってしまったが作戦上やむおえなかったかも知れない。次に総裁に選ばれる人、首班に選ばれる人も作戦をきちんと立てないと、石破さんの二の舞を踏むことになりかねない。首相になる人はまず誠実でなければならない。党に誠実、自分に誠実などもあるが、まず国民に誠実でなければならない。次に実行力である。党に気兼ねし、幹事長に気兼ねしていては駄目である。党内の基盤を固めてから自分色をだすでは遅すぎる。首相に決まったら即、自分は首相であるの自覚を持って采配を振るうべきである。3番目には広く世の中を見てもらいたい。世界の中の日本、多種多様な国民の生活を自分を捨てて党派に関わらずじっくり眺めてもらいたい。後はそれまでに培った自分の能力をふんだんに使って日々学習しながら行政手腕を発揮していくことだと思う。上記の候補者の中でそれに合致する人はいないが、それに近い人はいる。林芳正官房長官である。見栄えがしないし国民人気もイマイチで党員・党友票がどこまで集まるか分からない。外務大臣、防衛大臣、文科大臣、農水大臣、内閣府特命経済財政政策担当大臣などを歴任しているが全然目立っていない。業務は卒なくこなすが、それを自慢したり、誇示したりすることなく黙々と任務をしてきた人だと思う。今までは官房長官として石破総理を立ててきたが、能ある鷹は爪を隠すで、才能的には石破総理以上だと思う。今度の総裁選でもし選ばれれば、総理の道も開かれるかもしれないが、現状ではその可能性は低い。林さんの隠れた実力を認める人が増えてくれればいいと願っている。
2025.09.10
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コスモス昨日は大きなニュースが二つあった。石破総理が辞任表明したことと阪神が史上最速でセリーグ優勝を決めたことだ。本日の両院議員総会で総裁選前倒しが決まれば事実上の解任でその前に自ら辞任した方がよいとする小泉農水大臣らの進言を聞き入れたのだと思われる。阪神は藤川新監督やコーチの選手管理や采配の勝利で文句なしのぶっちぎり優勝で心から称賛したい。反対にぶっちぎり最下位のヤクルトは高津監督以下コーチや選手がバラバラで故障者が多く、なるべくしてなった最下位で、来シーズンは監督交代して心機一転して頑張ってもらいたい。両ニュース共、もっと掘り下げて書きたかったが、今回は活性酸素について書くことにしていたので活性酸素について書く。活性酸素というのは呼吸で取り入れた酸素が酸化してエネルギーに変わる過程で副産物として生ずる老廃物で疲れやすさや筋力低下の張本人でDNAを損傷したり、ミトコンドリアの機能を低下させ、炎症の慢性化の原因になったりする。中でもヒドロキシラジカルは反応性が高く、酸化力も強いので生体分子に損傷を与えたり、がんや生活習慣病や老化の原因になったりすると言われている。しかし近年の研究で活性酸素は悪さをするだけでなく、ウイルスや細菌感染に対する免疫力を高めることもあると言われており、活性酸素を溜め過ぎないことが大切と言われている。それならば活性酸素を溜め過ぎない生活というのはどのような生活であろうか。まずリラックスすることが大切で、いつも息せき切ってはあはあしながら仕事していると活性酸素が溜まるので、時々深呼吸したりしてゆったりした気持ちで生活するのが良い。また睡眠は7時間以上取るようにしたい。眠っている間に活性酸素を追い出してくれる。高脂肪や高糖質は避けて野菜や果物を多く食べる。揚げ物で古い油を何度も使う串揚げやかき揚げなどは活性酸素を増やすと言われている。ケーキや加工肉も活性酸素の観点からは避けたい。適度の運動は活性酸素を減らすが、息をゼイゼイさせながら行う激しい運動は逆に活性酸素を増やすのでそれは避けてウオーキング等の軽い運動をしてもらいたい。活性酸素を溜めて老化まっしぐらになりたくない方は参考にして頂きたい。
2025.09.08
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ニラの花今、朝ドラ再放送のチョちゃんは太平洋戦争の末期でチョちゃんの身の回りの人達が次から次に召集されていくところが放映されている。昨日はチョちゃんの旦那さんでバイオリニストの岩崎 要さんが召集され、本日はその友人連平さんが召集された。戦地に行けば殆ど生きては帰ってこれない。死を覚悟しての出征である。愛する人や家族と別れて「行きたくない、死にたくない」が本音だが、家族や地域の人達に見送られて「お国の勝利のために戦ってきます」と出征していく。お国のための戦死は名誉の死で英霊は永遠に称えられると教えられて育ってきた。でも死にたくない、戦地には行きたくないと思う人もいる。その召集令状(赤紙)に背いて逃亡したら非国民として即座に銃殺である。以前の朝ドラで逃亡した人が描かれていて山の中を逃げ回ったが最後は非業の死を遂げた。戦地に行っても、逃げても死ぬのは同じなら非国民と言われて死ぬより英雄として死んだ方がよいと出征を選んだ人が殆どだったと思われるが、残酷な制度だった。勝っても負けても死傷者は出る。その被害者は負けた方が圧倒的に多いかも知れないが、勝者にも傷跡は残る。戦争は絶対にしてはならないと思う。
2025.09.06
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猛暑の中でも辛うじて咲き続けているブルースター通常私は25~30人の患者さんを受け持っているが8月18日の週から9月1日の週までの3週間で一気に12人の患者さんが退院して受け持ち患者さんが激減してしまった。退院時には紹介元病院への報告書や退院後のかかりつけ医への紹介状を書いており、帰りが遅い日が続いた。今日は2人の患者さんが退院した。一人は31歳男性で指定難病クローン病に心臓病が合併した病気で当院に転院してきた時には筋力の衰えが著明で歩くことはおろか立つことも出来ず、少しの時間立っていると失神するような状況だった。それが3か月のリハビリによって院内だけでなく戸外も自由に歩けるようになり、元気で退院していった。感慨無量である。もう一人の方は72歳の男性で腎臓が悪くて血液透析中の患者さんである。4年前に閉塞性動脈硬化症で右下肢を切断していた。今度は左大腿部で切断してその後のリハビリで入院してきた。右下肢切断後は義肢をつけて車を運転したりしてかなり自由な生活をしてきたが、今度の大腿部での切断は思った以上に不自由で大変だったと思う。それでも5か月間一生懸命リハビリして、ベッドから車いす、車いすからベッドに自力で移れるようになり、喜びながら退院していった。最後の回診でお別れの挨拶を交わしたときはこみ上げるものがあった。よく頑張ってくれたと思う。この二人の患者さんだけでなく、12人の患者さん一人一人の紹介状を書く時は、容態が急変した時等様々なことが思い出され、3か月乃至6か月の間にはかなり大変な時もあったが、退院を迎えてみるとあっという間に過ぎたように感じられた。退院時に皆さんは「お世話になりありがとうございました」と言ってくれるが、皆さんよく頑張られ、お礼を言いたいのはこちらの方ですといつも思う。皆さんが退院なさったのでその分新しい人達が入院してくる。また新たな人間関係を築いていくことになるが、お役に立てる間は頑張って行こうと思う。
2025.09.04
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